Synchronicity 同じ時代に生きている奇跡

という意訳を。

フェスそのものを楽しむ目的、好きなバンドや気になるバンドが目白押しだから、人それぞれ色んな理由でイベントのチケットを買って会場へ向かうのだと思います。自分は主に後者の理由がほとんど。

気がつけば、昨年、野音で見たOAU以外は見る出演バンドがすべて初めてか、コロナ禍以前にLive行って以来ということになりました。

downyはコロナ禍真っ只中に配信を見て以来かつ、アルバムリリースした際にコーヒー豆やスイーツなどを購入する際に一緒に買ったTシャツをやっと着てLiveに行ける事も上乗せで、久しぶりにハコで音を体感できたのは感無量でした。映像と音を配信の向こう側、それが本来のLIVEという空間ですが、そこで得られるものは、かけがえのないものだということを、この先もずっと感じ続けるのだと思います。

トリはいつもの流れならtoeを当然、見に行くのですが、以前から気になっていたリーガルリリーをあえて。ものすごく悩みました。願わくば、自分の好きなアーティストがスケジュールバッティングは無い方が良いですが、こればかりは仕方ない…

リーガルリリー良かったです。
今や人気都市型フェスでトリをつとめ、この後も全国ツアーを控えている人気バンドですが、自分にとっては新しい音の出会いに思うことあり…。
この日は入場のリストバンド交換もちょうど一番混んでる時間帯に当たってしまいけっこう並びましたが、それ以外にも入場規制の場面を何度か見かけていたので、もしかしてOAUを見た後の流れだと、toeもリーガルリリーも入場規制かかって入れないかも?みたいな不安はありました。リーガルリリー入れなかったらtoeに行こうと決めて、いざOAU終わりにO-Westへ行ったら意外に空いていて…客層の違いか(この日は前半から中盤にかけて混雑がピークだったのか、toeも最後、ほんとうに最後にほんの一瞬だけ見れましたが会場満員でしたが入れないこともなかったようです)。

当時、ジョージウィリアムズがやっていた人気ラジオ番組で彼がかけて好きになったバンドは…羊文学なんですが(残念ながら昨日は出演キャンセルになってしまいましたが。リストバンド交換で並んでいるときに、キャンセルになったことを知らずに楽しみにしている二人組の方の会話が耳に入ってきましたが、本当に勢いに乗ってきているんだなーなんて実感してしまいました)。羊文学が耳に留まった当時、そのシーンの中で、よく名前を目にしたのが、17歳とベルリンの壁、揺らぎ、そして、リーガルリリーでした。どのバンドも個性ある独自のスタイルで活躍して。リーガルリリーだけLiveを行く機会を得られず。コロナ禍になったせいもありLiveの機会自体が激減してしまっていたせいもありますが…

言うほどたくさん音楽聴いてきたとか、色々知っているとか、そういうのではまったくありません。好きな音楽が偏っているとか、こだわりがあるとか、そういうことなのかなと思っています。
さすがに自分が10代の頃に衝撃を受けて大好きになったバンド、アーティストと同じようにはなりませんが、いくつになっても新しい音楽に出会いたいし、衝撃や刺激を受けて感動したい。最近は音楽聴かなくなったなーとか、Live行かなくなったなーとか、そういう事は言いたくないと思っていて。どんなに歳を取ろうと。

いろんな事情で離れてしまったバンドの人たちや、友人も自分も少なからず周りにいます。自分はそういう人たちを含めこれまで出会ってきた音楽が好きです。

リーガルリリーのLiveには、そんなかつてめぐりあえたかっこいいロックバンドの姿が、音はまったく違えど重なって見えた事に、音楽も時代と共に循環して、変わらない普遍と新しくなっていくものを感じずにはいられない熱いものを感じました。

もしかしたら、今までもそうだったのかもしれませんが、音楽は循環して新しいもの生まれ変わり続けるもので、未来この先もそうやって時代を重ねていくのなら、そこでめぐりあえるものはきっと同時代に生きる奇跡であり、自分が生きている限りは白髪になろうがはげようが、Liveハウスに行って音楽聴いて、頭振って踊りたいし、翌日、首痛いって、おじいちゃんになって孫年代の世代が台頭してきた時も同じことを言っていたいです。





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