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なんてこともなく 日記【生後10,000日】


今日の日記です。

鼻水が止まらない。
アレルギー性鼻炎ではないかと睨んでいる。
中学2年生の頃から、一年に一回程度、くしゃみや鼻水が止まらなくなる時期が訪れるようになった。

昔から体が大きく、大きな病気をしたことがなかったため、体は頑丈な方だという自負があったが、意外に繊細な面があることに気がついた。

今日の鼻炎はかなりひどく、鼻を何度もかんでいるうちに頭まで痛くなってしまった。
仕事を1時間だけ早く終わらせ、早退した。

そんな一日。
今日で生後10,000日である。
大して普段と変わり映えのない1日であった。

10,000日を迎えても何も変わらない。
あくまで10,000という数字が区切りがいいだけで、己の生活や自分を取り巻く環境には、全く影響がない。

初めこの日記を書き始めるときに、内心で掲げていた目的の一つとして、「生後10,000日を迎えることによる精神的な変化の記録」があった。
しかし、さほどの精神的変化もなく、ただ漫然と今日という日を過ごした。
こうした1日を過ごしたこと自体、とても自分らしく良いのではないかと思う。その反面、もっと叙情的で感性に満ちた一日を過ごせば良かったというような、わずかな後悔もある。

ダラダラとしながら区切りの日を生きたことで、ゆるゆると日々を消費しながら死んでいく将来が想像できた。


以下、日記本文です。


スーパーで3000円使う

近所のマックスバリュで色々な日用品を買った。
合計して3141円の買い物となった。

大学生時代は、一度に2000円以上の買い物をしたことがなかった。
2000円を超える買い物となる時は、会計を分けて一度の会計では2000円を超えないようにしていた。

貧乏性な性格から、2000円を超えると大金を失うような感覚がしていたのである。
今、社会人になって、2000円を超える買い物をするときに、その大学生時代の意味のない習慣を思い出して、お金を使えるようになった今の状況を嬉しく思う。

だがいまだに、7000円を超える買い物はできない。
欲しい厚手のコートがあるのだが、7300円する。
そのコートを見つけてから2年になる。まだ薄手のジャンバーで冬を過ごしている。

このマイルールから抜け出せる日は来るのか。
暖かく過ごせる冬は来るのか。

お金持ちになりたい。

ウリセンのサイトを見る。

ウリセンとは、ゲイ向けの風俗である。
どのキャストを見ても大変かわいらしく、劣情を掻き立てられる。

ウリセンを利用してみたいと思うが、自分が住んでいる近辺にはそういったお店はないし、ウリセンがある街まで出ていく元気もない。
そのため、時々ウリセンのサイトを見ては、高まった性欲をアダルトビデオで発散する。

今日もまたそんな自己研鑽の1日であった。

あなたのサポートが、妄想の海を行くイカダになります。ボートになります。一艘の船になります。タイタニック号になります。 妄想の海に溺れていきたい……