見出し画像

穴場に満足@安芸・伊尾木洞

かずら橋からのつづきです。

実はかずら橋は、有名な「大歩危小歩危」の関連観光で紹介されています。
「大歩危小歩危」というのは吉野川の流れがつくる奇岩の景観で、多くの観光客が訪れるようです。
「大歩危小歩危」????、なんて読むんだ?って思われた方もいるかもしれませんね。
はい、「おおぼけ・こぼけ」と読みます。
せっかくの日常からの脱出なのに、「響き」が日常に引き戻されそうでそこに行くことはありませんでした、、、嘘です。
川の流れがつくる壮大な奇岩の景観はけっこう見てきているし、なんといってももうヘロヘロでそこに行く体力がなくなってました。
あと有名な観光地ってことで人が多そうなのも嫌悪の原因です。
一番は、疲れすぎていて、頭もぼ〜っとしてます。
思考が低下しているなか、宿までの道沿いにある「おおぼけ駐在所」ってのが目に入り笑いが止まらなくなりました。
おおぼけ駐在所って、ケラケラケラ。
吉本の駐在さんかよ、、、木村進、、寛平ちゃん、ケラケラケラ。
おおぼけ病院とか、おおぼけ小学校とか、あるんか? ケラケラケラ。
・・・ちゅうかオレが大歩危かよ、、、、みたいな。

宿につき、待ち合わせした高知で働く息子と合流しました。
旅行紹介ブログだと、部屋の様子やデェナーの写真なんかupして紹介するのでしょうが、あまりに高級すぎて自慢になるのでやめときます。
少しだけ紹介すると、物部川のダム湖を見渡せる10mほどの仕切りのないガラス張りの窓がある、独立した1棟ウッディな別荘的なオサレな部屋には、ウエスタンエレクトリック社の真空管アンプに、それにベストマッチしたイタリアンスピーカーがセットされ、湖面を見ながら音楽を聴くというコンセプト・・・と、宿のかたに自慢の音響を説明されました。
ワタシ自身はというか、音の良し悪しがわからず熱のこもったステレオの説明に大ボケ状態だったこの家族には、豚に真珠ではあるんだけどね。

でもさ、あまり熱のこもった説明をされるので、せっかくだから聴いてみようかな。
部屋に数枚あったCDは、なになにコルトレーンにステェーベー・ワンダー・ヴィヴァルディにバッハ、、、う〜ん、、お、中島みゆきがあるじゃないか。しかも、なになに「生きていてもいいですか」とな。
よし、これにしよう真空管アンプの大音響だぜ・・・・
♪恨み〜ます、恨み〜ます、アタシ優しくなんか〜ないもの〜
 恨み〜ます、恨み〜ます、いいやつだと思われなくていいもの〜♪
家族に失笑されました。
ダム湖に身を投げよっか・・・・

前置き長すぎで写真がでてきてないな、笑

そのダム湖にボートが浮かんでました。バサーです。
部屋には湖面を臨む、かけ流しの露天風呂が用意されているのですが、バサーから丸見えで〜す。
バサーの間では有名かもね、あそこで見えるで〜ってさ

夕方のバサー

もし、夜晴れていたら満点の星は見れたかもしれませんが、雨だったり曇だったり、、、、大ぼけ〜と湖面をみていました。
朝、も小ぼけ〜と湖面をみていると、いろいろ見えるだけどね。
あ、蝶だ。イシガキっぽいな、湖面を渡っていく、ああ燕にやられた、とか、おぉバスがライズして小魚が湖面を跳ねてにげてくぅ〜、とか、亀がうかんできた、とか、チョウトンボが岸辺に、とか、、、、、
そんななか、朝、湖面から虹が立ち上がりました。

湖面に虹

前日鳴門の入江でみた虹の1/10ぐらいのスケールですが、これはこれでちょっぴりよかったかな。

この宿、申し分ないんだけど朝食の時間が一番はやくて9時なんだよね。
6時に目覚めて7時半には食べたい家族には、なんとも遅くて、、、、
だいたい、9時から朝食たべてたら昼までに腹へらないじゃん。
まあ雨だからどうでもいいんだけど、と湖面に多数できる雨粒の波紋をみながら小ぼけ〜としていると、晴れてきました。
そうだ、まだ朝食までに2時間もあるわけだし、とりあえずお一人様ドライブでもするか、、、何かあるかもしれないしね。
ということで、近所にある滝を見に行きました。

轟の滝
朝の物部川
光る道

雨だし、買い物でもして安芸でしらす丼でも食べて帰りますか、なんて話していたんですが晴れてきました。
安芸近くでなんかないかと調べていたら「伊尾木洞」ってのを見つけました。

伊尾木洞ってのは、ここが昔まだ海だった頃に浸食されてできた天然の洞窟で写真をみる限りではかなり雰囲気のあるところでした。
夏場はマムシがでるから要注意なんて、そそるじゃありませんか。
さらに高知観光20選にも紹介されてなく、人もあまりいそうにない。
とはいえ、さほど期待もせずにいくと、わ、これは素晴らしい。
ほんとワタシ好みの場所でした。
名実ともに穴場だな。

洞窟を歩いていきます。といっても40mほどだけどね
光差す
見上げる
谷底
壮大
透き通った流れにアブラハヤかな?
アブラハヤに加えられたカエル

流れをのなかを観察しながら、風景も撮影しながら進んでいくと小さな蝶に遭遇。あれ?なんだ?これ?見たことない?????

みたことない蝶
なんだろう?
表は青っぽいぞ
メタリックブルーだ

暗くて飛びまくるので上手く撮れなかったけど、10分ぐらい戯れていました。明らかにみたことのない蝶。
結構ドキドキしながら撮って、ドキドキしながら調べると、、、、
どうやらムラサキシジミのようです。
こんな裏の模様でムラサキシジミかぁ〜、と思いきや似たような蝶がムラサキシジミと紹介されていました。
たしかに表はムラサキシジミっぽいんだけどね。


安芸のまちと安芸の海

そこそこ1時間ぐらい歩き、腹も減りだしたとこで、安芸漁港の安芸しらす食堂で「しらす丼」を食べて帰路につきました。

総走行距離1470km・・・・これで日常に戻るんだなぁ、、、、ふぅ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?