縁切り神社に行ってきた話

※また番外編です。どうしても今日書いておきたかったので。すみません。

今日は仲良しの同僚たちと美術館へ行ってきた。

合流前にどうしても行きたい場所があったので、同僚たちには内緒で早起きして行くことにした。

それは、縁切り神社である。

名前は伏せるが、私の住む地域では強力なご利益があると有名な神社だった。

なぜ行くことにしたのか。
それはおよそ2年前に恋をした高校生の彼への未練を断ち切るためである。

このnoteには彼のことを少しずつ忘れられそうだと書いたくせに、結局全く忘れられない日々が続いた。

むしろ先日18歳の誕生日を迎えた彼のことが気になって仕方がなく、あれ以降毎日のようにSNSを見るようになってしまっていた。

更には彼の周りにいる女の子のアカウントまで逐一見るようになってしまった。
久しぶりに嫉妬心に苛まれた。
非常によくない。

嫉妬心に苛まれるということは、私はまだ彼に対する未練があるのだろうと思った。

世の人々が縁切り神社を参拝する理由について調べてみたところ、自身が誰かと縁を切りたい場合に行くといったものが大半だった。

あとは自身の病気やコンプレックスなどとの縁を切りたいだとか、私のように未練を断ち切りたいという気持ちで参拝する人も若干数はいるようだった。

「◯◯さんと◯◯さんの縁が切れますように」というお願いをしに参拝する人もいるようだが、神社は人の不幸を願うことはタブーとされているのだそうだ。

こういった神社のお願い事などでご利益を感じたことはほとんどなかったが、ここまで気持ちの整理がつかないこともなかなかないので神頼みしてみたくなったのだ。

同僚との待ち合わせは10時。

8時に神社へと向かった。

ご利益のある縁切り神社だというので邪悪な空気が漂っているのでは…と不安だったが、いざ着くと神社は朝の爽やかな空気に満ちており、親子連れなどもいてのどかな印象を受けた。

手と口を軽く清めて(何度やっても上手くできない)、いざ参拝。

彼への未練を断ち切って彼の幸せを心から願える私になれますように、とお願いした。

その後おみくじを引いてみたところ、まさかの凶。
要約すると、どれだけ頑張ったとて何もうまくいかないとのことだった。

生まれて初めて凶のおみくじを引いたのでかなりショックだったが、とりあえず結んできたので大丈夫だと言い聞かせている。

その後は絵馬も買って書いた。
参拝した時と同じような願い事を書いた。

絵馬をかける際、他の人たちの絵馬も見た。
みんな色々な思いを抱えてこの場所に来ているんだなあと感じ、勝手に親近感を覚えた。
みんな幸せになってほしいな、と心から思った。

神社を出たら、心がスッと軽くなった気がした。

神社のおかげなのか、自分の気持ちの問題か。

いずれにせよ、今度こそ少しずつこの気持ちを昇華することができそうな気がした。

ちなみに、同僚たちとの美術館はめっちゃ楽しかった。

終わり

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