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【書評】『自衛隊メンタル教官が教える「折れないリーダーの仕事』〜やらない勇気を持とう〜


会社員10年目。仕事が嫌なわけではない。辞めたい、と思っているわけでもない。

でも、ずっと5勤2休はしんどいと思っていた。

なんでみんなこんなに働けるのだろう。

私は体力がないのかな。

根性がないのかな。

本当にそう思ってた。


この本を手に取ったきっかけ

リーダー論関係の本を読み漁っていた時、Amazonのおすすめに上がってきた。

自衛隊はどんな状況であっても、戦い続けなければならない。絶対に負けられない。そんな極限状態であっても心を保ち続けるにはどうしているのだろう・・・「自衛隊メンタル教官が教える」にひかれポチ。


自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事
下園 壮太
日本能率協会マネジメントセンター 2017-02-1
6


「何もしないこと」をする、3日間の休息

かれこれ遡ること1年半前の私。

仕事そんなに頑張ってるつもりないのに毎日しんどい → 休日も何もする気起こらない → それでも家事はしなきゃ → 家事だけしかしてないのになぜか疲れて → さらに自己嫌悪 

の無限ループ・・・

間違ったストレス対処法に陥りやすい人は、「ストレスに対処しよう」、「ストレスをなくさなければ」という考えが強い人だ。「問題があれば対処しなくてはならない」という発想をストレスに持ち込んでいるところが、そもそのも背景にある。
「問題→なんらかの対処行動」という発想パターンから離れられない人は、対処を求め、何か特別なことをしたがる。

ああ、これ、まさに私のこと。
問題があれば、即解決したくなる。
見て見ぬ振りなんてできない。
穴があったら避けて通るのではなく、全部埋めたい。

疲労への最も効果的な対処法は「しっかり休むこと」、すなわち「何もしないこと」だ。
自衛隊では、強い精神的ショックを受けていたり、あまりにも疲労が溜まっている隊員がいたら、リーダーは3日間の休みをとらせる。その時、無理に気分転換をさせたり、医療につなぐようなことはしない。まずはただひたすら休ませるのだ。

私、最近落ち込み気味の夫に「旅行にいこっか♪」なんて無邪気に誘ってたな・・・汗

それにしても、「何もしない」って、なんかこの言葉、どっかで聞いたことあるような?

・・・・・・

嫌すごだ!


嫌なこと全部やめたらすごかった
小田桐 あさぎ WAVE出版 2018-04-2
4


小田桐あさぎさんにたどり着いた方の中にも、いろんなエネルギーレベルの方がいると思うんですよね。

とにかくもう、疲れている自覚すらないくらい疲れている人。 ←昔の私

何か行動したいけど、まだよく分からなくて、悶々としている人。 ←今の私w

すでに行動を起こして、あなただけの魅力で輝き始めた人。 ←こうなりたい!

「嫌すご」もこの本も、とにかく疲れている人に読んでほしい。「この本は私に必要だ!」と感じれる人はまだいい。疲れている自覚がない人は、あなたがそっと差し出してあげてほしい。

今のあなたがやるべきことはただ一つ。

「何もしないこと」!!!


「頑張って乗り越える」のは“子ども”。“大人”は「やらない勇気」を持つ

高学歴で真面目で優秀な人ほど、またその組織での成功している人ほど、「頑張ればなんとかなる」という思考回路から離れられない。 ー中略ー 私は、この「頑張って何かを乗り切ろうとする心」を、「子どもの心の強さ」と名付けている。
子ども時代に厳しく「心」を鍛えた人は、目の前に壁があったらそれを乗り越えようとする。 ー中略ー 大人の心の強さをもつ人は、目の前の課題達成にこだわらない。「本当に大切な目的」を見ているからだ。一方、子どもの心が強い人は、決められたことを着実にやることにこだわる。
「子どもの心の強さ」も「大人の心の強さ」も、どちらが良い・悪いという話ではない。 ー中略ー 両方の心の強さをバランスよく持ち合わせていることが理想である。
仕事を切らない限り、疲労のコントロールは難しい。決められたことをやらない勇気、つまり、大人の心の強さが、どうしても求められてくる。

ああ、耳が痛い。痛すぎる。

みんなであの山に登りましょうと言われたとする。

私は、一歩一歩足を前に出せば、いつかは頂上にたどり着くと信じるタイプ。

でも、山に登るだけなら、車でもいいし、ヘリでもいい。

なんなら、そもそも、その山に登る必要ある?

その目的は何か? 常に自分に問い掛けよう。 大人になろう。


「やらないことを決める」

「死ぬまでにやりたいことリスト」を書いてたけど、なかなかできない。やりたいことをできない自分にまた嫌気がさす。

なぜできないのか?

「できない」にばかり注目してた。

そんな中、小田桐あさぎさんと出会って衝撃を受けた私。

仕事も2:6:2の法則で「したいこと」を選ぶようにしているし、家事もだいぶんやめた。

・・・でも、まだなんかしっくりこない。やめても“すごく”ならない!涙

これまでの手順で「必要最小限の仕事を選ぶ」ことができるリーダーは、問題ない。ただどうしても選びことができない人は、「やらないことを決める」というアプローチのほうがうまくいくかもしれない。
「仕事を切る」方法は、おおむね ー中略ー 4パターンが考えられる。 ー中略ー 大原則としては、あくまでも①の「仕事を丸ごと切る」である。仕事の完成度を下げたり、一定の時間で切ったりするのは、あくまでも苦肉の策だと考えて欲しい。

そうか、やめた「つもり」になっていて、自分の中でのレベルを下げただけで、「丸ごと切って」いないからか。

嫌なこと“全部”やめてなかったからか!!!


まとめ

「頑張ればなんとかなる」というのは「子ども」のまま成長が止まっている証拠。早く「大人」になろう。

「やらないこと」を決めて、「何もしない」勇気を持とう。


自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事
下園 壮太
日本能率協会マネジメントセンター 2017-02-16


執筆:Midori


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