見出し画像

足利事件を忘れるな

足利事件を知っていますか?すごく簡単に説明すると以下になります。

①非人道的で残虐な事件である。

②日本で初めてDNA鑑定が犯人逮捕の決め手となった

③裁判でも有罪の証拠として採用された。

④その事件は冤罪が証明された。

⑤真犯人は今も自由に生活している。

ものすごく簡単に言うとこれだけですが、裏でとんでもない事が起きています。そしてそれは、日本は法治国家でなくなりつつある事を示しています。

どういう事かというと、あなたが明日、見に覚えの無い罪を着せられて証拠を捏造されて有罪にされるような国になろうとしているのです。

今回は私が知り得た情報を元に、数回に分けて記事を書いていこうかと思います。

まずはトップ画像にある通り、著者・清水潔「殺人犯はそこにいる」を読んだ感想からです。

この書は足利事件を記者の目線から追った本であり、足利事件とはどういう事件だったかを知る事ができます。

時系列通りにはなっていないですが、足利事件および関連の疑われる一連の事件について、一般人の知る事の出来る情報はほぼ全て網羅されていると言っても良いでしょう。

そこでこの本を読んだ私の感想を述べてみましょう。


事件性について

私の見解は、著者の清水氏と同じく、足利事件単独ではなく、5件の連続誘拐事件だと思います。いや、明るみに出ていないだけで本当はそれ以上の誘拐殺人、または強姦をしている可能性は十分過ぎる程にあります。というよりもそう考える方が自然です。

連続誘拐事件だと思う理由は、犯行の状況が酷似している事です。例えばパチンコ店からの連れ去り、犯行は全て半径10キロ件内で起きている事、事件が土日祝に集中している事、いずれも幼い少女を狙った誘拐強姦殺人だという事、です。

そしてそれらの犯行は計画性が無く、衝動的で、大胆な犯行である、という事です。にも関わらず、全体的に目撃証言が少なく、すぐに犯人特定に至っていないのは、不適切かもしれませんが「運が良い」と言う他ありません。

また、おそらく真犯人は警察を完全に舐めきっています。何故なら自分が逮捕されていないのだから。遺体を無造作に放置して、現場を去るなんて、警察を舐めていないとできないでしょう。

そして強姦事件なので、強盗と違って盗んで終わりではないので、15分程度は掛かるのではないでしょうか?そして殺害までするとなると、とても人目のある外でできる事ではないでしょう。

にも関わらず、現場を抑えられない、目撃証言もすくない、そして足利事件事件では多数の目撃証言にもあるように、人目のある中での堂々たる犯行、この大胆不敵さは完全に警察を舐めきってます。

現行犯でもない限り捕まらないと踏んでいると私は思います。そこが真犯人を増長させて、何度も同様の手口で犯行を繰り返す理由なのかなと言うのが私の推測ですね。


理解不能な犯人像

私は真犯人は知能犯とは思えませんが、あの様なあまりにも大胆過ぎる犯行は、確信がないとできないと思うのですが、反対にやっている事は衝動的で身勝手極まりない、自分の欲を抑える事もできない猿並の実に愚かな行為です。

この点から知性的な人間ではないと思うのですが、DNA鑑定に代表される科学捜査の進歩を知ったのか、96年の誘拐事件は遺体が発見されていないため、科学捜査もできません。

単に運が良いだけなのでしょうか?それよりも遺体を発見されるとまずいという事を知ったという方がまだ納得できる気がします。

しかしだからと言って簡単にできる事ではありません。バラバラにでもしない限りいつまでも発見されないというのは不自然でもあります。

衝動的で浅はかな人間かと思いきや、科学捜査が大きく報道された足利事件後は遺体が発見されていない事を考えると、単純な馬鹿とも言い切れない、実に不気味です。

私の臆測に過ぎませんが、こんな衝動的で浅はかな人間が96年以降、急に自分の欲を抑えられるようになるとは思えませんので、恐らく犯行は続いていると思います。にも関わらずそちらでも逮捕に至っていない。これは手口を変えたとも考えられます。証拠を残さぬよう計画的な犯行に変わった可能性もあります。

そうなると知能犯とも取れるのですが、どうも腑に落ちない、手口が酷似している事から別人の犯行とも思えない、一般人には理解不能なんです。

まぁこんな身勝手で変態でとんでもない犯罪者の気持ちなんて解らない方が普通ですが。

(もしかしたら逮捕されているのかもしれないが、公にできないという事も十分過ぎるほと考えられます。理由は別稿にて書きます)


足利事件の与えた衝撃

以上が私の事件に対する見解ですが、なんとこの事件、無実の人間が逮捕されています。そして93年に無期懲役の判決が下され、2010年に無罪判決が言い渡され、冤罪が確定したのです。

17年もの間、無実の人間が不当に拘束され、あまりにも不名誉な罪を着せられ、真犯人は自由に生活している、挙句の果ては誤認逮捕により、新たな事件を生んだという、それだけでも日本の犯罪史上に残るような事件ですが、別の意味でも歴史に残る事件でもあります。

それは日本で初めてDNA鑑定で犯人を特定し、日本で初めて裁判で証拠として認められた事件であったという事です。

という事は、足利事件を前例にされて、その後DNA鑑定が証拠とされるようになり、科学捜査万能の時代が到来するのですが、原点であった足利事件が間違っていたという、もうこれを表現する言葉が見つかりません。

つまりDNA鑑定が有力な証拠とされた事件は、全て間違っていた可能性があるのです。原点から間違っていたのですから。

足利事件の残虐性も凄いですが、警察、司法の間違いも凄い、そしてその後も冤罪を生んだ可能性があると言う、これはもう日本の犯罪史上に残る事件だと言って良いでしょう。

今回は敢えて事件性にのみ、的を絞って書きましたが、今度は別の視点から記事を書きます。

それはDNA鑑定を行った弁護側からの視点ですが、私の理解できた範囲でのみ、書いてみたいと思います。

最後に、もっと詳しく知りたい人はぜひトップ画像の著者をお読み下さい。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートして頂いた分は、音楽論の発展、音楽教育の進歩によって恩返しさせて頂きます。

大神独歩

福岡市在住。ギターを中心とした音楽論をあらゆる楽器の如何なるレベルの人にでも役に立つように説いています。 ギターのレッスンも格安にて受け付けております。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。