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【映画】ノマランドの感想〜今日という日は、残りの人生の最初の日である𓀤

今日は人生の最初の日だが、今日死ぬ可能性もある𓀤

ある女性は、定年退職の一週間前に病気で亡くなってしまった同僚の男性から、『時間を無駄にするな』とアドバイスを受け、ノマドになった。彼は退職前にヨットを購入したが、人生を楽しむ間もなく逝ってしまったのだ。

彼の「時間を無駄にするな」というアドバイスには次のような意味が込められていると思う。『人間いつ死ぬか分からない。だから今を大事に生きろ』
 
 そして、死を身近に感じた彼女は「今日死んでもいいと思えるような行動をしよう」と決心し、「安定した生活」を捨ててノマドになった。彼女にとっての「安定した生活」の意味が変わった。このように推測することができる。確かに人間は、死を身近に感じた場合、「今日死んでもいいと思えるような行動」をとる傾向がある。悔いが残らない行動を選択する傾向がある。

彼らは何故このような行動を起こせたのか?𓀤
 死を身近に感じると、死を意識するようになる。そして「今現在悔いが残る生き方をしていないか?」と自問自答し、「自分にとって本当に必要なものと不必要なもの」を発見する。その結果「自分が納得できる生き方」をするようになる。という流れが多い気がする。
 大震災や災害を経験して大きな方向転換をする人もいるし、旅先で出会った物事に影響されてそうする人もいる。そこには共通点が存在する。それは「感情の揺れ具合」だ。揺れる幅が大きいほど人は行動するとも言える。

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