列のDXL解説

この記事では、Notesアプリケーションのビューの列のDXLが、どのようなタグで構成されているかを解説します。
※各タグの属性の詳細については、別の記事で紹介予定です。

以下は、列のDXLの例です。

<column sort='ascending' hidedetailrows='false' itemname='$10' width='10'
 resizable='false' separatemultiplevalues='true' sortnoaccent='true' sortnocase='true'
 showaslinks='false' categorized='true' twisties='true'>

	<font size='9pt' color='#4f4f4f' style='bold' name='Meiryo UI' pitch='variable' truetype='true' familyid='30'/>

	<columnheader title='列1' align='center'>
		<font size='9pt' style='bold' name='Meiryo UI' pitch='variable' truetype='true' familyid='30'/>
	</columnheader>

	<datetimeformat show='date' date='yearmonthday' fourdigityearfor21stcentury='true' time='hourminutesecond'
		 zone='never' dateformat='yearmonthdayweekday' dayformat='twodigitday' monthformat='twodigitmonth'
		 yearformat='fourdigityear' weekdayformat='shortname' dateseparator1='/' dateseparator2='/'
		 dateseparator3=' ' timeseparator=':' timeformat24='true' preference='usersetting'/>

 	<code event='value'><formula>@DocNumber</formula></code>
 </column>

<column>タグ

ビューの列は<column>タグで表現されます。ビューに複数の列がある場合は、各列ごとに<column>タグが生成されます。
このタグには、列のプロパティの情報が含まれます。

また、列のプロパティの「列情報」タブ、「ソート」タブ、「詳細」タブの設定は、このタグの属性となります。(一部例外あり)
それ以外のタブの情報は、このタグの配下に別のタグとして表現されます。

列のフォント情報

列のフォント情報は、<column>タグの直下に<font>タグとして表現されます。列のプロパティの「フォント」タブの設定は、このタグの属性に対応しています。ただし、文字揃えの情報は、上位タグである<column>タグの「align」属性となることに注意が必要です。

※列のフォントに限ったことではありませんが、フォントがデフォルト設定の場合、DXLには <font>タグは出力されません。

【参考】フォントのデフォルト設定
 ・フォント:Default Sans Serif
 ・色   :黒(#000000)、
 ・サイズ :10
 ・スタイル:標準
 ※文字揃えについては、<font>タグの出力に影響なし

列ヘッダー

列ヘッダーは、<columnheader>タグとして表現されます。列のプロパティの「列情報」タブの「タイトル」と「タイトル」タブ(列ヘッダーフォント設定)の内容は、このタグの属性に対応しています。

フォントの設定については、<columnheader>タブの直下の<font>タグに記載されます。また、こちらも列のフォント情報と同様に、文字揃えの情報は、<font>タグではなく、上位タグである<columnheader>タグの属性として表現されます。

※列ヘッダーの高さや背景色などの設定は、ビューのプロパティに含まれているように、DXLでもビューのメインとなる<view>タグの属性に含まれます。

<columnheader title='列1' align='center'>
	<font size='9pt' style='bold' name='Meiryo UI' pitch='variable' truetype='true' familyid='30'/>
</columnheader>

列のスタイル

列のプロパティの「拡張フォーマット」タブの内容は、スタイルの種類により、以下のタグとして、表現されます。

 ・日付/時間 :<datetimeformat>タグ
 ・数値    :<numberformat>タグ
 ・名前    :<columnnamesformat>タグ

また、スタイルが「一般」の場合、これらのタグはDXLに含まれません。

列式

列の値がフィールドの場合は、特にタグは生成されません。<column>タグの「itemname」属性にフィールド名が設定されます。

列の値がシンプルファンクションや式の場合、<code>タグとして出力され、その「event」属性に「value」が設定されています。
また、式の内容は、<code>タグ直下の<formula>タグ内に直接記述されます。

<code event='value'>
	 <formula>@DocNumber</formula>
</code>

その他

特殊なケースとして、以下の設定がある場合に、別途タグが生成されます。
 ・列の非表示式     :<code>タグ(event属性は「hidewhen」)
 ・三角アイコンイメージ :<twistieimage>タグ

各タグの順序

NotesDXLImporterクラスを利用して、DXLをインポートする場合、上記の各タグを記述する順番が重要となります。<column>タグ内の各タグは、以下の順番でない場合、取込時にエラーが発生する為、注意してください。

  1. 列のフォント  <font>タグ

  2. 列ヘッダー   <columnheader>タグ

  3. 列のスタイル  <datetimeformat>タグ など

  4. 列式      <code>タグ

  5. その他     <twisteimage>タグ

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