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2024 謹賀新年

 明けましておめでとうございます、と、年が明けてから9日目に書いています。

 元旦から能登半島地震、2日には羽田空港の航空機衝突事故に山手線の刺傷事件と波乱の年明けとなり、あまりお祝い気分で文章を書く気にはなれませんでした。

 年末年始ですが、大晦日はミューザ川崎でジルヴェスターコンサートでした。以前から注目していた天才トランペット少年児玉隼人君を始めとする素晴らしい若手演奏家たちとの共演。児玉君のお父さんは東京音楽大学時代にしたしくしていた後輩で、素晴らしいテューバ奏者でもあったんです。お父さんとも再会出来て嬉しい一日。
 終演後は高校吹奏楽部時代の同級生と束の間の再会を果たしてから帰宅、家族と共に母の家に行って東急ジルヴェスターコンサートを観ながらの年越しとなりました。

 元旦は朝からランニング、基礎練習、筋トレそして初詣とやるべき事をやって再び母の家を訪れ、家族がトランプ、僕はマッサージ機でウトウトしていた時にあの地震が起きました。
 スマートフォンの地震警報が5人分鳴り響き、家が揺れ、とりあえずテレビを付けたら石川県に震度7とのニュース。母の家は新築で、1階が防音になっている事もあってかなり耐震構造の高い建物なのですが、それでもかなりの揺れを感じました。
 妻の実家は新潟なのですが、すぐに連絡をする事は迷惑にしかならないと考えて少し時間を置いてから妻が電話をしたところ、かなり揺れたものの大丈夫と聞いて一安心。もともと中越地震の被災者でもあるので、防災バッグなどの備えもしっかりされているようです。
 被害の大きかった金沢や富山は年に数回レッスンで訪れる箇所とあってかなり心配しましたが、Facebookで顧問の先生が無事を伝えている投稿を見てこちらもホッとしたのでした。とはいえ被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。本当に、少しでも早い復興を願うばかりです。
 そこからは何となくニュースを流しながら夕食を取って帰宅。どうにも複雑な元旦の夜でした。

 能登半島地震についてはその後の政府の対応に怒りを感じるばかりで、自民党に政権を任せていたら本当に日本は終わってしまうとの印象がますます深まっています。政治家は当選するため、稼ぐための仕事しかしなくなりましたね、日本を良くしようと思っている政治家なんか本当にいるんでしょうか。

 話を戻して、毎年のようにお正月3日間はお休みで、4日はだいたい指導している神奈川大学の定期演奏会に顔を出します。5日にリハーサルがあって、そこから横浜みなとみらいホール、サントリーホール、所沢ミューズと3日間東京交響楽団のニューイヤーコンサートで仕事始めとなりました。
 例年1、2月は比較的のんびりのペースで演奏会が入ってくるのですが、今年この後は千葉響のニューイヤーだったりレコーディングだったりが入ってきて、2月には日本フィルの九州ツアーに2週間帯同したり、それに加え受験生のレッスンも入ってくるので忙しくなりそうです。

 年齢を考えるとフリーランスとしてオーケストラに呼んでもらえる機会も減っていく事が予想されます。指導の仕事を増やしつつ、コントラバスコンテストの毎年開催に向けて今年も動いていこうと思っています。

 これまで以上に人とのご縁を大切に、そして自らの成長を目指して一生懸命に生きていくつもりです。皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。
 

 

 

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