光陰矢の如し

月日の過ぎていくのは、飛ぶ矢のように早い。歳月のたつのが早いことのたとえ。

[使用例]
1.週一更新ペースを守ろうとしたのに、前回のnote更新から2週間近くが経とうとしている。光陰矢の如しだ。

2.本日2022年3月9日で高校を卒業してからちょうど10年になる。光陰矢の如しだ。

こんばんは、どぅーけんです。

使用例1、2ともに事実なのですが、時間が経つのは早いですね。

さて、今回のテーマはこちら。

簡単にまとめると、
「世界最大級のeスポーツチームからスター選手が脱退したらチームのフォロワーが激減してしまった、今後のスポンサーセールスがやばいかも」ということですね。

記事でも触れられている通り、ファンが離れていくのはロイヤリティがチームではなく選手にあることが主な理由だと考えられます。

わたしの少年時代で「イチロー選手が日本にいたころはオリックスを応援していたが、メジャーに移籍してからはあまりオリックスの試合を見なくなってしまった」という現象があったので、それに近いですかね。

eスポーツ「選手」にファンのロイヤリティが集まるのは理由は簡単です。

チームを勝利に導くかっこいいプレーをするのは「選手」であり、自分もなりたいという憧れをいただくのは「選手」です(これはフィジカルスポーツでも同じことが言えます)。さらにeスポーツ選手はファンとの距離がとにかく近い。選手個人の配信が当たり前のように行われており、パーソナルの部分がしっかり見れます。また、ファンはチャットや投げ銭などによって簡単に交流することができます。SNS上での発信もフィジカルスポーツの選手に比べて活発な印象があります。

それに比べてeスポーツ「チーム」にはファンのロイヤリティが低いように感じられます。それはなぜか。2つほど書き出してみます。

①選手の移籍が活発過ぎる
⇒eスポーツ選手の寿命が短いことにも起因すると思いますが、チームメンバーの入れ替わりは非常に激しいです。
 実力を付けたためにより高い契約条件を求めて移籍する選手もいれば、結果が出ずチーム側から契約を切られてしまう選手もいます。
    「大会に出るたびにメンバー変わってない?」そんなチームも結構見ますし、中にはメンバーがそっくりそのまま全員変わっているなんてこともざらにあります。ゲームの特性にもよりますが、早急な結果を求めるのであれば、一から連携を作り直すより全員とっかえてしまった方がプラスですからね。
 スポーツチームのファンであれば「自分の応援しているチームとライバルチーム、所属選手が全員トレードになったらそのチーム応援する?」という話をしたことは誰でもあるのではないかと思いますが、リアルにそれが起こりうるのがeスポーツの世界。

②チームのカラーが全く見えてこない
⇒選手の移籍問題とも絡んでくるのですが、チームのカラー的なものが見えにくい気がします。しかも「eスポーツ」と1つにまとめていますけど、大手チームになると色んなゲームタイトルを抱えていることがチームの統一的なイメージを作るのをさらに難しくしているのではないかと。

巨人と阪神、カラーが違うよねと言われれば大体の野球ファンは分かると思いますが、TSMとCloud9でこういうところ違うよね、と言われてピンとくるeスポーツファンは少ないのではないでしょうか。少なくとも私は全く分かりません。

日本のプロスポーツを見てるとカラーを出すのに一番手っ取り早いのは地域性を出すことじゃないかと思っていますが、eスポーツチームでホームタウンみたいなの持ってるところってあんまり多くないんじゃないかなと思ってます。
チーム名に地域が入ってて画期的だなと思ったオーバーウォッチのプロリーグにしても、Cloud9(拠点:ロサンゼルス)がオーナーのチーム・スピットファイアの拠点はロンドンだったりで、正直よく分かりません。

というわけでざっと書いてみました。

じゃあどうしたらチームの価値を上げることができるのかと考えたとき、
まずは明確なチームのビジョンを持って、それに沿った運営をすることが必須ではないかと思います。「勝ちゃいい精神」でいい選手をバラバラにかき集めても、選手が去ったときにファンも一緒に離れていってしまう。
「俺たちはこういうチームなんだぜ」と外に発信していきながら、そのカラーに合う選手を集めて、ファンを支持を集めながら勝てるように育てていく。そんなチームが人気出てきてくれたらいいなーと思ってます。

なんて書いていたら、最近出たニュースで気になることが。

BC SWELL というeスポーツチームの運営に元サッカー日本代表の大久保さんが就任したというニュースです。

お恥ずかしながらBC SWELLというチームをあまり知らなかったのでHP探してみたのですが、非常に面白かったので紹介したいなと。

UNLEASH THE FUTURE 〜未来の可能性を切り拓く〜
戦う。 未来の可能性を切り拓くために。
自然の猛威、未知なる脅威、そして価値観の違いが引き起こす争い。 私たちの未来は、さまざまな課題にさらされています。 大切なことは、人と人、地域と地域が多様な価値観を認め合い、 平等で公正な関係で未来へ向かって歩みを共にすることです。
『UNLEASH THE FUTURE ~未来の可能性を切り拓く~』という理念のもとに集まったゲームパフォーミングチームです。 もっとも平和的で公正なステージで、もっとも創造的、社会的な存在として、世界をリードします。

チームの理念がちゃんと書かれてますし、抽象的ではありますが、社会課題解決に対する目線があるのが時代の先端をいっている感じがありますね!

そして何よりサステナビリティについてのページがガッツリあると。

eスポーツチームのサイトでSDGsのアイコンを目にしたのはおそらく初めてではないでしょうか。笑

チームとしてはまだPUBG MOBILEとLOLの2タイトルのみで、スポンサーもサイトには記載がないのでもしかするとリーグからの補助などで運営している状態なのかもしれませんが、今後に注目していきたいと思います。


というわけで今日はこのへんで。また来週。多分。











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