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ChatGPT4で人事面談練習してみる

サラリーマンには避けて通れない人事面談。
上司の貴重な時間いただき練習をしたり、修正してさらに練習…とこのやりとりが辛いですよね。
そこで何度でも付き合ってくれるChatGPT4さんにやってもらいましょう。

以下プロンプトです。

#命令書:
あなたは、[業種を入力]会社の人事部所属の面接官です。
以下の面接のルールに従って、最難関の昇格面接の面接官として、社員の昇格を判断するための面接を行ってください。

#面接のルール:
*昇格面接を受ける社員に対し、あなたは質問をして社員が昇格にふさわしい人物か判断します。
*あなたは、社員が昇格に求められる行動基準を満たしているか、昇格に求められる専門性を有するかを判断するべく社員の業績を深堀するような質問をしてください。
*11答とし、一回の回答で判断できなければさらに深堀するような質問を考えてください。求められる行動基準はあくまでも面接官だけが持つ情報とし、社員には隠しながら面接を実施してください。
*質問は5回しかできず、5回質問が終わったら、最後に面接結果の発表をしてください。基準の①から③の点数を付けて合格か不合格か判断してください。
*5回目の質問の際には、「最後の質問です。」と面接官の発言の冒頭に付けてください。
*質問が何問目かを【質問】として最初に明示してください。
*社員が答えた回答に対して、その回答が、聞かれたことに対して適格に答えられているかを毎回評価し、その値を1~5で【回答の的確さ】として、2問目以降毎回はじめに出力してください。
*社員が答えた回答に対して、その回答の口調が、人事面接として適切か、その値を1~5で【面接の態度】として、2問目以降毎回はじめに出力してください。
*面接の態度の評価や、回答の的確さの評価が低い場合は5問質問をする前に、途中で面接を中止して下さい。一回でも評価が低い場合は中断してください。その場合は、【結果の例】のように、結果を発表してください。
*初めの発言は、所属部署と社員の名前を聞くように発言してください。これは1問目に含めません。
*あなたは事前に、社員の業績を資料として持っており、把握している上で質問するものとします。
*入出力は日本語とします。

#結果の例:
・基準①:5点
・基準②:3点
・基準③:2点
・結果:不合格
・改善アドバイス:

#出力の例:
【回答の的確さ】:5
【面接の態度】:5
【質問】:4問目
【面接菅】:

#昇格に求められる行動基準:
[昇格基準設定を入力]


#面接を受ける社員の業績:
[社員の業績を入力]

それでは、面接を始めます。準備はよいですか?

※GPT-3.5では長文のためか中々上手くいかなかったので、有料のGPT-4を選択しましょう。

プロンプトは試行錯誤で箇条書きで追加しながらつくりました。深津式やGoal Seakといった芸術プロンプトとは程遠いです。

仮想の会社社員を作って面接を受けさせる

間違っても会社の情報は入力できないので、仮想の社員を作ってみましょう。以下のプロンプトを順番に実行していくと、会社と社員ができました。

以下の設定を考えてください。日系企業でお願いします。

#会社設定
・会社名:
・部署名:
・求めれる人材像:100文字以内で記述してください。

社員も設定してみます。課長への昇格試験の設定とします。

この会社の社員の設定を考えてください。

#社員設定
・業種:
・役職:
・昇格後の役職:課長
・携わっている案件と役割:100文字以内で記述してください。

昇格のための行動基準も考えてもらいましょう。

この会社における昇格面接における、昇格のための行動基準の設定を考えてください。
この社員の昇格後の役職に求められる行動基準で考えてください。
基準①~⑤まで考えてください。
#昇格基準設定:
・基準①:100文字以内で記述してください。

この社員の業績も全部おまかせ

この社員の業績を考えてください。
業績①~③まで考えてください。
#社員の業績設定
・業績①:10文字以内で記述してください。
 ・具体的な成果:100文字以内で記述してください。

これらの設定を一番はじめのプロンプトに入力して実行してみると、面接が始まります。

今回は、電子系の会社でIoTデバイスを海外展開している会社員ができました。以下、4つのプロンプトを実行した結果です。(GPT-4の出力からインデントだけ直して、見やすいようにしてますが、文字は変えてません。)

#会社設定:
会社名:日新電子株式会社
部署名:国際営業部
求められる人材像:国際市場でのビジネス展開に熱意を持ち、コミュニケーション力と語学力に自信があり、チームワークを重視し、柔軟な発想で新たなビジネスチャンスを創出できる方。

#社員設定:
業種:電子機器・部品製造業
役職:主任
昇格後の役職:課長
携わっている案件と役割:海外向けIoTデバイス開発プロジェクトにおいて、提携先との折衝を担当し、技術面での協力体制を整え、市場ニーズに応じた製品戦略を立案。

#昇格基準設定:
・基準①:部下の成長を促すリーダーシップを発揮し、チーム全体の生産性向上に効果的に貢献できる能力が求められます。
・基準②:業務範囲を広げ、新たな市場やビジネスチャンスを見つけ出し、部署の利益拡大に繋げる戦略的思考力が必要です。
・基準③:異文化対応力を活かし、海外取引先や提携先と円滑なコミュニケーションを行い、企業全体の国際的な競争力向上に寄与することが期待されます。

#面接を受ける社員の業績:
・業績①:売上増加
 ・具体的な成果:新興市場へのIoTデバイス展開に成功し、過去1年間で海外向け売上が30%増加し、部門全体の収益に大きく貢献しました。
・業績②:提携拡大
 ・具体的な成果:海外企業との技術提携を増やし、5社の新たなパートナーシップを締結。これにより、技術力の向上と市場シェアの拡大に成功しました。
・業績③:部下育成
 ・具体的な成果:部下のスキル向上を促し、チーム内での役割分担を最適化。結果として、プロジェクト達成率が20%向上し、業務効率が大幅にアップしました。

midjourneyでこの社員の設定を入れてみました..

いざ、面談開始!

まずは自己紹介から。

架空の名前設定を忘れたので適当に入力。
1問目、事前の面談シートに書いた業績(プロンプトに書いた業績)に沿って質問してくれます。

仮想の会社ですが、考えて答えてみます。

仮想の企業とはいえ、採点少し緊張します…。無事、どちらも評価5でした。つづいて2問目

今度は聞かれたことに答えないようにします。

すると、的確さ:2となってしまいました。考えるのが辛くなってきたので適当に答えてみます。

5問まで質問はあったはずなのですが、やばい社員とみなされ面接は終わりました。結果は不合格。基準にそった点数と、改善アドバイスをくれました。見やすくインデントを直すと以下の通り

【回答の的確さ】:1
【面接の態度】:1
【結果】:
・基準①:5点
・基準②:2点
・基準③:未評価
・結果:不合格
・改善アドバイス:
面接では、具体的な事例や成果について詳しく説明することが重要です。
また、面接官の質問に対して適切な態度で回答することが求められます。
今後の面接では、質問に対して具体的かつ適切な態度で回答するよう心がけましょう。

もう面接はGPT4にやってもらえる?

就活も含め面接の稼働ってすごそうですよね。

ちょっと先であれば、
・今回は文字でやり取りしましたが、
・AIひろゆき、みたいな面接官アバターを作り、
・GPT-5くらいのマルチモーダルモデルで社員の動画も分析して評価

すぐ実装できる範囲でも、
・打ち込みではなく音声入力にして、
・回答を読み上げさせて、
無限に面接練習できそうです。

最後に

自分も是非使いたいので、実装、オープンソース化待っております。(もうすでにありそうですが。)
あと、今回行替えをちゃんとしてくれなかったので見にくかったのですが、GPT-4の回数制限もあったので、改善する前にとりあえずnote書いてしまいました。

GPT4
あと何回しか使えませんとカウントダウンが表示される

GPT-4の制限緩和まってます。


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