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爺が出会い系やってみた

登録して、即、十人の美女からお誘いが。
看護師、デザイナー、女子大生、人妻、バツイチ、熟女、、、。爺を囲む皆さん、プロポーションバツグン。還暦過ぎ、しかも年収は十分の一に設定していたので決して金目当てではないだろう。って言うかプロフィールを読んでいないのだ。だって、バイアグラも効かないじーさんです、茶飲み友達を探しに登録しまたっていうのを正直に書いたんだから。風俗業の皆さん、お疲れ様でした。

次に大人の交際希望のギラギラした五十代おっさんに設定を変え、年収を1000万くらいとし、四十代の人妻数人にメッセージを送ってみた。Noteで書いているよりも遥かに気を遣ってメッセージを作った。50代のバツイチです、知性を感じさせる貴女のプロフィールが目に止まりました、非日常のまったりしたな時間を共有するお相手を探していますって感じだ。すると反応は三種類。一つは返信なし、2番目はごめんなさい年下しか興味がない、そして最後はサポートアリなら。1番目は写真を載せていなかったからかと分析。2番目のメッセージを読み、40年以上前に需要があったなぁ、スナックのママさん達に可愛がってもらったなぁと懐かしさが込み上げた。3番目は、旦那は会社で汗水垂らしかあちゃんホテルで、、、と言う言葉が浮かんだ。

次の相手?はと物色中に、バツイチ彼氏募集の、会社経営しているクラブのママ、ちょっと薹が立った五十代の美人熟女のプロフィールを発見。早速、20年前の写真を登録し、気前の良い人をアピールし、年収は2000万くらいにアップして、メッセージを送ってみた。自己顕示欲が高そうだったので、その美貌を讃え、会社とクラブの二つを経営する能力の高さも称賛した。するとすぐに返事が来た。再び称賛の嵐を送り、やり取りしていると、貴方、職業はって聞いてきた。色々悩んだが、会話内容から、この女に足りないものはっと言うことで、大学教授って言ってみた。するとピンポーン、すごく乗り気になって食事を誘ってきた。講義がある、学生の面倒がって色々と焦らし、今日しか時間がないと言ってみた。するとたまたま今日は同伴がないからオッケーって言ってきた。このママさんのお店がある地域は銀座みたいなところで高級店が並んでいる。まぁ、折角釣れたんだからと若作りして会って見る気になった。もう30歳若ければ俺はスケコマシできるなと思ったが、後で仕事の予定が入っていたので、酒は好きだが今日はあまり飲めないというと、態度が豹変した。まだ会ったこともない相手に対し、命令口調で酒を付き合えと言ってきたのである。ああ、彼氏がいないのはこれかと思うと興が覚めた。丁寧に酒に付き合えない理由を説明し、ごきげんようと言って終了した。

実際に会わない出会い系の遊び、まっ、面白うてやがて哀しきの類ですな。確認できたことは、

人生は欲を無くせば楽しめる。

出会い系にはそれに気づかない連中が蠢いています。