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50人以上のおはなし会で大活躍! 大型紙しばい4作を新たに刊行しました。

画面が大きく、大人数のおはなし会、イベントでも絵がしっかり見えると好評いただいている大型かみしばいシリーズ。
待望の「大きく広がる大型紙しばい第6集」の4作が刊行されました。

通常サイズに比べると、こんなに違います!

左:童心社オリジナル紙芝居舞台 画面サイズ:34.6×24.7cm 
右:大型紙芝居舞台画面サイズ:57.3×40.8cm

参加型紙しばい『にょろ にょろり』と『チンパンジーのおんがくかい』、大人気行事の由来話『ハロウィンのかぼちゃ』、交通安全教育にぴったりの『ポンポコぽんきち まちにいく』の大型紙しばいの4巻セットです。
収録作から参加型かみしばいの2作をご紹介します。


『大型紙しばい にょろ にょろり』

「ももんちゃん」シリーズでおなじみのとよたかずひこさんによる人気紙芝居の大型版。

「にょろ にょろり」と、
なにか出てきたよ。

なんだ? なんだ?
これはなんだ?

出てきたのは……
さあ、だれでしょう?

みんなで大きな声でいってみよう。

そう、タコだね。

そしたら、呼ばれたタコが、
む、む、む、む、む、
とおこりだして……。


画面をぬくとタコのスミがとんでくる意外な展開に、子どもたちもびっくり! 
最後には、子どもたちの大好きな、おいしい食べ物も登場します。ユーモラスで、観客の子どもたちとのやりとりがもりあがることまちがいなしです。

2・3歳から/8場面
(とよたかずひこ 脚本/絵)



大型紙しばい チンパンジーのおんがくかい

『あらしのよるに』(講談社)などで知られ、動物を題材にした多くの作品で知られるあべ弘士さんによる迫力満点の参加型紙芝居です。

動物園に朝がきて、チンパンジーたちがゾロゾロ出てきました。
最後にノソリと出てきたのは、リーダーのキーボーです。

みんながシーンとする中、キーボーは、

チン チンチンチン
チンチンチンチン……


小さく鉄の棒をたたきました。
それから、だんだん大きく、

トン トン トン トン
バン バン ババン

元気いっぱいからだを動かし、音もどんどん大きくなっていきます。

それを見ていたチンパンジーのぼうやも、
からだを動かし、手をたたきはじめました。

タン タタタン
タン タタタン

すると、ほかのチンパンジーたちもみんな、一緒に手をたたきはじめました。
さあ、みんなも一緒にたたいてみて!

タン タタタン
タン タタタン……

みんなで手をたたいて、リズムと音を楽しむ、参加型かみしばい。
あべ弘士さんの絵の魅力とあわさって、迫力ある作品の世界が楽しめます。

あべさんが旭川動物園で飼育係をしていた頃に出会った、チンパンジーたちの実話を元にしたという本作。
脚本には、あべ弘士さんの直筆の解説が掲載されています。


3歳から/12場面
(あべ弘士 脚本・絵)


他の大型紙芝居シリーズとあわせてお楽しみください。


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