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鬼才スタンリー・キューブリックの奇跡の軌跡

善か悪か、ではない。善と悪なのだ

イギリスで殆どの創作人生を送ったスタンリー・キューブリック監督の没後20周年の展覧会@デザイン博物館。

建物からしてかっこいい!

本日のチケットはソールドアウトと看板が出ていたのですが、別日の予約を今のうちに取ってしまおうとふらりと入ったら、なんと!お友達が来れなくなった、という方のチケットをその場で購入できました!

しかも入場可能時間の5分前!ありがたやーありがたやー。

冒頭から、萌えまくり。くー。かっけー。

キューブリック監督のキャリアは、フォトグラファーから始まったことにまずはびっくり。でも納得。どこを切り取っても絵になる彼の作風は、動の中に静を見出し、静の中に動を生み出すことができる目から来ているのですねえ...

これが初仕事の写真。Look 誌の専属カメラマンだったんだってー。

14歳の時にパパりんから貰ったカメラ。ここから歴史は始まった。これも現物。ひょー

展示は、主な作品ごとに絵コンテやセットデザイン、音楽、カメラ機材の進化等の資料が展示されています。

「ロリータ」や「機械仕掛けのオレンジ」等、論争作品については、上映禁止にすべきだ、という抗議のレター(これまた現物!)が展示されておりまする。抗議主は主にはキリスト教団体の方みたい。

「僕はこれこれこんなに沢山映画を見るのが好きな映画フリークだけれど、「時計仕掛けのオレンジ」をみて二度と映画を見たくなくなりました」なんてわざわざ送られてきた謎の抗議もあって、興味深い。あ、ま、興味深いから展示してるんでしょうけどね。

ステディカムが初めて使われたのが「シャイニング」だったらしく、どんなシーンで生かされたのかを、説明と一緒に映像クリップで大画面で堪能できるのも粋な計らい。

編集室の再現。物はこれも現物… フィルムが重なってるのが垂涎もの。

コンティニュイティの鬼だw

そして「2001年宇宙の旅」

この段階でどんだけ現在を予見していたんだろう。SFで想像できるものは絶対に現実になるとは言うけれど、どれだけ彼が綿密にリサーチをしたかがよく分かる。

言われてみれば、宇宙船の内装デザインは北欧家具みたいだものね。先見の明。

全作品、また見直したくなりました。

ちなみにこのデザイン博物館。中には広々とした無料のお勉強スペースやチルスペースもあり、もちろんwifiもフル完備。

机があるの見えるかしら。

すぐ外はHolland Parkという公園が広がっています。

ちょっと隙間時間ができた時にフラリと立ち寄るには格好のスペース。お気に入りスポットがまたロンドンに増えました♪

キューブリックファンの方々、ぜひどうぞー!

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