栄光なきドン・キホーテ

選挙ウォッチャーが、政界に挑む“ドン・キホーテ”たちをレポートします。 ブログ「栄光な…

栄光なきドン・キホーテ

選挙ウォッチャーが、政界に挑む“ドン・キホーテ”たちをレポートします。 ブログ「栄光なきドン・キホーテ」(http://donquixotes.blog.fc2.com/) もご覧ください。 Twitter:https://twitter.com/donquixote2018

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2020年アメリカ大統領選挙レポート

 ドナルド・トランプ大統領の1期目の信を問うアメリカ大統領選挙は、史上稀に見る激戦となった。  事前の調査では民主党のジョー・バイデン前副大統領がリードしているとのことであった。しかし、中西部を中心に激戦の州がウィスコンシン、ノースカロライナ、フロリダ、アリゾナ、ペンシルベニア、ミシガン、オハイオ、テキサス、アイオワ、ジョージア、ネバダなど10前後ある。そこの勝敗次第で結果は変わってくる。例えば、38人で全米で2番目に選挙人が多いテキサス州は、トランプ大統領がややリードして

    • 小西彦治の華麗なる選挙遍歴

       最近一部で注目されている人物に小西彦治氏がいる。なぜこの人が注目されているのか。それはとにかく選挙に出まくっているからである。  小西候補は2月18日投票の長野県松川町長選挙に立候補していた。その前は2月11日投票の和歌山県印南町長選挙に出馬していたばかりだ。その一週間前の2月4日投票の山形県舟形町長選挙にも出ていた。1月21日投票の長野県荒市長選挙、1月28日投票の三重県川越町長選挙、と連日のように選挙に立候補しているのである。当然ながらその全てにおいて落選している。

      • 2024年八王子市長選挙レポート

         八王子市長選挙が1月14日告示された。  3期務めた石森孝志市長(66)が引退。新人5人の争いとなった。1月21日の投票日に向けて激しい選挙戦となった。 ◆八王子市長選挙立候補者 八王子市長選挙に立候補したのは次の5人。  石森孝志市長は初宿和夫候補を後継指名。「初宿」は「しやけ」と読む難読漢字。さっそく出陣式で自民党の茂木幹事長が「しけや」と名前を間違えたらしい。八王子市は自民党の萩生田光一・前政調会長のお膝元だが、安倍派の政治資金パーティー裏金問題がどう選挙戦に影

        • 2023年江東区長再選挙レポート

           4月の統一地方選挙で実施された江東区長選挙は、自民党所属の山崎一輝都議と、木村弥生・元代議士が激突する保守分裂選挙となった。激戦の末に木村・元代議士が当選を決めた。  ところが、当選したばかりの木村区長が、選挙期間中に有料広告動画をYouTubeに掲載したことが公職選挙法違反ではないかと問題となった。また、このYouTube動画を提案したのが江東区を含む東京15区選出の柿沢未途代議士であったことも発覚。柿沢代議士は9月に法務副大臣に就任していたばかりだったが、10月31日

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        2020年アメリカ大統領選挙レポート

          2023年朝霞市議会議員選挙レポート

           埼玉県朝霞市議会議員選挙が11月26日告示、12月3日投票で行なわれた。  定数24を32人で争う選挙だったが、なかなかカオスな顔ぶれが揃い、興味深いものとなっていた。 ◆朝霞市議会議員選挙立候補者 朝霞市議選に立候補したのは次の通り。  朝霞市議会はもともと、富岡勝則市長の与党会派であった輝政会が24議席中11議席を占めていた。それが2022年12月、富岡市長の埼玉県議会議員選挙の対応を巡り、うち7人が離脱し新会派「あさか未来」を結成した。残る4名は「進政会」と会派名

          2023年朝霞市議会議員選挙レポート

          2023年東京都議会議員選挙(立川市)補欠選挙レポート

           9月に行なわれた立川市長選挙には、立川市選出の都議2人が立候補した。そのため、立川市選出の都議2人が共に辞職。立川市は都議がいないという事態となってしまった。  その都議会議員の補欠選挙が10月6日告示、15日投票で行なわれた。 ◆立川市都議会議員補欠選挙立候補者 立候補したのは次の3人。2議席を巡っての激しい選挙戦が繰り広げられた。  辞職した都議2人の後継と、市長選にも出馬した都民ファーストの候補者の3つ巴という、市長選とほぼ同じ構図となっている。  酒井大史市

          2023年東京都議会議員選挙(立川市)補欠選挙レポート

          2023年統一地方選挙(東京)レポート〈市町村長選挙・市町村議会議員選挙〉

           引き続き、都内の選挙の結果を見ていきたい。区部に続いて市町村部の選挙を見ていこう。区部ほど候補者数は多くなかったが、ここでも激戦が繰り広げられていた。 ◆八王子市議会議員選挙 定数40に58人が立候補。多摩地域では最大の立候補者数となった。投票率は43.84%で、前回の44.89%を下回った。  党派別当選者数は次の通りとなった。  八王子市は自民党と公明党が議会過半数を保持する保守王国。しかし、自民党は前回より3議席減らしている。そのぶん、立憲民主党、共産党、都民フ

          2023年統一地方選挙(東京)レポート〈市町村長選挙・市町村議会議員選挙〉

          2023年多摩市議会議員選挙レポート

           統一地方選挙の一貫として東京都多摩市議会議員選挙が4月16日告示、23日投票で実施された。 ◆多摩市議会議員選挙立候補者一覧 多摩市議会議員選挙は定数26に38人が立候補した。多摩市は野党系の阿部裕行市長がいることもありもともと野党が強い地域である。  立候補者は次の通り。  政党別の立候補者数は次の通り。( )は現有議席。  現有5議席の自民党は、1人上乗せの6名を擁立。公明党、共産党、立憲民主党、生活者ネットワーク、社民党は現有議席と同じ人数を立てた。前回1議席の

          2023年多摩市議会議員選挙レポート

          2023年立川市長選挙レポート

           8月27日告示、9月3日投票で立川市長選挙が行なわれた4期務めた清水庄平市長が引退を表明。新人5人による選挙戦となった。 ◆立川市長選挙立候補者 立候補したのは次の5人。  清水市長から後継指名を受けたのは清水孝治・自民党都議。自民党が推薦している。清水市長と同姓だが、血縁関係はないらしい。  また、4年前清水市長にわずか257票差で敗れた酒井大史・立憲民主党都議も立候補。「特定のイデオロギーの対決にしたくない」と政党に推薦は求めていないが、立憲民主党の市議や共産党が

          2023年立川市長選挙レポート

          2023年東大和市長選挙・市議会議員選挙レポート

           統一地方選挙の一環として、東大和市長選挙・東大和市議会議員選挙が4月16日告示、23日投票で実施された。市長選は自民党が分裂。それを受けて市議選も自民党経歴の候補が分裂するという、激戦となった。その東大和市長選挙・市議会議員選挙をレポートする。 ◆東大和市長選挙立候補者 東大和市長選挙は、3期務めた尾崎保夫市長が引退。その後任をめぐって争われた。立候補したのは次の通り。  新人3人の争いとなった。  自民党は市総支部が根岸聡彦・前市議を推薦。  一方、地元選出の木原

          2023年東大和市長選挙・市議会議員選挙レポート

          2023年武蔵野市議会議員選挙レポート

           今回の統一地方選で最初にウォッチしたのは武蔵野市議会議員選挙であった。告示日の4月16日にたまたま別件で武蔵野市に出かけていたのが幸いだった。 ◆武蔵野市議会議員選挙立候補者 武蔵野市議選は定数26に対して40人が立候補していた。  そのポスター掲示板を見て驚いた。  なんだこれは! まさしくカオス。  炎上系YouTuberの煉獄コロアキ候補は、アニメ「鬼滅の刃」のキャラクター煉獄杏寿郎のコスプレ写真をポスターに用いている。  また、政治家女子48党の佐野香候補の

          2023年武蔵野市議会議員選挙レポート

          2023年統一地方選挙(東京都)レポート〈区長選挙・区議会議員選挙〉

           投票日からだいぶ経ってしまったが、4月23日に行なわれた統一地方選の東京都内の選挙ごとのまとめをあげたいと思う。今回は候補者に会うことよりも、出来るだけ多くの選挙区のポスター掲示板を見るように心がけた。そのため、ウォッチとしては不十分になってしまっている。まとめというよりは感想になってしまっているのだが、備忘のためにも書き残しておこうと思う。  なお統一地方選挙(後半戦)は4月16日告示、23日投票。都内では12の区長選、4の市長選、2の町村長選、21の区議選、20の市議選

          2023年統一地方選挙(東京都)レポート〈区長選挙・区議会議員選挙〉

          2023年品川区議会議員選挙レポート

           統一地方選挙の一環として、品川区議会議員選挙が4月16日告示、4月23日投票で行なわれた。 ◆品川区議会議員選挙立候補者 品川区議選に立候補したのは次の通り。定数40に58人が立候補した。  政党別の立候補者数は次の通りとなる。( )は前回の当選者数。  品川区では昨年区長選挙が行なわれている。史上稀に見る激戦となり、再選挙の結果、森沢恭子新区長が誕生した。  区長選では各党とも森沢区長の対立候補を支援。森沢区長を支援したのは無所属の妹尾麻里区議のみであった。しかし

          2023年品川区議会議員選挙レポート

          2023年都議会議員補欠選挙(大田区)レポート

           5月26日告示、6月4日投票で都議会議員補欠選挙(大田区)が行なわれた。 ◆都議会議員補欠選挙(大田区)立候補者 自民党の鈴木晶雅都議(当選)と都民ファーストの会の森愛都議が大田区長選挙のために辞職したことに伴う補欠選挙で、定数2に6人が立候補した。  区長選で落選した森愛・前都議が、自身が辞職したことが理由の補欠選挙に再出馬してきたことから疑問の声があがった。国会議員であれば、自らが辞職した選挙区の補欠選挙に出馬することは禁じられているが、地方議員の場合その限りではな

          2023年都議会議員補欠選挙(大田区)レポート

          2023年足立区長選挙・区議会議員選挙レポート

           5月14日、足立区長選挙・区議会議員選挙が告示された。つい先日、 統一地方選挙が終わったばっかりだが、足立区では毎回この時期に区長選と区議選が実施される。1999年、共産党系の区長だった当時の吉田万三区長の不信任決議が可決されたため、6月にやり直しの区長選が実施された。以来、足立区の選挙は統一地方選挙より少し遅れて実施されている。 ◆足立区長選挙候補者 区長選挙に立候補したのは次の通り。  5選を目指す現職の近藤弥生区長に、野党系の西山千恵子候補が挑む。4年前に引き続き

          2023年足立区長選挙・区議会議員選挙レポート

          2022年西東京市議会議員選挙レポート

           西東京市議会議員選挙が12月18日告示され、25日の投票に向けて選挙戦が繰り広げられた。定数28に40人が立候補するという激戦となった。  西東京市議選については前回2018年にもウォッチしているが、前回はわずか33人しか立候補していなかった。今回はそれよりも7名も候補者数が増えている。  西東京市は昨年の市長選長もわずかながらウォッチしており、比較的継続して調査出来ているのではないか。 ◆西東京市議選立候補者  西東京市議会議員選挙に立候補しているのは次の40人。

          2022年西東京市議会議員選挙レポート