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英語の伸び悩み解決は「音」に集約される①単語学習

英語は何度挫折したとしても、やっぱりもう一度やろうと思うもの。
なぜ私たちは英語にここまで惹かれるのでしょか?

英語を何度もチャレンジしていて、いつもここで進めなくなる・・
だったり、どうしてもここが伸びていかない・・という英語の伸び悩みを
突き詰めていくと最終的に英語の「音」にたどりくことを知りました。

これから英語の伸び悩みをどうにかしたいみなさんにお届けします。
今日は単語学習をテーマにお届けしていきます。

単語が覚えられない根本的な原因

2018年秋に開講した英単語の覚え方「秒速記憶」講座には
1年間に120名の大人の英語学習者のみなさんが受講されました。

受講理由で多かったことはこちらです。

・単語が覚えられない
・すぐに忘れてしまう
・単語を覚えることが苦痛
・頑張っても覚えられない
・どうやったら覚えられるのか知りたい

あなたも単語学習で同じことを思ったことがあるかもしれませんね。
でも、問題はここからです。みなさんの受講理由は、根本的な原因を知る
入り口でしかありません。

英語を教えてきて、さまざまな伸び悩みを見てきましたが、表面的な問題解決では
また同じ問題が起こってきてしまうことを何度も経験してきました。

例えば「単語が覚えられない」この一言でも、実は一人一人の覚えられない内容が
違うのです。ですので、さらに「どのように」覚えられないのかを知ることが大切です。

単語が覚えられない内容

「単語が覚えられない」をさらに詳しく掘り下げていきます。

・長い単語が覚えられない
・ひたすら1つの単語を書いていても覚えられない
・毎日10単語覚えているけれど、覚えられない
・品詞の違いや似たような単語が覚えられない

いろいろ覚えられない内容が出てきます。
このように具体的にわかると、的確に解決策を見つけ出すことができますが、
この段階でも、まだまだ表面的なので、ここで解決したとしても
また同じ壁にぶつかってしまうのです。これは学習者だけでなく
講師にとってもどう教えていったら解決できるかわからなかった内容でした。

例えばこのように解決策が出てくるかもしれません。

・長い単語が覚えられない
 →単語の品詞ごとの特徴や語源などを知ることで覚えやすくなる

・ひたすら1つの単語を書いていても覚えられない
 →脳の仕組みを活用して、記憶に残る方法を取り入れる

・毎日10単語覚えているけれど、覚えられない
 →復習周期を取り入れていく

・品詞の違いや似たような単語が覚えられない
 →意味を具体的な場面やイメージにして捉えていく
  単語だけでなく表現や文章で確認する

他にも解決案は出てくると思いますが、この案を取り入れていくことで
解決できていく部分も出てきます。

ここでも解決できない原因として、その人の英語の習得段階の違いがあるんです。

英語の習得段階

物事には習得するまでのステップがいくつもあります。
例えば箸の持ち方。聞き手に橋を持って、指をそれぞれの位置へ、
そして動かします。ざっくりとこんな感じです。細かい部分は
人それぞれ持ちやすい方法ができていって、箸を使うことができていますが、
英語習得にも同じようにステップがあります。

この習得ステップのどこにいるかによって、単語を覚えられない解決策を
やってみても、解決できる場合もあれば解決にならない場合も出てきます。

それでは、英語の習得段階とはどんなステップがあるかというと、
最初に英語の「音」が聞き取れるステップがあります。
次に英語の「音」が出せるステップがあり、英語を聞いて話せる
という段階にきます。そして、「文字」が読めるステップへ。最後は
「文字」が書けるステップにたどり着きます。

このように英語習得には4つのステップがあり、
英語の「音」の習得から「文字」の習得へと進むことが自然な習得の
流れになります。1から順に習得していく流れに沿っていけば、
スムーズに上達していくことができるので、伸び悩みも今より
少なくなっていきます。

単語が覚えられないことが始まっている最初の原因

単語が覚えられないことが始まっている際の原因も英語習得の段階の
一番最初のステップである「音」にたどり着きます。

私たちは英語を日本語で覚えていることに気づいていましたか?

これって当たり前のことじゃない?そう思うかもしれません。
でも、これが覚えられない最初のスタートになっていたのです。

あなたは英単語を英語で読めていますか?

単語が覚えられないお悩みの理由に、単語が読めない初級者さんは
結構多いです。私が伸び悩んだ時期もまさに同じでした。

初級者さんの単語学習は初めての単語が読めないから、発音を必ず確認します。
発音に自信がないので、発音を確認するけれど、結局ちゃんとした発音で
覚えられてはいません。

たとえ覚えられていたとしても、発音に不安のある方は
多いと思います。

発音ができていた方が良いのはわかっています。
なぜなら、正しい発音で覚えていれば、英語を聞いた時に聞き取れるし、
英語を話した時も相手に通じるからです。

でも、毎回確認するのは大変で、確認しても発音に不安なまま覚えている現状。。
もし、発音の確認が必要なく、単語を見たら英語の発音で読めるように
なっていたとしたらどうでしょう?

新い単語をみたら英語の発音で読めて、正しい発音のまま単語が覚えられたら
最初から使える単語が覚えられるし、発音を調べて確認する手間が省けます。

それには英語習得の最初のステップ「音」の習得が必要になります。
文字と英語の「音」を合わせていくことで、単語をみたら読めることが
できるようになっていきます。

英語の発音は「フォニックス」と言い、100近いルールがありますが、
最初に38ルールを知っておくと、読み方のルールがわかっていきますので、
最初から全部を覚えなくても大丈夫です。

単語がなかなか覚えられない方は、初めての単語が読めるかどうかを
まずは確認してみてください。そして、もし、読めなかったり、発音に
不安がある方はフォニックスを一度学んでみてください。

単語が英語の発音で読めるようになったら、後は記憶の仕組みに関わる
復習周期を意識した学習を進めていくことで、覚えていくことがスムーズに
なっていきます。




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