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列車、運休とも知らないで・・・、

今回のお出掛けの主たる目的は理髪店に行くこと・・・。
私の世話になっている町にも床屋さんはあるけれど・・・床屋さんって会話がけっこう重要で・・・、新参余所者的にちょっと、まだ避けたい気持ちありで・・・。で、JRで小一時間車窓を楽しんで訪ねた町の理髪店は「先約有」で断られ・・・、その次も・・・。
「うーん、先約有?」
地元民じゃないからコロナ対応をされているのかなぁ・・・などと勘ぐってしまいました。
そして三軒目・・・、通りから奥まったところにある、ちょっと「休業?」風の理髪店を覗くと・・・雑然としている店内でテレビを観ているおばちゃん・・・。(失礼)
音の出る扉を開いたおかげで気付いてくれて
「いらっしゃいませ~???」(客かどうか半信半疑風・・・、)
声も掛けられたことだし
「ここにすっかぁ!」
と招かれた席についた。
「マスク、外してもらえる? 私がしているから・・・、」

「どちらから?」
「こっちの人・・・?」(言葉が違うもんね・・・。)
「4月に関東から・・・。」
「あっ、そう・・・、ワクチンは・・・?」(そうね、心配だよね・・・、)
「1回目がもうすぐです・・・。」
「こっちはね、早いね・・・2回目も済んで、次は学生さんが始まるかな・・・?って感じよ・・・。」
と、コロナ話題がしばらく続いた後に・・・、
「ところで、こちらに来て『鰻』を食べた・・・?」
(ひぇー!いきなり、何だ、このおばちゃん・・・。)
「はい、いただきました・・・。」
(そう、土用の丑の日があった・・・。大家さんが奢ってくれたんだよね・・・、観てたのかなぁ・・・、)
「どうだった・・・?」
「普通においしかったですが・・・、」
「あっ、そう・・・、『みんな美味しくない・・・、』って云うんだよね・・・。」
ふーむ、職場でもそんな話を聞いたような気がするなぁ・・・。
そうこうしているうちに、話は広がり深まり・・・?
身の上話っぽいことまで・・・、結局、充分楽しいお話タイムになりました・・。(向こうでは、会話は用件のみのサクッ✂と手早い「1000円カット」ですから)

さて、その後は、ランチ・・・、
「チャーハン」が食べたい・・・で来たっていうのもあるので・・・、

そう、お世話になっている町で、後々行くようになるお店があって・・・断然、私の口に合います、雰囲気も最高!
ですが、この頃はコロナ過だったからか閉まっていてその素敵な昭和の味とはまだ出会えてなかった。

暖簾をくぐってみると、地元民らしき方に観光客らしい家族…お勘定の背広組と賑わっている・・・奥側のカウンター席に座ってメニューを見る・・・麺類にも気持ちが行きかけたが予定通りの「チャーハン」を注文をする。中華屋さんのカウンターからシャカシャカと中華鍋を振り、カチャカチャとお玉を当てがい、炎が上がる・・・「イイねぇ・・・この感じ・・・、」
実は、我が家がこういうお店だったのです・・・。

そして、皿に盛る時には料理人によって少し作法が違ったりする、
例えばグリーンピースをお玉に放り込んで焼き飯を抄ってお皿を蓋のように被せてからひっくり返す・・・。
中華鍋を振って焼き飯を振り上げながらお玉で拾い込むようにする人もいる・・・それらを見るのも楽しい・・・。
「はい…、お待ちどうさま!」
「おぉ (*゚O゚ *) .:。+゚???」
「黒い」ではないか・・・!
あとでネット検索すると
(焦がしめつくまで炒めて、青海苔がまぶしてあるらしい・・・。)
本当は黄色いのが食べたかったけれど
「美味しかったですよォ😋」
若い時なら「タンメン」もいったなぁ・・・。

その後、本屋に・・・、
本棚を眺めているとお母さんと思しき方が子供向けの本を相談している・・・。こういう光景、今時の大型チェーン店では観れないもの・・・。

CD&楽器屋さんでギターを眺め・・・。
中高校生時代・・・に戻った感じ・・・。
ギブソンのレスポールがぶら下がってありましたよ・・・。

だいたい過疎の小さな町で生き残ったお店は間違いない・・・どこも、一味ありますね・・・。

と大いに気分転換です・・・。
まさか、帰りの列車が運休とも知らないでね・・・。

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