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Good Night Music #100

おやすみ前の夜の音楽を、筆者の気が済むまで紹介する企画です。

今回はこちら。

Alva Noto+Nilo、Chistian Fennesz、Francesco Tristano、坂本龍一「Glenn  Gould Gathering」です。

Glenn Gould(グレン・グールド、1932年9月25日生 - 1982年10月4日没)は、カナダのピアニストで作曲家。
その独自のアプローチと音楽スタイルで、今も世界中の人びとから愛されている音楽家です。

2017年、Glenn Gould生誕85周年とカナダ建国150周年を記念し、グレン・グールド・ファウンデーションがキュレーター、プロデューサーと共に企画したイベントが世界各地で行われました。

日本では、幼少の頃からグレン・グールドに魅せられ影響を受けてきた坂本龍一がキュレーターとなり、2017年12月に「Glenn Gould Gathering」と題したイベントが行われました。

今回ご紹介する「Glenn Gould Gathering」は、このイベントの一環で行われたトリビュートコンサート「Glenn Gould-Remodels」のライブアルバム。Glenn Gouldの音楽を、Alva Noto+Nilo、Chistian Fennesz、坂本龍一、Francesco Tristanoが、それぞれに解釈・解体し、Remodelするというユニークなコンセプトのコンサート音源です。


音と音の間に流れる、音にならぬものの美。

幽玄を感じさせる、ユニークな音世界。

それぞれのアーティストの演奏の中に、そして演奏の行われている会場全体に、Glenn Gouldのスピリットが息づいているような気さえします。

静かでありながら、同時に、偉大なるアーティストへのリスペクトから新しい調べが誕生する瞬間の、溢れ出るいのちの生き生きとした息吹も感じられます。

死んでは生まれゆく星々のいのちの音に耳を傾けているかのようです。


よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。



今回で、このマガジン「Good Night Music」は連載100回を迎えました。

2019年4月1日から書き始めて、約半年。
最初はほぼ毎日、途中から週3回更新にペースを落としつつ、どこまで続くのだろうと思いながら地道に書き続けて、ここまで辿り着きました。

これもひとえに、自分自身の謎の持続力、宇宙からの応援、そしてこのようなニッチなジャンルの記事を読んでくださる皆さまの共同創造によるものと思います。

本当にありがとうございます。


さて、連載100回という節目を迎え、皆さまにお知らせがあります。


本マガジン「Good Night Music 」は、次回から不定期更新になります。


このマガジンの連載当初は、聴覚刺激に弱く、チルアウト系音楽でもほんの少し聴いただけで苦しくなって聴けなくなっていたのです。
この連載で刺激に慣れて、音楽を浴びて元気になってきたのか、今は音楽を聴き続けてもそれほど疲れなくなったし、もっと刺激の強い音楽も聴けるようになりました。

記事を書く時は、ネタ探しから記事が書き上がるまでずっと記事のための音楽を聴きっぱなしになります。
週3回の更新ペースでも、チルアウト系音楽ばかり漁っては聴き続け記事を書き続ける毎日。
そんな中で、チルアウト系音楽ばかり聴き続けるのが段々とキツくなってきたのです。

もっと刺激の強い音楽も聴きたいし、良いのがあれば記事も書きたい。

一時は、100本書いたらマガジン連載自体を辞めようかと思っていました。
しかし、100本書いてみて、辞める理由もないな、と思い直しました。

チルアウト系音楽で記事書きたくなったら、書いた都度更新すればいいのではないか、と。


そんなわけで、長らく続けてまいりましたこの連載、まだまだ終わりはしませんが、ごくたまに更新する感じになります。


音楽記事自体は定期的に書き続けたいので、企画を練り直して新たなマガジンを始める予定です。

このマガジンを楽しみに読んでくださっている皆さま、本当にありがとうございます。

今後とも、宜しくお願いいたします。









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