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【絵本書評】

『窓をひろげて考えよう 体験!メディアリテラシー』


今回ご紹介する絵本は、

情報の正確さを見破るためのトーレーニング絵本です!


普段自分が、身の回りやTVなどで見たり聞いたりする情報のほんとうの姿を

自分の力で見つけるためのトレーニング方法が分かり易く書いてあります。

この絵本には仕掛けがされていて、穴のあいたページをめくると、

最初のページからは想像できない穴の周りの実際の風景が描かれています。

つまり、小さな穴からしか見えない情報以外の元々見えなかった情景が

どんなものか?という問いかけで絵本は進行していきます。

内容も小学校高学年くらい向けではありますが

難しめの内容のものをあえて幼児期に触れておくことこそが重要!

というのが我が家流。

上に兄弟がいる子はお兄ちゃんお姉ちゃんの読む本の内容かわからなくても

なんとなく眺めているうちに

好奇心の種まきが家庭内で出来ているのだと思います。



絵本の中では、情報を間違って受け取りやすい8つの具体的な例が

TV、SNS、学校での会話、グラフ、などを通して描かれています。

その中からいくつかご紹介します。


穴のあいた最初のページには、

不仲なA国の大統領と日本の首相が とあるパーティーで出会ったのに

お互いに無愛想に背を向け合っているえが描かれています。

この場面だけを見れば

お互いあの国とは仲良くできないなーという印象を持ってしまいます。

ところが、

ページをめくって最初は隠されていた穴の周りの様子を見ると……

3秒前の風景が描かれています。

じつは背を向けあっていた3秒前に

2人は向き合って笑顔で握手をしていたのです!

しかし記事の写真では

笑顔で握手をした3秒後の背を向けた写真が使われていた…という設定。

解説では

一瞬の写真だけから「そうなんだ」とすぐ決めつけず、
こうやって「待てよ、別の瞬間だったら、ちがって見えないかな?」
と、頭の体操をしてみよう!

と書いてあります。


では次の例。

穴のあいた最初のページにはとある外国の街中で、

ほとんどの人がマスクをしているTVの映像が描かれてます。

どうやら伝染病が流行っていることを報道しているようです。

ところが、数字で見ると実際の感染者はその国の人口の0.0004%弱。

本当にみんなマスクをしていたのでしょうか?

ページをめくって、隠れていたTVカメラの外側の

街中の様子を見てみましょう。

すると、全体を見るとマスクをしている人はなんと、ごく一部!

選ばれた部分だけじゃ、まだわからないよね。
伝染病のニュースなんだから、カメラマンは当然、元気そうな人よりは
用心してマスクをしている人を選んで撮ろうとするよね。
ということは、窓のなかが「マスクをしている人たち」なら、
窓のそとにはカメラマンが選ばなかった「マスクをしていない人たち」
がいるかも!


いかがでしたでしょうか?

絵本では、このように情報を受け取る時の

騙されないコツが書いてあるのですが、

逆に、SNSなどでこれから情報を発信する際にも

とても示唆に富んだ作品です。

情報を疑うダウト力、ツッコミ力。

なかなか学校では本気で教えてくれることは難いことが多いので

家でやるのが一番確実!

そのためのバイブル的な一冊です。



執筆・マミー https://ameblo.jp/mami-sophia/

[書籍情報]

タイトル・窓をひろげて考えよう 体験!メディアリテラシー

著者・下村健一
企画/構成・艸場よしみ
イラスト・森絵実子

出版社・かもがわ出版

窓をひろげて考えよう https://www.amazon.co.jp/dp/4780308933/ref=cm_sw_r_cp_api_i_3H-yCb6VFJWNF

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