私とハロプロの話 10 久しぶりのライブ

忙しくてなかなかハロプロを追えない日々が続き、あっという間に時は流れ気が付けば2019年。

好きになって早くも5年が経過していた。

ごくたまに時間と気持ちに余裕ができてハロプロのコンテンツを見た時、やっぱり自分の推しはかっこいいな、素敵だなと思った。

前のようにみんなかわいい!何分何秒の◯◯ちゃんがかわいい!何回も見ちゃう!みたいな熱量はなくなっていたものの、推しに対して素敵だと思える自分にホッとした。

そんなある日、ハロプロ好きな友達から連絡があった。

「久しぶり!しばらく行けてなかったけどもしよかったら一緒にハロプロのライブ行かないかなーって思って連絡したよ!忙しいかな?」

正直、あまり気乗りしなかった。
もうコンテンツもほとんどチェックできていないし、全メンバーに興味があるわけでもない。

こんな私が行っていいのかと思った。

私は友達に正直に話した。

「Twitterの更新頻度とかでなんとなく気付いてると思うけど、前ほど熱量がなくて全員が推し!って感じでもなくて。
行きたい気持ちもあるんだけど、こんな私が行っていいの?って気持ちもあって迷ってる」

すると友達は

「あのこみたいなオタクもいっぱいいるはずだよ!
むしろずーっと盲目で全員が大好き!みたいな状態の方が危ないと私は思うし(笑)
あんまり深刻に考えないでさ、軽い気持ちで一緒に行ってみようよ😊」

と言ってくれた。
いい友達を持ったなあと思った。

嫁いで以降一度もライブに行っていなかった。
およそ3年ぶりのライブ。

当日はライブの数時間前に友達と合流し、お互いの近況を話しながら最近のハロプロについて教えてもらった。

情報を追えていない私を理解してくれているようで、短時間でわかりやすくたくさん教えてくれた。
私の友達は本当に優しいのだ。

今回のライブでは、5年前に作ったTシャツと3年前に買ったペンライトを持参した。
友達は直近のライブのTシャツとペンライトを持って来ていた。

数年前のものを纏った私は会場で浮かないか心配していた。

しかし、古の頃から応援しているのであろうオタクたちは大昔に作ったであろうTシャツを着て、大昔のライブのペンライトを持っていた。

それを誇らしげに着用&振り回しながら開演前に大騒ぎする彼らを見て、何も心配することはなかったのだなあと思った。

会場に来ている人々に共通しているのは、ハロプロが好きという気持ち。それだけである。

オタクたちを見て、大好きだったあの頃の感情が久しぶりに蘇ってワクワクしてきた。

そして開演の瞬間。

消える照明と共に光る色とりどりのペンライト。
消えた照明と共に

「フゥ〜〜〜〜〜!!!!!!!」

と叫びだすオタクたち。

ああ、私はハロプロ現場に来たんだ。
一気に懐かしい気持ちになった。

こうして久しぶりのライブが始まった。

続く

関係ないけど今日寒すぎ。自席で電気毛布使ってたらみんなから羨ましがられた。持ち帰るのサボっててよかった。

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