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アイドルと表現規制について考える 後編

前回は、アイドルと表現規制に関してAV新法に絡めた危機感の共有と、プロパガンダとしても利用されてきた歴史について語らせていただいた。

今回はアイドルへの批判のやり玉に挙げられがちな恋愛禁止・固定概念の助長について考察させていただく。

アイドルの恋愛禁止条項

人権派活動家がたびたび問題にするアイドルの恋愛禁止に関する件。

「まずアンケートでは、「恋愛は禁止されていますか?」という質問をしました。  
回答は次の通りです。

「禁止されていない」 52・ 2%
「禁止されている」 47・ 8%」

—『職業としての地下アイドル (朝日新書)』姫乃 たま著
https://a.co/3bqpZbe


アイドルで恋愛禁止契約がされるのは約半分ほどであり、全事務所でそういった契約が結ばれているわけではない(参考文献『職業としての地下アイドル』)

裁判になったケースもあるが、損害賠償を認められた事例と認められなかった事例がある。

「恋愛禁止」によってアイドルを守る側面も?

個人的な見解だが、「恋愛禁止」を契約に含めるのはアイドルをパパラッチやゴシップから守ろうとしている側面もあるのではないかと思う。
SNSや週刊誌へのタレコミで誰もが記者になれる時代。
週刊誌はもとより、芸能人の熱愛報道を狙う。

面白おかしく記事やネタにされないよう、防波堤としての恋愛禁止もあるのではないか?
恋愛禁止以前に、プライバシー権の侵害である熱愛報道や不倫報道をなくすよう求めるべきではないのかと思う。
メディアによるデマやガセを流されたり、あることないことを書く人が現れないようモラルが徹底された状態であれば、タレントの交際は基本的に自由であってもいい。

ただ、守らせない規約は存在価値がないので、恋愛禁止を契約書に入れた場合見せしめとしての解雇があるのはやむを得ないと思う。
しかし、明らかに高額すぎる損害賠償請求や離職後の類似職への就業規制は独占禁止法違反にあたるため、契約自体が無効となる可能性が高い。

恋愛禁止について指摘する前に

①プライバシー権の侵害(違憲行為)を行うメディアへの規制を促すこと
②不当な契約は独占禁止法違反により、契約自体が無効になるケースがあるので弁護士に相談すること

この2点をなぜ議題にしないのかが気になる。

メディアがパパラッチしなければ、バレない。
不当な契約におびえないように必要な知識を広報すればいい。

事務所が悪者でないと都合が悪い事情でもあるのだろうか?

また、「アイドルは恋愛禁止」という社会通念は、本気でアイドルに恋をしてしまったオタクが交際を申し込もうと粘着する行為を抑止する効果もあるのではないかと思う。

アイドルはね アイドルだし 恋ができないの
禁断なの だけど恋しい 嘘がつけない
ただ一人 君を選んでしまったら
裏切りと呼ばれてしまうのに止められない

ハープスター『悔恋想』作詞:DJ金魚

アイドルはファンに「好き」と言い、ファンもアイドルを好きだと言う。
中にはリップサービスを本気と捉えてしまう人もいる。
そんなファンに対して、リアルな告白への返し同様振るのはアイドルの仕事上難しいものがある。

でも、「アイドルは恋愛禁止」だから、一線を越えると推しがステージに立てなくなってしまうかもしれない。

契約の内容や現実はどうあれ、都市伝説としてであっても「アイドルとは恋愛はできない」という”常識”は、拗らせてしまったファンを傷つけず、アイドルと適度な距離を保つための平和的な基盤であるようにも思う。

秋元康は恋愛禁止と言ってない?

実は秋元康はメディアで「恋愛禁止とは言ったことない」と言ったり、「卒業した0時から恋愛解禁」と言ったり、恋愛禁止とハッキリ言ってるのか、冗談的なノリなのかいまいち分からない。

どこかで誰か恋してる いけないとわかっても
もしあきらめられるなら 本当の恋じゃない
恋愛禁止条例は ロマンスの導火線
隠さなきゃいけないから 情熱が溜まるだけ
火気厳禁

AKB48『恋愛禁止条例』作詞:秋元康

AKBチームA公演の曲『恋愛禁止条例』
サークルのルールで「恋愛禁止」があるけど、感情は抑えられない。むしろ隠さなきゃいけないから恋の情熱が燃え上がるという歌詞である。

恋愛禁止を破ったとして、元AKBの峯岸みなみが丸刈りにした事は有名だが、指原莉乃や柏木由紀は恋愛報道が出ても特にペナルティを受けてはいない。

AKBといえば「恋愛禁止」が有名だが、その実はそこまで徹底したルールではないのではないか?と思う。
ただし、AKBはグループの運営はAKSだが、研究生以上のメンバー達はドラフト制で芸能事務所に指名され、所属する形式となっているため運営のルールと、各事務所のルールや契約は異なる可能性もあり、一概に定型的な処罰を下されるものではなさそうだ。

当事者の意見

「恋愛を禁止するかはアイドル本人が決めるべし  
アイドルも人間なので、契約や事務所など、他者によって恋愛を禁止されるべきではありません。
しかしアイドルの恋愛禁止は、暗黙のルールとしてファンの間でも、アイドル本人たちの間でも常識のように認められています。なぜならアイドルが恋人の存在を公にしても、デメリットはあるものの、特にメリットはないからです。」

—『地下アイドルの法律相談』深井剛志,  姫乃たま, 等著
https://a.co/8TKZIT5

アイドル達が恋愛をするかどうかは、本人が決めるべきであると姫乃たま氏はコラムに記載しています。

私も同じ意見。
本人や事務所としての戦略・大人の事情色々ありますが、アイドル自身には恋人やパートナーの存在を公にするメリットはない。

「恋愛禁止」を契約として明記する必要は無いが、都市伝説として「アイドルは恋愛禁止」と思われている事はデメリットばかりでもないと思う。

いわゆる、リアコ・ガチ恋営業をしているタイプの子にとっては、ファンが一線を超えてこないための「恋愛禁止バリア」が有効に機能しているのではないかと思う。

アイドルは特定の固定観念を助長させる?

アイドルは異性愛至上主義コンテンツ?

また、アイドルは異性愛主義前提のコンテンツであるとジェンダー界隈の人が指摘する事もあるが、こちらも間違いである。

ゲイでもアイドルになれる!をコンセプトとしたアイドルグループ『二丁目の魁カミングアウト』
メンバー全員がゲイであり、アイドルは異性愛至上主義であるという固定観念(そんなものある?)を真っ向から否定している。

メンバー全員が男装をしたアイドルユニット風男塾。
2022年15周年を迎える女性にも人気のアイドルグループ。
トランスとは違うが、他のアイドルグループも不定期に男装公演をやったり、逆に女性限定ライブ(女装あり)のライブをやるなど「性別に囚われず、好きな格好をすれば良いじゃない」というアイドルは多い。

ジェンダーについて悩んだこともあり、性的マイノリティ当事者のアイドルもいる。

トランスの元アイドル李ちゃん。
性転換の前にメン地下になりたいと決意し、卒業した。

また、私のオタク仲間には性的マイノリティの人もいる。
アイドルはファンを性別で差別しない。
同性が好きであるが故に、大きな声で好きな人に好きだと言えなかった人であっても、推しに向かって大きな声で愛を叫べる。
アイドル現場とはそういう多様性を秘めている。

アイドルは純潔でないといけない?

アイドルといえば「恋愛禁止」や純潔でないといけないような事を言われがちだが、多様化した現代ではハッキリ言ってそんなことはない。

たとえば、田村淳プロデュースの現役風俗嬢アイドル『道玄坂69』
恋愛禁止どころか抱けるアイドルをコンセプトに活動をしている。

また、過去に食糞経験がある事を公言している現役のアイドルもいる。

アイドルも好きなものを好きだと公言できる時代

アイドルだが、ギャンブル好きを公言している『戦国アニマル極楽浄土』のリーダー窮鼠百合。
ファンから生誕記念に競馬のレース名をプレゼントされ、見事馬券も的中させた。
パチンコが好きな事から、パチンコ番組に出演を果たすなど趣味が個性として認められ仕事にも繋がっている。
ちなみに、一人称は「俺」。

Kis-My-Ft2の宮田俊哉はジャニーズだけどオタクであり、現在は独自のポジションを築き、それが個性となっている。

https://bigangel.jp/profile

体重100Kg超えアイドルがTIF(日本一のアイドルフェス)に出場もした。
中身だけでなく、見た目も多様性がアイドル業界では進んでいる。

アイドルはエイジズムを助長する?

アイドルは若くないといけない。
一定年齢を過ぎると卒業せねばならない。
これはグループや事務所の方針にもよるが、必ずしも絶対ではないと思う。

過去にも記事に書いたが、松田聖子は60歳になっても埼玉スーパーアリーナや武道館でツアーコンサートを行う現役であり、38歳の中川翔子がヤングマガジンの表紙グラビアを飾り、柏木由紀は30歳だがAKBとして第一線で活躍している。

また、年齢自体を非公開にして活動するアイドルもいるため、アイドルが年齢に囚われ続けエイジズムを助長させているとはいえない。

また、卒業=年齢で無理やり区切られると思い込むこと自体が偏見である。

アイドルになりたくてアイドルになる子もいれば、最終的には役者・声優・歌手などになりたくて足がかりとしてアイドルになる子もいるからだ。
元AKBの高橋みなみは歌手志望、大島優子は女優が夢であると現役アイドル時代から公言していた。

卒業後、アイドル時代に得た知名度を武器に活躍する人もいる。
現在ライターの大木亜希子は「元アイドル」が十字架であると語る一方、元48系のアイドルである看板を利用し『アイドル、やめました。』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』がブレイクした。

これは完全に自慢だが、私は大木亜希子氏のサイン本を持っている。

アイドルを辞めた元48グループの子達にインタビューをする『アイドル、やめました。』はアイドルを全力でやったからこそ、本当にやりたいことが見えてきた子達のアフターストーリーであり、非常に面白い。

そもそも、秋元康はアイドルを大切にしていないという説にも疑問を感じる。
20歳以上のメンバーのみで構成された今は無き48グループSDN48のラストシングルの歌詞『負け惜しみコングラチュレーション』の一節。

ああ 今も愛しい人よ
僕にはできなかったけど
しあわせになれ!

SDN48『負け惜しみコングラチュレーション』
作詞:秋元康

SDN48の時代はまだアイドルは若い子が中心のイメージが強かったと思う。
20歳以上がコンセプトで18歳未満立ち入り禁止のセクシーなアイドルグループの寿命は長くはなかった。
『負け惜しみコングラチュレーション』は昔の恋人が結婚すると聞いて、彼女との思い出に浸りつつ、祝福を捧げる歌詞。
この「僕にはできなかったけど幸せになれ」というのは、メンバーに対するメッセージなのではないか?

また、第1回AKBの楽曲総選挙(リクエストアワー)にて、1位を獲得した『初日』は当時末っ子チームでオリジナル楽曲がなかったチームBが初めて得たチーム公演の曲であり、学業とレッスンをこなす努力や他のメンバーが輝いて見えた日々をアイドルが振り返りながら、ステージに立つ曲である。

チームAの『Pionner』は1番最初にできたチームAが、結成当初の頃を彷彿とさせる。
たった7人しかいなかった観客。
そこからメディアの力や秋元康のネームバリューもあったとはいえ、国民的アイドルに進化した。
しかし、組閣祭によりチーム編成が変わった。
結成初期の熱い本気を見せてみろ、というメッセージ。

秋元康の書く歌詞は、私もあまり好きじゃないものもある。
しかし、ハッとするくらい熱いアイドルやファンに向けた歌詞を沢山書いてきた実績がある。
だからこそ、プロデュースしたアイドルでヒットしたグループが多いのだと思う。
秋元康自身、「予定調和」を嫌い、化学反応や新しいものを好む傾向が強い。

アイドルは多様化の時代。
女の子らしくor男らしくないといけないという固定観念は実質崩壊しており、むしろ固定概念を破壊する最先端を走っているのはアイドルだと言っても過言ではない

芸能活動で困ったことがあった場合

もし、アイドルを含めて本当に困っているタレントがいたら、きちんとした団体や法律相談所などを頼ってほしい。
本当に被害があるとすれば、声を上げる事自体は悪いことではない。

むしろ、積極的に告発をすることで悪徳事務所や悪慣習がなくなれば、被害者を増やさずに済むからだ。

大きなニュースになったファンに元NGT48の山口真帆が襲われた事件。
記者会見中にリアルタイムでツイートで反論をして話題となった。
彼女はNGT卒業後、大手事務所研音に所属して芸能活動を続けている。
告発できない・告発したら芸能活動が終わる時代ではもう無いのだ。


アイドルを巡る労働環境

契約関連

「音楽事業者協会の契約書のひな形には、タレント側が負わなければならない義務がたくさん決められていたり、歌詞や曲などの著作物に関する権利はすべて事務所が持つと書かれていたり、タレント側が事務所をやめたいと言っても、やめるには事務所側の同意が必要であるなど、事務所側に有利な内容になっています。それぞれの事務所は、この内容を参考に契約書を作成しているので、どうしてもタレント側が不利な内容の契約書になってしまいます。」

—『地下アイドルの法律相談』深井剛志,  姫乃たま, 等著
https://a.co/7EhwYgx

タレントより、事務所の方が有利な契約を結ばれやすいのが芸能界としては多い実情があるのは事実のようだ。
多くの地下アイドルの相談に乗ってきた弁護士である深井剛志氏による著書『地下アイドルの法律相談』には契約に関するよくあるトラブルや、Q&Aが時折漫画も交えながらわかりやすく解説されている。

もし、アイドルを目指していたり、現実困っている人がいるならば、是非本書を参考していただきたい。
kindleには無料お試し版もリリースされている。

「法律で、未成年者が契約をする場合には、親権者(多くの場合は両親)が同意をする必要があると決められています。つまり、アイドルになりたい人が未成年の場合は、親権者の同意をもらう必要があります。実際には契約書に親権者が署名をする欄が設けられており、そこに親権者が署名をすることになります。  
もし、この同意をもらわないで未成年者が自分だけで事務所と契約をした場合には、後で、その未成年者か親権者が契約の「取消し」をすることができます。」

—『地下アイドルの法律相談』深井剛志,  姫乃たま, 等著

未成年の場合、親権者からの同意なく不当な契約を万が一結んでしまっても、契約自体を取り消す事が可能。
親に内緒で芸能活動をしたいという人もいるかもしれないが、トラブルに巻き込まれてしまった場合は親権者にすぐ相談しよう。

保険
タレント・アーティスト・芸人だけでなくスタッフを含めて芸能従事者が加入できる政府労災が令和3年4月より発足した。
ハラスメントセミナーやこころの119番などのサービスもある。

AV新法では作品の削除要請ができるとのことだが、アイドル含む他のコンテンツ産業も削除要請フォームが文化庁公式サイトにあり、通報できる仕組みになっている。
なるべく推しに還元されるよう海賊版サイトなどは利用しないよう心掛けたい。

芸能人向けのセカンドキャリア支援サービスもある。

弁護士への相談

各都道府県に設置されている弁護士会。
プロの弁護士への相談は、30分5000円ほど費用がかかる。
事前に相談したい内容や具体的に困っている事はあらかじめメモしておこう。

法テラスは収入が低い方の場合、3回まで無料で法律相談が可能。

不当な契約を結んでしまい、契約をクーリングオフしたい場合は消費生活センター等も対応可能である場合がある。

最後に

アイドルは強い訴求力を持つが故に、時代によっては利用されてきた。
また、若い子が多く大人に利用されてしまった過去もあるだろう。

しかし、SNSの発展に伴い、誰もが自由に発言できるようになった今は事務所やメディアが間違った事を言ったら、本人自ら反論する事ができる。

昔は酷い時代だったかもしれないし、労働環境の面ではやりがい搾取と捉えられるものや、未だにブラック事務所もあるだろう。
だが、それはアイドルに限った問題ではない。飲食業や介護職など業種問わず、ブラック企業や従業員に依存するようなブラックな職場はどこにでもある。

今後、表現規制派の人達に狙われやすい要因4つと、その反論をまとめさせていただく。

①労働環境が悪い
→現行法で対応可能なもの(不当契約による独占禁止法違反等は契約自体が無効にできると広報する)
契約時に動画撮影を義務化するなどは行っても良いかもしれないが、AV新法のような長期に渡る契約締結までのインターバルは必要ない。

恋愛禁止は憲法違反だとか、人権侵害だと述べる人もいるが全事務所が実施しているわけではない。
むしろ積極的にプライベートを暴くマスコミの報道のあり方を先に規制すれば、自由にタレントも恋愛をしやすくなるのではないだろうか?

プライバシー権の侵害も違憲なので、マスコミをまず自粛させてから、恋愛禁止条項を(もしあるならば)形骸化させれば良い。
プライバシーを(無闇に)バラす輩がいるから、ニュースに取り上げられ、事務所も対応を迫られる。
マスコミを規制すれば恋愛をしていたとしても外に漏れる事はないし、ファンは繋がったとしてもそれをネットに流すものじゃない。

他人の恋愛にとやかく言うなと言うのであれば、まず外堀から埋めるべきだ。

ファンも外野も契約内容は分からないのだし、恋愛禁止自体が実質都市伝説となるように変えていけば良い。

②性的搾取されている
→少なくとも、AV強要に関しては現代では行われていないと思われる。

アイドルの衣装作製は女性クリエイターが担うことも多く、企画段階から女性が関わっている。メンバーや運営がデザインに対して意見を述べるグループも少なくない。

一方的な搾取とはいえないのではないかと思う。

また、2022年2月の乃木坂46のメンバー公募には8万7千人でグループアイドル史上最多を更新した。
アイドルは無理やりやらされるものではなく、多くの人が憧れて自らの意思で行う活動である。
運営や事務所を通さないセルフプロデュースアイドルも数多く存在する。

ジャニーズの場合、年間36万通の履歴書が送られてきて、過去最大数は150万通だったとのこと。
こちらは人数ではなく、履歴書数なので乃木坂と単純比較はできないがものすごい人数である。

男女問わず、アイドルは憧れの職業であり悲劇的な搾取ビジネス産業とはいえない。

③固定観念を助長させる
→むしろ現在とアイドルは多様性の宝庫であり、ゲイでも男装でも風俗嬢でも個性として認められている。

④多額のお金を使う人がいる
→ 誇示的消費をする人や、のめり込み過ぎて破産・離婚の要因になってしまう人もいるが、それは他の趣味も一緒。
適度に遊ぶよう啓発するべきであり、業界全体を締め付ける必要はない。

また、特殊な事例では戦時中の日本や中国のようにプロパガンダとしてアイドルは利用される事もある。
歌詞や表現の検閲が法制化されないよう注意したい。

アイドルは生身の人間であり、二次元のように
「創作物だから被害者はいない」
とは断定はできない。

誹謗中傷に苦しむ子や、悪徳事務所の違法契約に涙をした子も存在する。
そうした本当の被害者の存在を無かったことにはできないし、そのような事件は今後起こらないようにしていかねばならない。

アイドルは元々アイドルが好きで目指す子や、アイドルになる人が多い。

一部の事件を極大化して業界自体が潰されないよう、規制されそうな要点を理解し、業界の改善を目指しつつ不当な規制がされないよう行政や規制派活動家を監視をしていく必要はある。

表現規制は二次元や18禁の成人向けコンテンツだけがターゲットではない。男性向け・女性向けの区別なく虎視眈々と狙われている。

世界に羽ばたく日本のアイドル

日本のアイドルは海外でも人気であり、漫画やアニメ同様世界に輸出できるコンテンツである。

48グループだけでなく、タイで姉妹グループも発足したFES⭐︎TIVEはタイの観光庁を訪問して迎え入れられた。

フランスのJAPAN Expoに参加した神薙ラビッツはEXILEスタイルで歌い手とダンスメインのメンバーを分けているパフォーマンス重視型アイドル。
パフォーマンス重視の欧米に通じる実力派であり、海外ファンも少なくない。

アイドルは日本だけのガラパゴス文化ではなく、世界にSNSや YouTubeで発信して繋がり、人気を得ているのだ。
それを安易に規制し、抑圧してはならない。

終わりに
自分の好きなコンテンツだけでなく、自分の興味のないコンテンツでも守る事で表現規制派の勢いを少しでも弱らせたい。
対決ではなく解決の姿勢で連合軍的な集団で表現の自由を守っていきたいと思う。


オマケ

有名規制派活動家達のアイドルに対する問題発言と、それに対する批判を記載しました。
AV新法のような規制法が制定されるような事態にならないよう願います。
※非常に胸糞の悪い内容となっていますので、返金可能の有料記事としてゾーニングさせていただきます。

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