スカーレット115~117話

第20週「もう一度家族に」前半

このタイトルに、ほのかに期待を抱いた

初見のあの頃…とは言っても、わたくし

この週大好きなんですよ…!


親は親、子ぉは子


視聴者は喜美子のことを、小さい頃から見てきてるので

お母ちゃんとしての喜美子も、陶芸家としての喜美子も

それぞれ喜美子の一部でしかないとわかってるけど

武志の職場で川原喜美子って言ったら

陶芸家川原喜美子であり、父親八郎は

同じく陶芸家だったけど、妻の才能に負けて

信楽を出ていった川原八郎…という認識なんですなぁ…


武志にとっては、お父ちゃんとお母ちゃんなのに、

ちょいちょい噂に出てくるとかしんどいよなぁ…

(でもちょっとわかる気もします。親が無駄に目立つ存在だと

それが子供にとっては息苦しかったりするんですよね…!)

武志の複雑な思いを、うまく汲み取ってくれる武蔵丸先生が

すぐ殴る父親の話をして、今はどこにいるかもわからんし

手紙一通もよこさない父親だけど

そんな父親のもとで生まれ育とうが、何をしようが、

親は親、子ぉは子や!と力強く言ってくれます…


境遇は違えど、これはどんな親子にも言えることで

親がどんなに立派だからって

子供もそうとは限らないし、また

親がドクズであっても、子供までそうと言うわけではない…と言うか

親と子って、そもそも別個体ですもんね…!

武志の場合は、気にしないというのが無理な話かもしれないけど

(窯業研究所なんて、喜美子や八郎の名が出て当然な場所ですし)

武志は、武志ですからねぇ…!

血の繋がりがあるとかで、似てる部分があったとしても

違うところのほうが多いんですからね…!

武蔵丸先生の言葉…沁み入る方は多かったと思います。


オッサン2人が最高!!!


え〜この見出しだけ、テンションが爆上がりですので

どうか皆様…できればついてきて下さい…!

まだちょっと明るいうちからのあかまつ。

背中を丸めた、ちょっとくたびれた感じのオッサンの背中が

ゆっくりと近づいてきます…はて?こんなオッサンいたっけ?

などとわたくし思ってたんですが…

↓↓↓これですこれ!!!↓↓↓

画像1

誰?って思うじゃないですか???

なんと…八郎さんなんですよ!!!

初見では、このオッサンっぷりに度肝抜かれました!

いやだって、中の人は撮影中に20年とか経過してるわけじゃなし

まだまだお若い方のはずなのに、この哀愁さえ漂う背中!

人生の酸いも甘いも噛み分けてきた、大人の中年男性の風格!

ちょっと八郎さんマジっすか…(好き)

いやいやいや、あのゆっくり歩く感じとか…(好き)

思わず、あかまつ前のわたくしも

夕日に染まったかのように真っ赤になるところでしたッ…!


そして待ってたのが信作!!!こっちもちゃんとオッサンなんですよ!

何でしょう?ちょっとした仕草とか、お酒飲んだ時の

眉間にしわよせとか、娘自慢して、くしゃっと笑うとことか

くっだらない話をして、うひゃひゃひゃって笑うとことか…!!

もうね、八郎さんもだけど信作もちゃんと老けてるの凄い!!!

おもわずあかまつのおやっさんも笑顔になるっちゅうねん!!

いやぁ〜…老けの演技って、ともすれば

元気が無さそうだとか、声がかすれてて風邪なの?とか

ツッコミどころとして扱われる難しい演技だと思うんですが

このふたりは…ほんとすごいッス!!!

ドラマとしてはもう終わってしまってるけど

あかまつに定点カメラ置いて

八郎さんと信作が飲みに来たらライブ配信しますぅ!

…なんてチャンネルがあったら、絶対有料配信でも観るね!

それ観ながらおちゃけ呑むね!!!進むね!酒がッ!!!


とにかく、オッサン2人の

「くだらない話をする相手がいなくなる」は

わたくしもすごくわかります…特にこのご時世なので

会って話すことも難しいですからねぇ…

まぁわたくしの場合、ここで語ったり

Twitterでいろいろぶちまけているわけですが…💦w

いやはや…とにかく再見でもこのシーンは

わたくし…無駄にテンションぶち上がってましたw

(恐らく少数派ということは覚悟してますッw)


喜美子、やっぱり…


わたくしの持論なんですが

「酒を飲むと本性が出る」というのがありまして。

わたくしの場合も、各方面にご迷惑をおかけしてるかも…と

うっすら反省もしつつ、思ったんですが…


アンリさんとワインしこたま飲んだ喜美子は

どうやら「ハチさん、ハチさん」と言って泣いてたらしい…

これ、アンリさんから聞いた喜美子は呆然としてたけど

やっぱり八郎さんという人を失った…ってことは

大きかったんだよなぁ…!

でも、泣くに泣けずに日々生きてきて

アンリさんとお酒の力を借りて、ようやく泣くことができたのかなぁ。

そう思うと、良かったなぁ…と再見でもしみじみ思いました。

もし、お酒を遠ざけた暮らしのままだったら

この先のことも、もしかしたら起こらなかったかもしれない…そう思うと

アンリさん…喜美子のこと、見つけてくれてありがとう…って

気持ちになるのです…!


人生のパイセン、アンリさん!


照子にはさらっと喜美子が泣いたことをしゃべり

そのマネまでしてみせたアンリさん…だから、

そこに当事者八郎さんが来た時

や…肝が冷えませんでした?やばいこれ

八郎さんにハチさんって泣いたことバラされちゃう!

喜美子が気まずい思いしちゃう…って。

子供らも誘ったけど、誰も来ずに

アンリさん、信作、照子、喜美子、そして八郎さん…!

いやはや、どうなるん?と思ったけど

喜美子と八郎のよそよそしさを見て、

ちゃんと察してくれたんだろうなぁ…(大人や)

そしてハチさん=八郎さんてわかっても

すぐにハチさんと言って泣いたことはいわず…

それどころか、家族がいた頃の賑やかさから

今の喜美子のひとりの情景を語ってくれる。

朝起きたら賑やかな声ではなく、鳥のさえずりや

木々のざわめきだけの日々とか、風の音が寂しいとか。

そしてこれ…

川原ちゃん、この前、ワイン飲んで酔っ払うてなあ。

ええやんもう聞いてもらおう。

川原ちゃんな、楽しいことばっかり

思い浮かべるのが得意やったはずやのに、

うまいこといかへん、悲しいことが浮かんでしまう。

どうしようもない思い出を、振り返ってしまうって。なあ?

 楽しい楽しいだけやのうなってく。

酔いに任せて、誰かの名前を呼んでしまう。

みっともなく泣いてしまう。

フフッ、しゃあないな、年取ったんや。

それが、年を取るいうことや。ハチさん。


ここに「ハチさんって言って泣いてた」は

入ってないけれど、恐らく八郎さんには

うっすら伝わっただろうし、喜美子も嫌な気持ちに

ならずに済むという技…

アンリさんもきっと、愛する夫を失ってから

名前呼んでは泣く日々を送ってたに違いありません。

そう思うと、ニコニコしながら語るアンリさんを見つつ

泣けてしまうわたくしがいました…!


そしてこの後、映画のクライマックスシーンの再現ということで

ペアになってのダンスシーンがまたもう楽しそうだし

これこそ、みんなが大人になったからこそのシーンだな…とも思えました。

しんどいこと、辛いこと、年取ったらそらもう沢山あるし

泣きたいことだって増えてくけど

そういうのもひっくるめて、笑って踊る…えぇじゃないですか!!

アカン…描きながらちょっと泣けてきました…!

年をとっていく自分のことも、なんか受け止めていかなくてはなぁ…なんて

悲観するでなく、ほんの少し上向きにさせてもらえたと言うか…

アンリパイセン、さすがですッ!!


人生一人一回だけ


アンリさんの娘さんから喜美子の家に小包…!

ってことは、アンリさんここで暮らしてるって

娘さんに伝えてあるんだ…!しかも赤いちゃんちゃんこ!


そして喜美子に花瓶をオーダーするアンリさん…

でもって、フランスの美術館廻りをするから

花瓶が出来たら、一緒に暮らすのはそこでしまいやな…と

言うアンリさん…

わぁあぁああぁあああ!!!

一気に寂しさが襲ってきたんですけどぉおおぉぉおおお!!!!


でも、アンリさんが言うように

人生は一人一回だけだから

もっと大事にしたい…そういう信念を持つ人だから

ずっと同じ場所に留まることは

しないんだろうなぁ…新たな芸術を求めて

旅するアンリさん…カッコいいけど…

寂しいよぉおおぉぉおおぉぉおお!!!!


( ゚д゚)ハッ!そして武志のこととか、次世代展のこととか

ほんとはずっとお父ちゃんに会いたかったのに

気づいてやれなかった喜美子が

武志にごめんなと頭を下げることとか

(親でも済まないと思ったら、しっかり子供に頭を下げる!ここ大事!)

もっともっと語るところがいっぱいあったのにぃいいぃいい!!

ごめんよぉおお!!!もう3400字超えたから

今日はここまでにいたしとう存じますッ💦

ここまで読んでくださって、ありがとうございましたァッ!!


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