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今期ドラマが想像以上におもれーぞ①友情とは?青春時代を思い出す『日曜日の夜くらいは』

今シーズン期待薄、といいながら案外継続できるドラマは多かった。
すごーく次話が気になる、というわけではないけど、ちゃんと継続しているので、平均点はそこそこなんだろう。いや、むしろラストに向かう期待値の上がり方はなかなかです!

その中でも面白くなってきたぞ①は『日曜日の夜くらいは』です。

人生はたった一人でも自分を理解する友人がいれば、それだけで生きていける

女の友情を描いたドラマや映画は数知れずあるでしょう。最近だとブラッシュアップライフも、時空を超えた友情の話だったし、毎週本当に楽しみにみてた。
一方で、この日曜の夜くらいは、はブラッシュアップライフにくらべるとテイストはかなり不幸寄り。というか、かなり不幸の渦中にいて、人生に絶望してるような3人が出会うという話。
友達って、小・中・高など、一時の青春時代を毎日共にしたようなことはあっても、卒業し社会に出ればそれぞれの人生が待っています。
そんな時に疎遠になっていく友達が、ほとんどでしょう。
みんな、それぞれの毎日ができて、それぞれの人間関係ができていく。
だけど、学校を出て出会って継続していく友情も多くはないけどあります。なぜ多くはないかといえば、大抵の時間を働いて過ごしたり、家庭や地域での付き合いになり、利害関係ない状態で出会うことが著しく減少するからです。

そんな中でも偶然の出会いから孤独な3人が、自分の人生の主役を自分に取り戻していくストーリーは、ほっこりするし、いまや彼女たちにはなんとしても幸せになってほしいと視聴者側が強く思う。
なかなか稀有なドラマな気がします。

岡田惠和がおりなす世界観!不幸と幸福のバランスが見ていて心地よい。

彼女たちはそれぞれ、まあまあ不幸のレベルが高い。また、相対的にもっと不幸な人はたくさんいるんだろうけど、なんというか自己肯定感が底辺なんです。3人とも。

それが、宝くじと友情の出会いによって人生が良い方向に転がっていく!かにみえた前回第6話。
しかし、このまま幸福にまっしぐらとはいかず、まだ一山二山ありそうな予感。
だけど、そのはらはら具合も必要以上にドラマチックな展開や、不幸の描写が後半は抑え気味なので、見ていて心地いい。
純粋にがんばれーって応援したくなるのです。笑

岡田さん脚本の最後から二番目の恋は本当にそのへん素晴らしかったし、こういうヒロインを描くのが本当に上手だなぁーと尊敬。

最後に向けてどんな展開になるか。
いやーなお父さん、最悪なお母さん、最低なお兄さんたちが、一体どんな悪さをするのか、それをどう乗り切るのか楽しみにしてます!




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