ドレビィです。何やら天則界隈で
「このキャラは初心者向けなのか？」
というのを考察する記事を書くのが流行っているそうで、
僕も乗ってみる事にしました。

◆結論：初心者向けではない。でも…

はい。記事を開く前からなんとなく予想出来ていた方も多いはず。
でもちょっと待ってください。

霊夢さんを使い続けるのは確かに茨の道ですが、「初心者向けではない」の一言で済ませるには
非常に勿体ないキャラです。
その理由をお伝えすべく、数項目に分けてお伝えしましょう。

その前に

この記事を書いているのは、昨年に天則デビューをした中堅程度のプレイヤーです。
記事を見ていて「その考えは間違ってない？」と思う部分がありましたら、ツイッターのリプやDMで是非教えてくださいね。多くの意見で我々プレイヤーは発展していくのです。

👉理由１：霊夢の基本性能 📚

そも霊夢というキャラの性能は、
主人公らしく非想天則のスタンダードといった感じ。
挙動が素直で直感的に動かしやすく、操作で脳のリソースを裂かれにくいのもあって
「非想天則のシステムを脳に落とし込む段階にあたっては最適なキャラ」
と言っても過言ではないと思います。
(事実、初心者の頃の筆者は、非想天則の代表的なシステムの一つである
天候に気を配る事が出来ている実感がありました)

射撃が強め・打撃技の性能も悪くないので距離を問わずに戦える寄りのキャラです。
ただ、どちらも"強過ぎない性能"なだけに、相手のより強力な射撃・打撃をひたすらにぶつけられると
その分野では対抗し難いのが厳しいところ。

霊夢は
「雑に押し付けて強い行動が無いキャラ」
ではありますが、
「広く浅く、上手くやれば様々な状況に対応できるキャラ」
でもあります。

📗まとめ：扱えない内は中途半端な性能に落ち着くが、
上手くやればほぼ全ての盤面に解答が出せるバランサータイプ。

👉理由２：近距離戦での動き ⚔

初心者が使う事を考えると、それとなく振った射撃や格闘が当たりやすい事が望ましいと思います。
その点で言うと、霊夢は初心者帯という対戦環境に絞れば
基本的には攻撃を当てやすいキャラです。

先程も言った通り、射撃が相手を追尾してくれるので
操作に慣れていない初心者同士の対戦だと、何となく撃った射撃でも割と当たってくれます。
打撃技のリーチや持続も優秀なので
とりあえずで振った技に相手が当たってくれることも。

ただし、これは遠～中距離戦の話であって、近距離戦になった場合は話が変わってきます。
相手との距離が縮まったのを見て、反射的に技を振りがちな初心者のうちは
発生の早い技を持っている方が攻撃を当てやすいです。
その点で言うと霊夢の打撃技は、全体的に発生が遅く
空中攻撃のJAに至っては攻撃判定より先に自身の当たり判定が伸びてしまうという始末。
霊夢のJAが妖夢のJAに潰される度、ため息で部屋の二酸化炭素濃度が上がっていくのを肌で感じられると思います。

ですが、先ほども言った通り
霊夢はリーチと持続の優秀な打撃技が揃っているので
技を置き気味に使いつつ、射撃で牽制する事によって相手を懐に寄せ付けない動きが可能。
初心者の内からこの動きが出来たら貴方はこのゲームのセンスがあります。誇っていきましょう。
僕は近づかれる前に脳死で打撃技擦って処されてました

📗まとめ：遠～中距離戦は優秀なリーチと持続で戦いつつ、近距離戦に持ち込ませないことが重要。
ただし、後者を実行するのは簡単な事ではない。

👉理由３：立ち回り重視の性能 💨

先述した通り、霊夢はダメージレースで相手を圧倒するキャラではありません。
追尾性能の高いC射撃やアミュレット、設置型射撃の警醒陣など
相手の位置を能動的に動かす能力に長けている為、移動しようとする相手を狩る立ち回りが非常に強いです。

その性質上、相手に対する移動先への読みを必要とする為
なるべく脳のリソースをコンボに割きたい初心者の内から強みを生かすのは中々に難しいですね。
当時の僕は適当に前ハイジャンプをしながらJAを擦ってました

📗まとめ：相手を動かすスキルが豊富、そこを狩る動きが強い。
それには相手がどう動くかの読みを要する。

以上の3点を踏まえて、わかりやすく総合的な評価をすると

◆シンプルなのに繊細かつ奥深さのある、玄人向けのキャラ。

このキャラの強みは戦況毎に選択肢が尽きない事でもあり
細かな小技を使えば本人の腕次第で浅く広く柔軟に対応できます。
これは霊夢を使う上で一番難しく、最も魅力的な部分です。

この記事を見て下さっている方の中にもし、
「最初から霊夢でやってみよう」と思っている人がいるのであれば
その道程が茨の道である理由は何となく伝わったと思います。
それと同時に、このキャラが噛めば噛む程味のする奥深い性能をしているということもついでに伝わっていると嬉しいです。

茨の道を乗り越えた先は、テクい自分に自惚れまくれるキャラに変貌すること間違いなし。

少なくとも、今の僕は自惚れながら楽しく使えています。

さぁ、そこの君も霊夢を使ってみないか？　　　　使ってください（豹変）