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文学少女航海日誌その1    『セーリングエラ』

大航海時代シリーズ、というゲームをご存知だろうか? 海洋貿易を中心としたシミレーションゲームである。港町から港町へ交易を行い、海賊と戦ったり、時には陸にあがって遺跡調査など、かれこれ30年くらい続いている歴史のあるゲームだ。

そのオマージュ(?)的な作品が今回、ご紹介させていただく『セーリングエラ』である。システムはほぼ一緒だが、開発元が中国の会社さんだ。そのためか、最初に選べる主人公に中国の文学女史(?)が選べたので、その娘で始めようと思う。

大航海シリーズは、確か2のリメイクを昔にやったような覚えがある。わずかな記憶を頼りに、今回はできる限り攻略サイトは頼らないよう進めていくことにした。

実ところ、一回やり直している。当初は諦めかけていたが、思い直し、2回目でうまく進めた。交易が軌道に乗りまとまった軍資金が集まりだし、船団も形成できた。そこに至るまでがなかなか難しい。おそらく、はじめてあの手のゲームをやるひとは攻略サイトを熟読してやることをオススメする。私も、ちょっとした小技無しでやったので、あとから知ってやや損をした部分もあるが、まあ、その話はまず置いておこう。

私が始めたキャラは、雲睦(読みが分からん)。最初から学術系のスキルに長けている少女で、その地域にある書物を読み漁ることができる、訳ではないがその手の専門の娘さんだ(笑)。本人は豪商の娘さんだったのかな? いわゆる文学系お嬢様が世界を旅してそれらをひとつの本にまとめよう、というのが彼女の目標だったか。曖昧で申し訳ない。

最初のチュートリアルで、大陸の南東にある漳州(しょうしゅう)から航海がはじまる。そこから東へと進み那覇へ。遺跡調査が終わると次に、資金を3万と船を5隻、集めることから第一章が始まる。これがわりと難儀で、初心者はおそらく、ここでつまづいてしまうのではなかろうか。私も当初はそうだった。経験者が聞いてあきれる(笑)。

兎にも角にも、まずは節約し、交易を行う上でどの港にある商品がどこで高く売れるか、市場を調べなければならない。以外にも、歴史のお勉強になるのでそこがおもしろい。 

私は、漳州の磁器を長崎に売って、そこの漆器を買って戻って売るを繰り返した。時期によって高騰したり価値が変動するので、別の地域の特産品を漁っては売りさばくを繰り返す。まさに商人だ。かつて日本が鎖国時代、長崎が唯一の交易の玄関口だった影響が反映されている。だが、江戸とかでも物を売り買いはできる。まあ、ゲームなのであしからず。

スタート時点での主な周辺の港は、朝鮮半島や台湾などもあり、その産地の品々を売買しても良いのだが、何はともあれ壺だ。壺させ売っときゃなんとかなる。最初の章をクリアしないと、商人ギルドの立ち上げやキャラのレベル上げすらできないので、先に進むにはそうそうに攻略したい。

それさえ無事に終われば第二章へ。次は東南アジアへおもむくことになるのだが、その前にじっくり腰を据えて軍資金集めとキャラ強化に努めるべきだ。

最初からではないが、固有キャラとしてお目付け役の剣士、学者パイセン、エスニックなショタが仲間になる(笑)。もう少し進めば、用心棒的な剣客も加入する。随分とむさ苦しいパーティだ。酒場などで固有キャラ以外も仲間に雇えるが、月々の支払いをしなければならないので、たくさんは雇えない。

交易と合わせて、商人ギルドと総督府のクエストも攻略していく。やることが、やることが多い。何故なら、その地域の貢献度をあげることで、徐々に様々な特典が開放される。主に、特産品の交易許可と商人ギルドの立ち上げ。探索許可もそうだ。

さて、お金を増やして次にすることは、艦隊の強化だ。残念ながら、船大工のスキルを持つキャラが私にはまだいないので、船の改造などはできないが、そこそこの大きさの船は買える。小さい船を何艘揃えたところで、海賊に会ってしまうとたちまち海の藻屑だ。それで何度か痛い思いをしている。ロードしてやり直せばそれで済むが、それ無しだと、沈んだ船は回収できない仕様だ。

第二章に行く前に、とあるクエストを攻略すれば、割りと優秀な船が手に入る。それらを集めてどんどん艦隊を大きくし、積荷を増やし、交易を繰り返し利益をあげてゆく。資金に余裕が出来れば、別働隊の船を出せるようになり、さらには港に投資を行い発展させてゆく。発展すれば、特産品の価値があがったり、新たに強力な船が作れるようになる、と。これが海洋貿易シミレーションゲームの醍醐味だ。

艦隊の強化だけではなく、キャラごとの特性を伸ばして、海戦を有利に進めたり、遺跡探索などに必要なスキルを磨くのも大事だ。未開拓地や遺跡の発見は艦隊経験値が貰えるので、それらをまたキャラに割り振ってレベルをあげる。

とまあ、これがこのゲームのおおまかな概要だ。好き嫌いが分かれるシリーズだと思うが、興味があればぜひやってほしい。

最後に、このゲームで長崎に行く機会があれば酒場の『桜子』ちゃんには会ってほしい。あそこに行くたびに桜子ちゃんと酒を飲んでいる。旅先の特定のキャラと友好度あげるイベントもあるので、それらも含めてお試しあれ。

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