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【栗山町】合同会社オフィスくりおこ/ 地域密着型ビジネスで、栗山町だからできるチャレンジを

札幌市や新千歳空港から車で約1時間の道央エリアに位置する北海道栗山町は、田んぼや畑が広がるのどかな風景に囲まれた自然豊かなまち。

合同会社オフィスくりおこは、栗山町地域おこし協力隊を通じて出会った石井さんと高橋さんが起業した地域商社です。
都会から栗山町に移住し、地方ならではの新たなビジネスモデルづくりに挑戦する代表の石井さんにお話を伺いました。

ーまずは自己紹介をお願いします。
石井さん:出身は埼玉県で、大学時代は栄養学を専攻していました。卒業後は管理栄養士の仕事に就いたのですが、対面でお客様とコミュニケーションを取れる仕事に魅力を感じて、飲食店に転職して店舗マネージャーになりました。

もともと北海道が好きでいつかは移住をしたいと思っていたのですが、ちょうどよいタイミングで栗山町地域おこし協力隊の募集があってすぐに応募をしまして。無事に合格して、栗山町とのご縁ができました。

ー地域おこし協力隊では、どんなことをやっていたんですか。
石井さん:任期中は役場の皆さんとタッグを組んで、ふるさと納税のPRなど地域おこしにまつわる様々な業務に携わっていました。
食というジャンルに関わっていた自分の経験を活かして、栗山町の美味しい農産物を使ってまちをさらに盛り上げたいという気持ちでしたね。

ーともに起業をする高橋さんとは、そこで出会ったんですよね。
石井さん:そうですね。高橋さんとは地域おこし協力隊が出会いのきっかけです。
地域おこし協力隊の任期は3年間なのですが、任期が終わった後も栗山町と関わって、仕事をしたかったので起業を決意しました。

ー栗山町の魅力については、どうですか。
石井さん:ちょうどいい田舎という感じです。のどかだけど、都市部へのアクセスも比較的いい。
なにより農産物がおいしいのがいいですね。このまちの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいんですよね。

ーオフィスくりおこでは、どのような理念を持って活動されているのですか。
石井さん:私たちは、「日本の地方を、ワカモノ・ヨソモノが活躍できるフィールドに」というミッションを掲げています。
自分たちがこれまで培ってきた経験や知識を還元して、栗山町に関わる人たちをどんどん増やしていきたいと思っています。

人口減少や高齢化の進行という地域の課題はありますが、ワカモノ・ヨソモノを巻き込むことでこれからのまちづくりをさらに活性化させていくことができるのではないかと。

ー具体的にはどのような事業を行っていますか。
石井さん:地元密着型の飲食店「cafe&barくりとくら」の運営、宿泊施設「guesthouse くりとまる」の運営、ふるさと納税に関する業務、新たな人材の育成という4つの柱となる事業があります。

「cafe&barくりとくら」では地場産の食材を積極的にメニューに使用して、栗山町で生まれる食の美味しさを積極的に発信しています。

「guesthouse くりとまる」は宿泊施設だけでなく地域のコンシェルジュとしても機能しており、栗山町を訪れる方々が滞在してまちの魅力に触れるための拠点地として活用されていますね。

ー飲食店と宿泊施設、どちらも運営されているんですね。
石井さん:これらの施設は、栗山町に関わる方々を増やすための交流の中心となるように意識してつくられています。
飲食店や宿泊施設には「ヒト・モノ・情報」が集まりやすいですし、やはりその場で体験したリアルな出会いによって生まれる関係性は強いものになるんですよね。

まちに「ヒト・モノ・情報」が集まることで、にぎわいが生まれる。そこで集まったヒトと新たなビジネスを立ち上げて、なりわいを生み出す。そしてにぎわいとなりわいを掛け合わせることで、「関係人口」がますます拡大する。

私たちの事業を通じて、このような好循環が栗山町というフィールドで見られるといいなと思っています。

ー最後に、今後の展望についてお聞かせください。
石井さん:田舎だからできないではなく、田舎だからこそできることを実現したい。私たちはそう考えて、日々新たな可能性にチャレンジしています。

地域に根ざしたビジネスだから、生み出せる価値があると信じています。
これからも栗山町の皆さんとともに、ワカモノ・ヨソモノといったたくさんの方々が活躍できるまちづくりに全力で取り組んでいきます。


事業主体

合同会社オフィスくりおこ

所在地

北海道夕張郡栗山町中央2丁目95


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