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センチネルは守りが本当に強いのか?【Valorant】

ふと言語化してみたいとおもったテーマ。
なぜセンチネルは守りが強いと言われるのか?、今更かもしれませんがValorantは「何故」の部分を楽しめるゲームでもあります。
少し考えてみましょう。
ここで挙げられるセンチネルは、サイファー/キルジョイ/セージ/チェンバーを指します。初心者向けの話。

1.エリアの取り合いをするゲーム


僕はValorantをこう捉えています。
このゲームは敵を倒すゲームでもありますが、根本的には陣取りゲームだと思っています。
当たり前ですが、スパイク設置の隣に敵がいたら設置できませんよね。そのためサイトというエリアを取らないといけないわけです。

つまり、最終的に勝利条件は全滅またはスパイク爆破/解除とはいうものの、陣取りしあってその目標を達成するわけです。

そしてセンチネルのスキルセットは基本的にそのエリアを【保持】する能力に特化しています。

一番わかりやすいセンチネルがキルジョイでしょう。
彼女は、能動的にエリアを取りに行くのは難しいですがアクションをかけられると途端に本領を発揮します。
ナノスワームは狭い通路であれば、進行を阻害できますし、タレットは敵が自領域に来れば、発見してくれます。

他のセンチネルも同様に進行を阻害したり、エリアを保持したりする能力に特化しています。
そして他のロールと違うところがあるとすれば、オブジェクトを用いるエージェントの集まりだということです。
つまり物理的にエリアを保持できるのです。

では、なぜ物理的にエリアを保持できれば守りが強いのか?
それは次に考えてみましょう。

2.実はこのゲーム平等じゃないんです


この小タイトルは衝撃の事実かもしれません……
実はこのゲーム平等にスタートしてないんです……
競技性を謳っているのにそんな……

という茶番です。
なんとなくみなさんもプレイしていて感じたことないでしょうか?
「Valorantって守りスタートのほうが楽だな」と。
いわゆる攻めマップといわれるマップですら守りのほうが気持ち楽だったりしませんか?

実はそれは当たり前で、先程の陣取りゲームは平等には始まっていません。
一番分かりやすいマップでいうとバインドでしょうか。

バリアの位置の関係もあり、守り側が得られるエリアは攻めよりも多く・攻めよりも多様なアングルで勝負する事が可能です。
つまり守りのほうが多くの情報を得ている状態でラウンドを開始するわけです。
しかしスキルを使用したり、撃ち合いを行うことで攻めはエリアを取り返していき、最終的に本丸であるサイトに到達するのです。

最初の話に戻りましょう。
センチネルはエリアを保持する力が強いという話をしました。
そして守りはエリアを広く最初持っているとも。
この2つが掛け合わされることで、「広いエリア」「保持」することができるわけです。

だからセンチネルは守りが強いと思われているのです。
これは性能的に正解の部分もあります。しかし本当にそうでしょうか?
ここからは、センチネルの弱さについても少し考えます。

3.丁寧に詰められるのが苦手という話


センチネルが最も嫌なことはなんでしょうか?
それはオブジェクトが一つ一つ潰されていくことです。
センチネルのスキルは、壊されるものが多いです。そして復活するスキルにもクールダウンがあります。
トレードマークがずっと残っていたりすれば、そのエリアはほぼ安全ですしそこに割かなきゃいけない人が別のエリアを担当することができます。

ありがちな状態、守り側は複数で戦える状態

しかしオブジェクトを一つ一つと潰されてしまうと、センチネルの保持能力は著しく落ちていきます。
つまり攻め目線でいうと手間をかけてしっかりオブジェクトを壊せばセンチネルの保持能力を下げ、守りが集中しているという状態を避けることができるのです。

よくコンペティティブで見かけるのが、相手が2センチネルなのにサイトに直行という事態です。もちろんそれも戦術の一つではありますが、リスクの高い戦い方と言えます。

なぜなら前述のように、センチネルは一人でエリアを保持する能力が高いからです。つまり残された3人センチネルが見れなかった場所を集中して守れるわけです。

この自体を避けるためには、センチネルが保持しているエリアを他の3人にも担当させる必要があります。
つまりオブジェクトを破壊することが最重要なわけです。

当たり前でしょ~と思うかもしれませんが、意外とこれが難しいのです。
セットアップが毎回同じであれば簡単ですが、通常は毎回なにがどこにあるか?を把握するところからラウンドが開始するわけです。
そんなことを毎回していたら、時間がどんどんすぎていってしまいます。
その間にも別のエリアが敵に取られてしまうかもしれない……

ここでデフォルト配置が大事であったり、相手のセットアップを覚えるが大事であったりするわけです。
書いているうちにセンチネルの話からずれていったのでここまで!

僕が言いたかったこととしては、
・守りが強いのは本当、でも理由は「エリアの保持能力」と「与えられているエリア」からくるものだと思うよ
・だから攻めのときはちゃんとオブジェクトを壊そうね

の2点でした。
攻めでもスパイク設置後は、大活躍のセンチネル。
その理由は、スパイク設置後は「守り」に陣営が変わるからなのです。
だから攻めで弱い、というのは少しずれています。

攻める際に重要なスキルは、エリアを強奪する強制力の高いスキルになります。だからこそパッシブなセンチネルは、攻めでは活躍の場が限られるわけです。(それが攻めで弱いってことだろー!と言うのはおっしゃる通り)

チェンバーがセンチネル枠としてマストピックされることで、マップによっては2センチネルも多くなってきた昨今。センチネルは守りが強い、からどうしたらその守りを崩せるのか?まで思考が及ぶともっと楽しいのかなって思います。

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