第13話 2000年 絆・海賊・海・スイカ

2000年の春夏シーズンは前年に引き続き漢字や少しふざけたモチーフの他にロック・HOTRODテイストなデザインが登場します。その時のファッションのハヤリではなく、あくまでも自分たちが作りたいモノを計画性もなく作っていました。この頃はよく「その場しのぎが不良の美学」とクリーム・ソーダの社長山崎さんの言葉を使ってましたね。まさに勢いと怖さ知らず、それだけで突っ走ってました。逆を言えばそうでもしなければ前進できないほどAも自分も崖っぷちにいる精神状態だったと思います。

当時リリースしたTシャツデザイン


お得意の漢字シリーズ。前年の改装工事で感じた仲間との絆、その名前・ロゴを入れました。日の丸を意識したデザインは揉める可能性もあるなーと悩みましたが、結局何もなくホッとしました。

フィフティーフォー・パイレーツ
BRONXブランドとは別ラインの自分のブランド 54(FIFTY-FOUR)よりワンピースブームに乗っかり海賊モノをデザイン。ゆるいドクロはタイムボカン系をイメージ(笑)


昨年の深沼海岸に続くSAVE OUR LOCAL BEACHシリーズ第2弾。最初は60sテイストの足型をデザインしたのですが、Aに言われなんと自分の足型を取ってトレース(笑)宮城県内のメージャーな海水浴場の名前を入れました。

スイカ
昨年のクワガタに続くBOYS SUMMERシリーズ第2弾はスイカ。実はこれ江口寿史の耳なし芳一の漫画にインスパイアされてデザインしてます(マニアック・・・)

この頃の接客は「デザイナーが◯◯◯◯でふざけたデザインしたんですよ、アホでしょ?」と内容を説明して最後のアホで笑いを取るみたいなパターンだったなー。で、たまたまそこに自分がいると「アレですわ」と紹介されて「どーもー」と挨拶する感じでした(笑)

長くなってきたので続きます。



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