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ACCA(英国勅許公認会計士)の試験科目について


ときどき、ACCA(英国勅許公認会計士)について質問をいただきます。

USCPA(米国公認会計士)とACCA(英国勅許公認会計士)の比較については、既にnoteでも軽く書いています。


今回、ACCA(英国勅許公認会計士)の試験科目について詳しく質問をされたため、取りまとめることにしました。

まだ今後、追記します。




ACCAの試験科目は13科目!


ACCA(英国勅許公認会計士)の試験科目は13科目。

USCPA(米国公認会計士)の試験科目は4科目(必須科目3科目と選択科目3科目のうち1科目)なので、数が多いですね。。


ACCAの試験科目13科目を挙げるとこのようになります。

  1. BT:ビジネスとIT環境

  2. MA:管理会計

  3. FA:財務会計

  4. LW:会社法と商法

  5. PM:業績管理

  6. TX:税法

  7. FR:財務報告

  8. AA:監査と保証業務

  9. FM:財務管理

  10. SBR:戦略的事業報告

  11. SBL:戦略的事業リーダー

  12. AFM:上級財務管理

  13. AAA:上級監査と保証業務

  14. ATX:上級税法

  15. APM:上級パフォーマンス管理

注意:最後の4科目は2科目選択となります。


ACCAの試験科目13科目の内容


BT:ビジネスとIT環境

経営学、経済学、CPAとしての基礎知識。


MA:管理会計

管理会計や原価計算の基礎知識、統計学。


FA:財務会計

簿記の基礎、IFRSベースの財務会計の基礎知識。


LW:会社法と商法

国際法の基礎、国際取引の条件、会社法の知識。

PM:業績管理

高いレベルの管理会計。会社のパフォーマンスを分析し、英語で説明。


TX:税法

英国税法の基礎知識(法人税・付加価値税・個人所得税など)と税金のメカニズム。


FR:財務報告

IFRSの細かな知識を身につけ、英語でIFRSを説明。


AA:監査と保証業務

監査の基本。CPAの業務の基礎知識を身につけ、英語で説明。


FM:財務管理

コーポレートファイナンスの基礎知識と高レベルのファイナンス(企業価値算定・海外取引のヘッジなど)


SBR:戦略的事業報告

IFRSを最高レベルで身につけ、英語で会計士として議論。

SBL:戦略的事業リーダー

ビジネスのさまざまなケースで、CPAとしての知識で解決案を提案。


AFM:上級財務管理

AAA:上級監査と保証業務

ATX:上級税法

APM:上級パフォーマンス管理

実務レベルの深い知識、英語での高いアウトプット力。



USCPA(米国公認会計士)とACCA(英国勅許公認会計士)の比較のガッツリ版は、「USCPAどこのブログ」で書いています。


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