越境研究所第2回説明会&WS@東京、無事に開催終了

3月24日にどこよりも早く開催された越境研究所説明会&WS@関西を追いかけて、東京にて第2回説明会を開催致しました。その報告を致します。

越境研究所説明会&ワークショップとは

現実はあまりに複雑であり、1つの学問分野、1つの専門能力、1つの所属ではそれを捉えることも解決策を提示することもそれを実現することも難しい。

越境研究所は、学問分野を越え、学問と実践の壁も越えて課題解決&価値創造を行う組織として2016年9月に着想され、50名もの仲間と共に立ち上げの準備を行ってきました。

そしてついに外部に向けての説明会を開催するに至りました。既に、関西でも一度同様のイベントを開催しております。

このような背景から、外部向けにイベントを開催しております。説明会パートでは【越境研究所の認知】を広めること、WSパートでは【越境とは何かを考えたり、その面白さや意義を感じること】を目的としております。

当日の説明会のスライドについてはこちらから確認が可能です。

説明会

前半に、まずは説明会と質疑応答を行います。上述のスライドを用いながら、研究所の来歴や目的、これからの活動予定などを共有していきました。

質疑応答では【なぜ越境という言葉を用いているのか】【他の団体とはどのように協力していくつもりなのか】【成果をどのように測定するか】など鋭い質問が飛び出しました。

越境という言葉については暫定的なものであり、その意味はこの1年間の間に探っていく予定であること(本当に越境研はこれからの組織です)。他の団体とは協力していくつもりだが、まずは越境研の立ち位置を自分たちで創り出すこと。そして成果についてはとりわけ論文という意味では評価が難しいであろうことから、プロジェクトなどを作ってその成果を発表するという形を取るしかないであろうことなどを答えました。

また、【実際にどうやって具体的に社会にはたらきかけていくのか】という質問についてはスライドに載っていなかったのですが今後このような形で動いていきたいと考えています。

今まで書いてきたことは基本的にすべて学会の中での活動になっています。ここから更に、その学会の中での交流を通して生まれる様々な【こういうことやったら面白いんじゃないのか、社会に働きかけられるのではないか】という種を集めて実際にそれをプロジェクトとして実現するということです。

雑誌もそうですし、高校での出張授業をしようという流れも出てくることが有り得ると思います。webもこの中の1つですね。今はまだ初期も初期なためプロジェクトを実現していく数はかなり絞らなくてはなりませんが、2017年後半以降は徐々にプロジェクトの実現に軸足を置いていくことも考えられます。

学会で種が生まれる→プロジェクトマネジメントチームのメンバーが発案者と一緒にプロジェクトを立ち上げる→研究所のリソースを用いて実現する→収益をチームと研究所で折半する、などの方法を取ればwin-winの形で色々動いていけるかなと思います。

ワークショップについて

説明会の興奮冷めらやぬ内に、ワークショップへと移っていきます。今回は幾つかのテーマからチームごとに選択し、それについて【それがなぜ問題なのか、何が問題なのか、どうなればいいのか、そのためにどうしたらいいのか】を考えるというものでした。

火星移住について、クローンについて、花粉症について、インターネットの発展について、おばけについて、痩せてる人が美しいということについて、など身近なものから大きなものまで幾つかのテーマを出しました。

様々な分野からそれぞれの視点が出ることで、それ自体が1つの異分野交流という形になっていました。

今後考えるべきことについて

今回のワークショップで最も明確になったことは、【やはり越境とはどんなものであるか、という仮説を研究所は一刻もはやく持つべきである】ということでした。

越境というものの定義がなくては、具体的にこのワークショップで何を生み出すべきかも明確にならず、それゆえ成果物や参加者の満足度も十分に高めることが出来なかったといえます。

とはいえ、これらのワークショップの目的は【私達は何を考えなくてはならないのか】を浮き彫りにすることでもあったので、そういう意味では確かに成果が出たとも言えます。

成果お披露目の場である8月のプレイベントまで、あと6回ほど実験をする予定です。この6回の間でどれだけ早く仮説に辿り着き、残りの実験ではその仮設を確かめられるのかが勝負だろうと考えています。

せっかく多くの素晴らしい方々に来てもらったにも関わらず、内容が十分に高度でなかったことが非常に悔やまれる点です。この反省を活かし、今後どれだけ参加者の皆さんの専門性を引き出しつつ、研究所にとっても益のある形で実験を行っていかなくてはなりません。

早速、第3回説明会@東京

さて、早速今度は4月22日に東京でもう一度説明会&ワークショップが開催されます。イベントページが既にできておりますので、興味のある方は是非ご確認下さい。昼過ぎに東大本郷で開催予定です。

こちらは全く別の運営メンバー、全く別のワークショップ形式で開催されますので、一度来たことのある方でも是非気軽に参加頂けたらと思います。

まとめ

越境研究所は半年間の意見交換を経て、とうとう言葉を交換するところから具体的に動き出すところまで来ました。

頭で考えていたことと、実際に手を動かして考えることとの間に、大きなギャップがありました。大事なのは、このギャップから一体何を学ぶことが出来るのか、そしてそこで学んだことをどう研究所に反映していくのかだと考えています。

挑戦と失敗と反省と調整を何度も繰り返して、越境研究所に関わってくださっている多くの方々にとって意味のある研究所へとアップデートし続けたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


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哲学者と、知の境を超えていく研究所

社会問題は複雑であり、1つの学問分野ではそれを捉えることも出来ない。複合的な視点を持ち、相互尊重出来る人たちが集まって問題と向き合える場所。そして学問だけではなく実践者達と共に問題解決に向かえる場所-越境研究所-の様々な情報をまとめています。。
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