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【短歌】雨

冷えたすねに触れる指 午前3時 揺れる雑音 キミはモルヒネ

雨の日のベランダ ねこもいない街であなたに読む最後の手紙

給湯室のコーヒーが無くなって、砂糖二個入れなきゃ飲めない人をおもう

大体は忘れてしまう記憶たちつれて泳ぐ 都会にまぎれたクラゲの仲間

星印の3つついたお店より たばこの匂い染みついた部屋で