高校生が大学の希望学部を決めるの難しすぎるので全国の高校に世直し行脚したい

なぜ世直し行脚したいのか

最近高校生と関わることが何度かあり、久しぶりに昔の自分の問題意識を思い出すことが出来ました。それは、「大学の学部を選択する時って本当に適当だったなあ」ということです。

それは当たり前で、経済学部で勉強したことが具体的にどんな役に立つのか、そもそも何を勉強するのかわからなかったし、それをちゃんと教えられる周囲の大人もいなかったからです。文学部は就職先が無いからダメなんて、そんなナンセンスな理由で学部選択しないで欲しいんです。(出来ますし)

ということは…高校の時代から、この学問はこんな風に世界を見ることが出来る! という面白い話を聞き、かつそれをもっと詳しく聞ける人が知り合いに出来れば学部ってもっと楽しく選べるんじゃないかと思います。

世直し行脚でどんなことをするのか(第一部)

二部構成のイベントを全国の高校でやろうと思います。第一部では、クローズアップ現代などのVTR(webで無料公開)を流して社会問題に触れることを通して、

1.どんな問題があるか
2.それに対してどんな意見を持つか
3.その意見に関して、学問的にはどんな理論があるか
4.その問題を解決するにはどんな方法があるか

これらを生徒から自発的に引き出して意見を整理していきます。そして、最後には「その考え方は、経済学の観点からはこんな風に言い換えることが出来ます〜」「あなたの考えをちゃんと言葉にするには、社会心理学が面白いかもしれません〜」という風に視野を広げていきます。

あるいは、その解決策を取るには製薬からのアプローチが出来そう! ロボティクスの技術が必要かも、といったこともあり得ます。そういう僕がわからない部分は、一緒に来た多分野の学生に補足してもらいます。

双方向的な学びの時間になります。ああ、こんな風に考えることが出来るんだ! こんな理論が世界にあるんだということを知って、知的な刺激を得られます。(イメージはマイケル・サンデルの白熱教室です)


これに近いことは、僕が学部三年生の時に半年間やっていますし、今も大学のゼミにチューターとして取り組んでいます(内容は法哲学に特化)。また、他の大学でお金をもらってやった経験もあるので、高校生にも問題なく応用可能だと思います。

世直し行脚でどんなことをするのか(第二部)

そして、第二部では実際に多様な分野を学んでいる大学3-4年生や、院生の方々を連れて来て專門の面白さを伝えるセッションや、大相談会を開こうと思います。

具体的に、学部でどんな授業をしたのか、大学生活はどんなものなのか、なんでその学問に興味を持ち、その先で何をやりたいと思っているのか、就活のことなども含めてどんどん聞けるものにしたいです。

そして、その人達と関わることの出来る場所が、facebookグループ「見取り図community」です。大学生や院生に気軽に相談が出来る公開グループです。

また、そこで面白いと思ったらすぐに学び始めることが出来るよう、大学院生には知の見取り図上で本棚を作っておいてもらいます。それによって、知的好奇心が死なないまま次のステップを踏み出すことが出来ます。


世直し行脚の後に残るもの

さて、こうやって学問の面白さや広がりを学び、かつ大学生とのコネクションも生まれた後にはどんな景色が高校生には待っているでしょうか。

無味乾燥な受験勉強は、意味あるものに変わります。大学入学がゴールではなく、その先が見えるようになります。学部や大学の選択に意味が生まれ、やる気も湧いてくるはずです。

大学生との交流が生まれれば、色んな相談をすることが出来ます。僕の友人は留学経験者も多いため、そういったことも話せます。それは、まさに僕が田舎に育った時に欲しかったすべてのことです。

そんなわけで、こんなイベントを高校でしたいという先生や学生、あるいはそういった人を知っている方がいましたら是非ご連絡ください。飛んでいきます。

一緒にやりたいという学生も大歓迎です。


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哲学者が社会に働きかけていること

知の見取り図、出張授業、大学での講義、大学での共同体などを通して、哲学者として社会に価値を届けるためにやっていること
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コメント9件

コメントありがとうございます。転職コンサルを活用するというのは凄く面白いアイデアです! 進路選択の先まで見据えた支援が出来たら面白そうです。
とても面白い活動だと思います。
私の高校では、様々な職業のOB・OGを呼んで進路講演会を開いていますが、アカデミアの方はほとんどいませんでした。
私自身も、自分が所属していたサークルの仲間とともに母校で化学実験教室を開催し、その後に進路座談会を開いて中学生、高校生と意見交換する活動を行っています。異なる分野の方にも来ていただけるようになれば、後輩たちにとっても良い刺激になると思います。
また、そもそもそのような活動をしていない中学校、高校、特に地方の学校に赴いて何か刺激を与えられるようなことができれば良いと思っています。もし機会があれば、是非ご一緒させてください。
Naoakiさんコメントありがとうございます。後輩への座談会となると、ちょっとお邪魔するのは難しいかもしれませんね。これから動いていく中で、母校に直接コンタクトが取れる人にお願いしたいことがありますのでよかったら是非一緒に何かやりましょう。
全面的に興味があります。
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