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余市町×収穫体験

収穫期の地域の担い手不足の解消、継続的な関係人口の創出のために、ワインの収穫体験をメインとした地域活動を令和4年10月23日(日)に実施してきました。

「リタファーム&ワイナリーへ」

余市町で「余市ワイン」「ドメーヌタカヒコ」に続き、3番目のワイナリーとして1998年に誕生したワイナリー。

夫婦二人で営むリタファームは、害虫と呼ばれる虫と共存することから学ぶべきこともあると考え、圃場内の生態系を極力崩さない畑造りに取り組んでいます。オーナーの菅原さんのお話を伺い、実際にぶどう収穫体験をしました。

参加者がレクチャーを受ける様子

前日が雨予報だったため、ぶどうの品質を守るためにほとんどの収穫は終了していましたが、今回の参加者の為に1列収穫できるように残していただきました。

参加者の中には、過去に収穫体験を経験されている方がいらっしゃったこともあり、収穫の仕方や、知識の共有をしながら、大人から子供まで楽しみながら収穫体験をすることができました。

ぶどう収穫後は、実際に破砕機へぶどうを入れる体験や、発酵させる様子などを見学。ワインづくりの課程を体験しながら、製造やおいしいワインの裏話などをワイナリーのスタッフにお伺いしました。
また、別のツアーから参加し、ご一緒した方の中には道外から毎年収穫体験に訪れる方がおり、余市ワインや収穫体験の魅力について、参加者同士で語り合い、楽しんでいただくことができました。

体験終了後は、余市駅付近でリタファームの菅原さんが運営している飲食店(現在は休業中)の店舗をお借りし、余市町内で取り寄せしたパンやラザニアと一緒に、リタファーム&ワイナリーのワインを試飲しながら昼食を楽しみました。

参加者からは「ワインが好きで個人的に勉強している。今回の関係人口創出の取組は良い取組だと思った。」といった声や、リタファーム&ワイナリーと、今後に向けたイベントの話をされている参加者がいらっしゃるなど、継続的な関係性が期待できる様子が見られました。

また、昼食後は余市駅周辺を散策いただき、ワインやパンなど余市町の特産品の購入を楽しまれていました。

リタファームのワインで乾杯をする様子
参加者同士の交流の様子

余市町農園応援サポーター「チアーズ」について

現在、余市観光協会の取り組みとして、余市町に興味のある方やブドウ収穫ボランティアをお手伝いしたい方と、ワイナリーや農家をつなぐ余市町農園応援サポーター「チアーズ」というサービスを提供し、ワイナリーの人手不足を解決するための取り組みを実施しています。

余市観光協会では、令和5年2月現在400名弱の登録者がいるこのサービスの認知度を拡大させ、継続的な収穫体験者を増やし、余市町と地域内外の方々を継続して繋ぐことを目指しています。今回の参加者にも「チアーズ」のサービスをご案内しました。

今回の地域活動を終えて

地域活動終了後のアンケート結果では、ワイン収穫が目的ではあったが、その他の交流も含めて大変満足したとの声をいただきました。今後継続的な関係を構築するための取り組みができたと感じることができる活動となりました。

また地元事業者の方々も、他地域から来られた参加者と「ぶどう収穫」を基軸とした取組を実際に体験いただき、地域コミュニティや地元の方、参加者同士で接点をもつことで、今後の継続した関係づくりに向けた取組みの一歩として、活動できたというお声をいただいています。


事業主体

北海道庁総合政策部地域創生局地域戦略課
(道内版関係人口創出・拡大事業)
協力:余市町、余市観光協会

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