THE MISSING ~ 舞台『K -MISSING KINGS-』

「誰も悪くない、ほんの少し歯車が狂っただけだ……」思わず脳内でトツカが日記を読み上げたKステ。

(~これまでのあらすじ~ よく分からないまま律儀に読んでくれてるジャニヲタのために説明しますと、このたび私の推しことあらまきくんが座長を務めたKという作品の舞台で、相手役?敵役?の子が公演期間のわりと早い段階で怪我をしましてそこから先は声だけの出演となり、あらまきくんが一人で立ち回りを演じたり、舞台上で身体だけを代役が演じるボディダブルの形になったりと、まあいろいろあったわけなのです)

今年のツアーの塚田さんにも言えることなんだけど、怪我なんてしたくてするもんじゃないし、不注意だと言われたらそうかもしれないし事故だと言われたらそうなのかもしれないんだけど、まあほんとなんかいろいろ、いろいろあるもんだなあという。

あらまきくんも今日ニコ生でかなり長く時間をとってKステのことを振り返っていて、そのなかで「座長として苦い経験をした」というようなことを言っていた(ニュアンス)。もちろんいちばんは怪我した本人なんだけど、私は今回のこと、自分が制作の人間だったらって思うとも~~~~~~~~~本当にゲロ吐きそうなくらいつらくて!!!!!胃がキリキリなんてもんじゃないよね!毎秒えづいて毎分胃液吐くわほんと。つらすぎて。

ごくふつうの舞台として考えたら、数公演中止した後残りは(完全な)代役を立てて公演を実施、再演を誓いたいところだと思うんだけど、そうもいかない超超超いろんな事情がたぶんある。

しばらく2.5の舞台を観てみて、悪い意味でなく(決して良い意味でもないけど)やっぱり2.5はキャラビジュが8割って思ったんですよね。結局、そこに説得力がないと話が頭に入ってこないんだな。その説得力をどこに感じるかは顔とか身長とか声とか人それぞれで、それゆえなるべく観るもの皆のキャライメージに寄り添おうとするのはある種の誠意だし結果ハードルがどんどん上がってきちゃっているところはある思うけど、まあでもやっぱり、そこでその人がキャスティングされたことには意味があると思うのだ。だから、代役の人がイメージじゃないからダメとかじゃなくて、全くの別人が急な代役を務めるのがそもそもちがうし、声だけでも残そうというのも誠意なのかなと思う。

……とか言いつつ、実際はそれだけじゃなくいろいろあって。チケット収入には明確な天井がある中、それでもなんとかかんとかして収益を最大化する施策がLVと円盤予約とトレーディング物販なわけで、円盤は初日には会場予約を開始してるし、なんならリリイベの日程と登壇キャストまで確定アナウンスしていて、それらをぜーーーーーんぶひっくり返すことを考えたら、血反吐吐いてでもどうにか本来のキャストで千秋楽まで公演するしかないよね……みたいなことを考えると、また胃がウッ…てなる。こういうとき、いかに危ういビジネスモデルかってことが突き付けられるよね。

だからなんか、ふつうの演劇作品でこういった事故に出会ったときよりも(最近でいうと「世界」のインフル騒動とかね)より一層きっつい気持ちで一連の流れをみていました。資本にじゃぶじゃぶ余裕があると、髑髏城の装置トラブル対応みたいに余裕がみせられるんだけどね……今回はそういうやつじゃなかったよね……。役者がキツそうとかよりも、そっちに頭がいっちゃった。

でもカテコでヒデさまが「(次があるのなら)どんな辛い治療もリハビリにも耐えます」って言ったのは、さすがに重かったな。わたしだって叶うことならヒデさまの紫が観たい、だから待ってますって言いたいけれど、ただ待っていれば時間が解決してくれることじゃないんだってことが、この日一番ショックだったなー。

しかしさっき「これを美談にはしたくない、俺そういうのいやなんです」ってきっぱり言い切ってきたこと、最高に痺れたな。わたしのあらまきくん推し成分は9割かわいいで占められてるけど、このときばかりはこのひと最高にかっこいいな……!!!!!って思った。

あと貧血起こしたとか次の日バッキバキに熱出たとか正直に言ってくるところもなんかおもしろい。わたしのほかの推しってたいてい見栄っ張りだから言わないんだ、そういうの…笑

それにしても、大千秋楽あのタイミングであらまきクロの刀がぼっきりいったの、すごいドラマチックだったなあ。本人も「役目を終えたように」って言ったけど、紫に弾かれた理が(たまたま位置的に)目の前でバッキリいった瞬間、なんかいろいろな厄が一緒に落ちたような気がしたんだよ。と、スピった感じにシメて終わる。おつかれさまでした。しばらくは飯食って寝ててほしいほんとに(笑)マリオやってんじゃないよ(笑)

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