私はずーっといい子ちゃんから脱出できなかった。

小さい時は母親に認めて欲しくて頑張ることを頑張ってた。
学生生活も道を外れることが怖くて、全力で楽しむことが怖くて。全力で学生生活を楽しんでる人たちを子供だなって下に見ることでしか自分の価値を見出せなかった。
何かはわからなかったけどこのままじゃまずいと思って実家から離れたところに就職してみた。それたなりに仕事も頑張ったけど失敗が怖くて、誰かとぶつかるのが怖くて、当たり障りないように仕事することを頑張ってた。
私のことを好きだって言ってくれる人が現れて、その人は羨ましいほど毎日楽しそうに過ごしてた。私はきっと自分もこうなりたいと好きを混同していた。いつからか、周りから見て、その人に相応しい相手でいることができるように頑張ってた。
私の人生、ずっといい子でいることを頑張ってる。

ずっと人生のモヤモヤが晴れなくて、苦しかった。そして、そのことに気づいても、いい子を止める方法がわからなかった。

私は自分の人生を生きることから逃げてた。

失敗が怖いから、人から嫌われるのが怖いから。逃げてた。

考えて調べると、自己肯定感、アダルトチルドレン、自分のままでいい、なんだか関係ありそうな言葉がたくさんあった。

私は何回も覚悟したつもりだった。
今年こそは。
そんなことを思い続けて、布団の中で寂しくて悲しくて惨めな気持ちをどれだけ感じたんだ。どれだけの時間を使ったんだ。
現にこの文章を書く前もその状態に。笑

もう逃げたくない。
損得なしに笑いあえる仲間が欲しい。
自分が楽しく生きるために仕事も遊びも全力で頑張ることを楽しみたい。
誰かを心から愛したい。
私の人生いろいろあったけど最高でしょって言えるクレイジーなおばあちゃんになりたい。
こんな自分を好きになれないまま死にたくない。

きっと私はこの決意の文章を書いてもすぐいい子ちゃんに引き寄せられてしまう。

今は正直、的確な改善策がない。
これからの課題。

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