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ケーキに醤油

5月6日(月)

昨日5月5日は父の誕生日。
今年のGWは実家に帰らなかったので、電話でおめでとうを伝えた。

父がおじいちゃんの話をする。

「じいちゃんにケーキばあげたやん。そしたら、『醤油はどこかんも』って言わすと。ケーキば豆腐と間違えらしたげな。ケーキに醤油はいらんよって教えたら、ご飯と一緒に食べらした。」

(訳:おじいちゃんにケーキをあげたら、豆腐と間違えて醤油を探し始めた。醤油はいらないよと教えると、ご飯と一緒にケーキを食べた。)

GW前に叔母と電話した時は、おばあちゃんの老化について話していた。

樹木希林さんの言葉

そういえば、樹木希林さんの本「一切なりゆき」に、死に際は敢えて子供たちと一緒に暮らすと書いてあった。
確か、子どもや孫に人が老いていく様子や死ぬ様子を見せた方がいいという意図だったと思う。

自分の両親が老いていくのを側で見ている父と叔母。
やっぱり寂しい気持ちなのかな。

私の両親は、私が実家に帰っても「元気?」とか「仕事はどう?」とか言ってこない。

そういう言葉をかけてほしいなと待っていたけど、もう"待つ側"じゃなくて"聞く側"の年齢になったのかもしれない。

もしかしたら、私が待っている間、両親も待っていたのかもしれない。
今まで聞いてあげなかったから聞いてもらえなかったんだろうな。

#家族 #老い #誕生日 #一切なりゆき

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