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【書評】育児エッセイ 俺だって子供だ!





奥さんのお腹が昨日より大きく見えます。助けてくださいっ!





え?ちょっと、、、



こんな育児エッセイってあります?



私は子供が嫌いです。
なのにもうすぐ父親になってしまう。
正直すごく怖い。
「怖いので育児日記を書かせてください」と文春に企画を持ち込んじゃうほど怖いのです。




だから、、、



ネガティブ過ぎません?





さすがクドカン!!!



誤解を恐れず言うのなら、妊娠って純度100%喜べなくないですか?


実際怯えてる人もいっぱいいますよね?

正直私は長男を産むまでも、産んでからも、常に不安を抱えながらの育児でした。



だって未知のことなのに責任重大。


子供が産まれるって、嬉しいけど怖い。



その想いは言わないだけで、誰しもが持っていると思います。



この本は冒頭からそこを素直にさらけ出してくれるので、安心して読み進められる一冊。





奥さんの妊娠期からかんぱちゃん(お子さんのあだ名)が3歳になるまでを綴った、宮藤官九郎の子育てエッセイ。



陣痛の痛い演技が、助産師さんに相手にされない!とか

夜泣きに対して“1万円あげるから寝てくれ!”とか

“やっぱ子供ってめんどくせえ!”と思ってしまうところとか。笑

もうホント、共感しかない!!!


と思いながらサクサク読み進めていくと、もういつしか“かんぱちゃん”の成長から目が話せなくなっている自分に気付く、、、!



そんな中に盛り込まれる、結婚10年目にして授かった夫婦の、授かる前のエピソード。


周りからの悪意のない「子供は?」と聞かれる話の返しの絶妙さや、その後とても密に子育てをしているクドカンの姿に胸が熱くなる一冊でもあります。



離乳食を残すことを願ったり、携帯の容量を整理するときにはすごく可愛い写真と極端にブスな写真を残したり、初ハイハイを“立つのが面倒くさい横着なおばちゃんのような、”と例えてみたり。



さすがの比喩や着眼点!



全身ピンクで職質されそうなかんぱちゃん(1歳)のエピソードも笑いが止まらない!!!



愛娘を散々ネタにしているのですが、

全てのエピソードに“愛おしいな”という温度を感じる。

とても笑えて、温かくて、タメになる一冊。




子育て真っ最中の方は激しく共感し、

少し落ち着いた頃の方は懐かしく思い出し、

そうでない方は知らない世界のリアルを知れる!


元気が欲しいときにサラっと読める、オススメの一冊です。




せなけいこの表紙もたまらん♡



執筆:かすみん



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