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WATWINGというレベチパフォーマンス集団について

夢にまで見た2日間が終わった。WATWING ZeppTour2022。2022年の総決算。改めましてあけましておめでとうございます。

初日大阪。あまりの衝撃に終始心が躍動してた。何回も見たはずのパフォーマンスが全く違うものに進化していた。初披露の曲は我々の心を掴んで離さなかった。

OverTureから一瞬の静寂を経て鳴り響いた雄叫びのようなイントロ、6人のシルエットが浮かび上がり幕が下りる。WATWINGの中でも一際私の好きなキラーチューン、Runwayから幕開け。
6人のパフォーマンスを見て真っ先に思った感想が『WATWINGはJazz』でした。
ジャズの定義は知りません(笑)そう思ってしまったもんは仕方ないのです。
そして曲を重ねていくうちにこの興奮は高まっていくのでした。

なんでJazzだと思ったかについて説明しなきゃですね。
彼らはもうダンスを揃えるなんて当たり前で、そのさらに数段上のSESSIONを楽しんでいたように感じました。思い返してみれば、彼らが「ダンスを揃える」フェーズなんて、初お披露目前に完遂していたのかも。(本人達は微塵も思っていないと思いますが)

そう思うと、なんでそう感じたか考えたときに、彼らはパフォーマンス中に各々の顔をよく見るからではないかと。顔を見、笑い合い、すごく楽しそうにパフォーマンスするんです。メンバーの見せ場ではその人を囲んですごく柔らかで優しい顔をするんです。軽く踊っているのに揃ってるし、遊びも随所に入れちゃう。東京で見せた颯くんのComeAgainのように大胆なアドリブも入れちゃうのに全く崩れない。アイコンタクトに留まらずハイタッチやジェスチャーでグルーヴ感を最高潮に持ってきている。
Happyオーラとは言えない曲では一瞬にして表情を切り替え、息をするのも忘れるほどの迫真のパフォーマンスを魅せてくれる。特にこういう曲の希空くんは普段とのギャップも相俟っておびただしい量のオーラが出ているように感じます。

とはいえ、未だに彼らは自分自身のことを『未熟』と称します。彼らが未熟と思ってる以上、このパフォーマンスは序章に過ぎないんですよね。末恐ろしい。

ここで若干自分の話になってしまうのですが、私がWATWINGにしっかり着いていこうと思った動機は「こんな小さい箱でやるべき人たちではない!!!」という思いからでした。
最初に行ったのが、2021年7月19日Spotify O-EAST、FC二次先行で取ったチケットなのに全然前方で驚いたのを今でも覚えています。その後も小規模のライブハウスの出番を重ね、その度にパフォーマンスはどんどん進化していくのに、ステージの広さが足りなすぎるとやきもきしていました。籠に閉じ込められた鳥のように、窮屈な中で全力を尽くしてパフォーマンスをしているように感じていました。広いステージさえあれば、まだまだやれることがあるはずなのにと。

なので、Zeppが決まった時は「やっと彼らに見合うステージが与えられた!」と思いました。でもなかなかこの一流のパフォーマンスが世間に知られることのない現状にやきもきしていたのも事実でした。そしてZeppの延期が決定、発表の日から1年後というあまりにも遠い日程に戸惑いを隠せなかった反面、こんな直近ではZeppを埋められないと判断したのかなとかなんとなく現実的な自分もいました。
見つかりさえすれば一瞬にして心を掴むはずなのに。こんな"レベチパフォーマンス集団"見たことないのに。

しかし、この「あとは見つかるだけ」という言葉、なかなか厳しい言葉で、それが現実になるのはほんのひと握りだということも知っていた。だから、本当の意味で「見つかるだけ」だった今の現状に感動していたりもします。

そして迎えたZepp。演出構成も含め、広々と羽ばたくWATWINGがこんなに素晴らしいなんて!何回も見てるはずなのに初めて見た6人の姿がそこにはありました。

でも思いました。「こんな小さい箱でやるべき人たちではない!!!」
そうなんです。1年前と現在のWATWINGの間でもWATWINGは進化し続けているんです。1年前のWATWINGに似合ってたZeppも、既に小さく感じるようになってしまったんです。

長々と書きましたが、つまりはWATWINGはレベチパフォーマンス集団ということです。1度だけなんて無理ほら病みつき、禁断のAppleなんです。


余談ですが、WATWINGって目の前の目標だけでなく数年後、数十年後も見えるグループであるということも強く感じました。

近い将来ではWATWING完全プロデュースの楽曲を作る、ライブを行うというのは既に本人たちが意識しているところですが、そこからも進化し続けるのが彼ら。各々の能力が高いので、例えばコレオ提供、楽曲提供、俳優、ミュージカル等、多岐にわたって活躍し、集結したときには心と心で完全に通じあってるみたいな姿が容易に想像できるんです。WATWING完全プロデュースの弟分とかできてもいいんだよ(?)

と、こんな風に未来を楽しみにさせてくれてありがとう。
WATWINGがいるだけで最高なんだ!

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