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4年ぶりの再会! 本を手渡してくださる人

童心社広告宣伝担当・はなです。
先日、うれしい再会がありました!

7月11日より、『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』の原画展を開催してくださっている、東京・目白のにこにこ書店さんへ行ってきました。

猛暑の中たどり着いたかわいい看板にほっとします……!

汗をふきふきドアを開けると、びっくり顔の店主、岩田さん!
実に4年ぶりの再会でした。

『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』原画展

店内に広がる「ががががーん!」の世界!
本からとびだしてきたような原画の迫力とあざやかさにひきつけられます。
そして「どどどどーん!」と並べてくださった、本、本、本。

私とにこにこ書店さんとの出会いは、にこにこ書店さんがオープンして間もない2020年はじめに開催いただいた、童心社の『おしいれのぼうけん』の複製画展でした。

2020年1月開催『おしいれのぼうけん』複製画展

当時、岩田さんが童心社のお問い合わせフォームからこの複製画を借りられないか、とのご要望をお寄せくださったのです。
オープン間もない書店さんということで、展示場所を見せていただこうとお店にうかがいました。

初めての展示であるとのことで、ふたりで展示場所などいろいろと検討しました。
岩田さんとお話しする中で印象的だったのは、「本屋ができたことを、地元の方が喜んでくださっている」ということでした。子どもから大人まで楽しめるものをとお考えになって『おしいれのぼうけん』を選んでくださったのかな、と思いました。

それから約4年。
その間もお電話でのやりとりがあったり、にこにこ書店さんのお取り組みについてSNSで拝見したりしていましたが、今回ご縁あって『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』の原画展をしていただくことになったのです。

久しぶりにお会いしたのに、何だかついこの間も会ったような感覚……になりつつも、この4年間のことをいろいろとお話ししました。
コロナ禍の中でも、地元のお子さんがいらっしゃるご家庭や、ご年配の方まで、にこにこ書店さんがよりどころになっていたのだそうです。

私がお店にお邪魔している間もぞくぞくとやってくるお客様。岩田さんがお客様のご要望をききながらいろいろな本を紹介される様子を見て、にこにこ書店さんがお客様とあたたかい関係を築いてこられたことを感じました。

『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』のことも、編集者が紹介したエピソードもまじえつつ、丁寧にお話しくださっていました。 原画をご覧になって、本を開いて笑顔になっているお客様を見て、私は静かに感激……!

出版社にいると、読者の方の反応やご感想を知る機会が、実はあまりありません。SNSへのコメントなど、最近では手段も増えてはいますが、直接お話ししたりお顔を見たりする機会はとても貴重です。

本を手渡してくださる書店さんとお話しすることは、読者の方の思いを教えていただくことでもあるのです。

今回も、岩田さんには「こんなふうにおっしゃるお客様がいらっしゃいましたよ。」「意外だったのは、こんな方もいらしてね……」など読者の方のお話を教えていただきました。

そのときあらためて感じたのは、「本は人の手を経て読者の方へ届くのだ」ということです。
童心社がつくる1冊の本、1冊の紙芝居は、作家や編集者の手を離れたあと、出版社の営業担当者、物流担当者、倉庫会社、取次会社、書店さん、子どもたちが通う園、図書館……などなど、たくさんの人の手を経て、読者のもとに届きます。

岩田さんは「読者に読んでほしい! と思う本を売りたいじゃないですか!」と元気におっしゃいます。手渡してくださる人が、「届けたい」という気持ちをのせてご紹介くださるからこそ、また、そう思っていただける作品だからこそ、おひとりおひとりの読者が手にとってくださるのだと思うのです。

読者のみなさんはもちろん、本を手渡してくださる私たちの味方のみなさんにも、作品の魅力をもっともっと実感していただかなければ、と思いを新たにしたのでした。

にこにこ書店店主・岩田亜紀さん。びっくりするほどポジティブなパワーがあふれています!

<広告宣伝担当・はな>

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