緊急提案⑤(拡散にご協力ください)

※時間のない方、長い文章を読むのが苦手な方などは、最下段の【概要】欄のみお読みください。
ハッシュタグをつけてX(旧twitter)でポストするのは、実際に意見・要望を送った方だけにしてくださるようお願いいたします。

これまで、4回の緊急提案をさせていただきました。
1回目がBPOで、2回目がNHK、3回目は首相官邸で、前回の4回目は再度BPOが対象でした。
もちろん同じBPOが対象でも中身は違います。
そして、今回5回目となる提案対象もまたBPOになります。
過去、弊会におけるBPOアクションの時系列・経緯は以下となっております。


これまでNHK・日本テレビ・TBS・フジテレビが、いわゆる「ジャニーズ問題」に関しての自社検証番組を放送しており、テレビ朝日も近いうちに検証番組を放送するとアナウンスしています。

しかしながら、そのフォーマットは各局ともに、自局員にヒアリング(実際はアンケート?)したものをそのまま文字にして映し出し、2、3名の局員もしくはOBにインタビューするか、スタジオで形ばかりの紋切り定型文をセリフにして読ませる、はなはだ安易で形式的なものに過ぎませんでした。
検証番組を放送したテレビ局はどこも、その放送をもって禊は済んだと言わんばかりで現在に至っています。
また、放送時間の長短・ヒアリングの人数・内容等もまちまちで、肝心なところ、たとえば局独自の事情である、出向や転籍、再就職した社員がいることや、各局の番組やイベント等にどのように関わっているか等には触れないまま終了しています。
また、旧ジャニーズ事務所設置の再発防止特別チームが調査報告書において「マスメディアの沈黙」という言葉で指摘したからか、児童性虐待について報道をしなかったことが中心の番組内容となっており、それ以外のこと、たとえばジャニー喜多川が没したときに追悼特番や、レギュラー番組内に追悼コーナーを設けたことなど、積極的に賛辞を放送したことについて触れた局は皆無でした。

私見になりますが、「ジャニーズ問題」(弊会の定義は下記参照)において一番重要な役割を果たしたのはテレビだと思います。
テレビにタレントを露出させることで、他のすべてのことが成立したといっても過言ではないのではないでしょうか。
ラジオ・雑誌・スポーツ紙・一般紙……それらにおける露出、さらにはコンサートチケット・CD・DVD・写真集・カレンダーやグッズ等の販売、映画や演劇、コマーシャルでの起用。
どれも根底にはテレビでの露出があり、そこで知名度を得てのものだと考えられます。
人気グループとのバーター(抱き合わせ出演)や、他事務所ボーイズグループとの共演NG、さらにはテレビ局による忖度や遠慮、萎縮などといったことが起きたことはすでに各種メディアの報道によって伝えられていますが、それらが起こったのも、すべては気軽で簡便に視聴可能なテレビ露出によって知名度を得て、ファンを増やして人気者となっていったことによるものだと考えられます。
それによって“ジャニーズブランド”が確立しました。
ブランドが確立してしまえば、あとは名前が独り歩きをはじめます。

【弊会における「ジャニーズ問題」の定義】
広義としては、ジャニーズ事務所創設者であるジャニー喜多川氏の児童性虐待行為と、それに対する現体制でのジャニーズ事務所の企業姿勢、およびマスコミにおける報道の状況、ジャニーズタレントをCMに起用しているスポンサーの企業姿勢等、関係する一連のこと及び、それらを長期にわたって成立させている構造までを含めます。

狭義としては、主にジャニー喜多川氏の児童性虐待行為と、それに対する現体制でのジャニーズ事務所の企業姿勢を指します。

https://note.com/dont_buy_johnnys/n/n5263e710cf7b

「ジャニーズ問題」の根底にはタレントのテレビ露出があります。
その意味では、まさにテレビが産み出した“テレビに映らない怪物”がジャニー喜多川だったのだと思います。
そして、それを強固に支えていたのがメリー藤島氏率いる(旧)ジャニーズ事務所です。

上記のようなことを踏まえ、今回、皆さんに提案させていただくアクションは、BPOにより第三者委員会を組織することを、業務委託元であるNHKと民放連ならびに加盟各局に強く勧め、提案してもらう要望を出すことです。
そうして組織された第三者委員会により、NHKと民放キー局(日本テレビ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京)がどのように旧ジャニーズ事務所と関わっていたのかをつまびらかにすることで、放送界の自律と放送の質の向上を促そうとするものです。

なぜこのタイミングなのかというと、冒頭にリンクした記事にある通り、BPO内でジャニーズ問題についての議論が続いており、今月もまた継続して意見交換があるためです。

なお、当提案の直前に「一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ」がより具体的で広範な要望書をメディア業界団体等に送ることを発表しました。
そのため、当提案を中止することも考えましたが、チキラボが働きかける対象には、私たちが働きかけるBPOの設置元であるNHKと民放連が含まれているため、判断は先方がするであろうということで、テレビ局にとっての第三者組織であるBPO委員会が「チキラボ」を推薦するのであれば、それでも良しとの立場を取るものとします。

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【概要】
■アクションの目的
テレビにおける放送番組の質的向上を図り、未来を生きる青少年の健やかな成長を守るためにも、ジャニーズ問題の第三者調査委員会を通して視聴者ならびに番組出演者の人権を守る放送倫理の高揚に寄与してもらうこと。
また、放送を担うテレビ局と視聴者との信頼が途絶する事態となっていることを各局に強く自覚してもらい、信頼回復に努めることを促すため。

■下記3点について、BPOに要望を届ける
①BPO三委員会(放送倫理検証委員会・放送人権委員会・青少年委員会)の合意のもと、BPOの総意として業務委託元であるNHKと民放連ならびに民放連加盟各社に対し、NHKと民放キー局(日本テレビ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京)を対象とした、旧ジャニーズ事務所および現SMILE
-UPとの関係について、性加害報道の有無のみにとどまらない、広範な調査をするための第三者委員会設置を求める提言をおこなうよう求める。

②上記①の設置にあたっては、NHKと民放キー局に対する設置要望内容、制度設計、大まかなスケジュール等の経緯を逐一公開し、視聴者に対して透明性を担保すること。
調査完了後は速やかに報告書にまとめて公開するとともに、記者会見をおこない、説明を加えること。

③ NHKと民放連には、別途「一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ」から同様の要望書が届いていると思われるが、当要望よりそちらの方が有意義と判断するのであれば、それをBPOの総意として、業務委託元であるNHKと民放連ならびに民放連加盟各社に対して公開で推薦すること。

【要望の届け先】(BPO)

「ご意見送信フォーム」を利用の際は、番組名と放送時間帯は記入する必要ありません。
放送局名は「NHKおよび在京キー局」でよろしいかと思います。

【期間】
11月9日(木)~11月13日(月)までの5日間

◉上記の説明①②③を参考に、自分個人の自由意思で要望を送ってください。説明に書いていないことでもOKです。
BPO自体が各テレビ局にとっての第三者委員会ですので、ジャニーズ問題におけるテレビ局と事務所の関係調査のための第三者委員会設置要望であることを明確にしてください。

■実際に意見を送った方のみ、下記ハッシュタグを記載して、送信した旨を「X」にポストしてください。

ハッシュタグ:#BPOにジャニ問題第三者委員会設置要望を送りました

なお、このアクションはツイデモの性格を持つものではありません。
上記ハッシュタグをツイートするのは実際に意見を送った方だけにしてください。
ハッシュタグをつける目的は、このような要望があることを可視化させるためです。

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私たちのやっていることにどれほど効果があるのかはわかりませんが、やれるだけのことをやってみましょう。

よりよい社会を次世代へ──。
私たち一人ひとりは微力ですが、決して無力ではありません。


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