知は社会でどう取り扱われてきた/いるのか、ということを考えるための媒体はなんだろう

自分がずっと悩んできた、どの研究テーマに自分の骨を埋めようかということへの1つの回答が少しずつ自分の中で固まろうとしています。

僕がずっと知りたかったこと

学部選択のとき【人権保障のために、自分は何が出来るだろうか】と悩んだときから、【倫理を学ぶ意味と、倫理と社会との関係はどうありえるのか】という悩みを抱えている今も、もしかしたら同じことを考えてきたのかもしれない、と少しずつ考えが整理されています。

それは、知や知識というものは社会でどう取り扱われているのかということ。フェイクニュースやpost truth、科学への不信、反知性主義など一連の流れの中に、僕の問いは関わっていくのだろうと思います。

学問って何のためにあるんだろう。知は具体的にどのような役割を持っているのだろう。実践知と学問知は違うものとされ、なんとなく実践知を知らない人は舐められたりする風潮もあるような気がします(現場も知らずに!)。

知がどう取り扱われてきたかを考えるための方法

知識社会学、フーコーの考古学、などが前回記事を書いた時にはキーワードとして挙げてもらっていましたが、その後自分なりに考えを巡らせています。

知がどのように取り扱われてきたのか、という観点から見てみると図書館や本屋、博物館や科学館がどのように生まれ、変遷し、いまに至るのかというのを歴史的に紐解いていくというのはいい方法だなと思います。いまでいうとwikipediaなんかも、当にその系譜の中にあるような気がします。

また、それを研究費とその成果や効果、その評価基準はどのようなものかを考えることも、知が社会においてどのように取り扱っているのかを調べるためのやり方として良いなと思いました。

これまでは倫理学や政治哲学など、具体的な何かを観察したりデータとして収集したりということをあまりしてこなかったのですが、このような考え方からテーマを見てみると、具体的な研究手法が幾つか浮かんでくるので、とてもワクワクしています。

まとめ

今までやってきたこと、学問間の壁や学問と実践の壁を壊していくこと、自然-ひと-社会の関係を考えていくことなどが繋がっていく感じがしてとてもワクワクしています。

オススメの本を色んな方に紹介されたので、Amazonで購入してみました。これからしばらくはこれを読んでいこうと思います。


啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫)
ホルクハイマー

科学・技術と社会―文・理を越える新しい科学・技術論 (ICU選書)
村上 陽一郎

社会哲学を学ぶ人のために
直樹, 加茂

科学社会学の理論 (講談社学術文庫)
松本 三和夫

フランクフルト学派 -ホルクハイマー、アドルノから21世紀の「批判理論」へ (中公新書)
細見 和之

甦るコミュニティ―哲学と社会科学の対話 (社会哲学講座)
田村 正勝

ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書)
広井 良典

知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか
ピーター バーク

知への意志 (性の歴史)
ミシェル・フーコー

知識社会学と思想史
タルコット パーソンズ

知の考古学 (河出文庫)
ミシェル・フーコー

大学の歴史 (文庫クセジュ)
シャルル,クリストフ

大学の誕生〈上下〉帝国大学の時代 (中公新書)
天野 郁夫

大学とは何か (岩波新書)
吉見 俊哉


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哲学者が研究領域を決めるための旅に出るようです

僕は一体何を知りたいのか、それを知ってどうしたいのか。 そんな根源的な悩みに向き合ってくれる人達と対話を重ねて、その答えに辿り着くための歩みをまとめるマガジンです。
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