ブロウ博士のシャコンヌ

John Blowというイギリス王政復古時代の作曲家によるシャコンヌです。ヘンリー・パーセルという同時代作曲家が有名ですが、彼の作品はより鍵盤楽器に対する「ふつふつ度」が高い気がします (師匠の表現をお借りしています)。この曲は弦楽器合奏版も残っており、おそらくブロウの自信作なのでしょう。変化に富み弾くのが楽しい曲です。偶然かどうか、49秒あたりでムファットのパッサカリアと似たアイディアが登場します。最後の和声進行はハッとするものがあります。

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