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ホントの合格率

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行政書士試験の合格率は10~13%くらいです。それだけ聞くと、

1割くらいの合格率って、なかなか、凄い倍率だな

と感じてしまうかもしれません。しかし、大抵の資格試験は

お試し受験組


の人がいるものです。合格する自信はないけど、とりあえず、どんなものか、体験してみようという人達です。実際の勝負は翌年を考えているわけですね。ただ、そういう人達が実際、どれくらいいるのか、わかりません。法律系の問題で足切り(50%未満)の人はそうなのかもしれません。

どこまでをお試し受験組というのかも、ハッキリしないので、実際に何割いるのか、想像もつかないのですが、案外、多いのかもしれません。もし、全体の2~3割がお試しだとすれば、実際の合格率は、ぐんと上がりますよね。

それに、行政書士試験に関しては、あまり倍率は関係ないんですね。絶対評価ですから。足切りをクリアして、全体の60%以上、つまり、180点以上取れていたら合格です。

そのため、あまり合格率は気にする必要はないんです。それよりも、どの科目で何点取れるか?という配分は個人によって、違ってくるので、その辺りの戦略がとても重要になってくると思います。

一つの科目で満点を取るのはとても難しいことです。総合点が高い人は、たまたま満点になる科目もあるでしょうけど、大抵は全ての科目をまんべんなく、6割以上取っているんだと思います。もちろん、中には

一般知識が満点だった

という人もいるかもしれません。これだけで、56点ですからね、大きいです。でも、そんな人は超稀だと思います。普通は14問中、6問から10問くらい正解だと思います。実際、5問で足切りになる人って意外に多いそうです。確かに年度によっては、事前の対策が事実上、不可能な捨て問出題率が多い時もあります。

一般知識で合格した人、記述式で合格した人、様々なルートで合格出来るのはこの試験ならではなのかもしれません。ただ、普通は、

法律系の択一で7割、一般知識はなんとか足切り+アルファ、記述式は総合して20点以上

を目指すのが現実的だと思います。そうしないと、年度によって、当たりはずれが大きいからです。一回で短期間の勉強時間で受かる人もいれば、何年もかけても、まだ達成できない人もいるのは、

そういう、

戦略上のバランスの悪さも要因

なのかもしれません。


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