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伸びしろある個人旅行のための、「わかりにくい●●までの行き方」動画はできてますか?

2019年7月19日に開催された、WILLER株式会社のMaaS Meeting 2019に行ってきました。

イベントの来賓挨拶で、観光庁長官の田端浩氏から、訪日旅行のうち個人旅行に伸びしろがあることが紹介され、そこにまだ残っているいくつかの課題で、動画にできることがあると感じたので、メモを残しておきたいと思います。

●個人旅行に伸びしろがあるが、そのためには「ストレスフリーに移動できる」ことが必要
●多言語案内を進めてきたが、いまなお「交通網への不満」が19%と高い。
●交通網への不満には、「乗り換えの課題」、「アクセス手段の有無」、「交通費が高い」、「そもそも行き方がわからない」といった課題がある。
●旅行者視点のアクセス改善と情報提供が必要。
●改善ポイントは大きく2点
●1つ目は、真の意味での利用者目線に立った使いやすいサービスを提供する。
・出発地から到着地までを一気通貫で提供
・観光施設、交通施設、宿泊施設間の更なる情報連携が必要
●2つ目は、公共交通機関のみでは到達できないスポットに関する情報と手段の提供
・日本人のようにマイカーでの移動が外国人二はできない事の方が多い
・レンタカーあっても利用できない人が大勢いる

たしかに、ツアー旅行で来ている人は、バスなどに乗って移動するので、「わかりにくい」という問題が存在しないけど、個人旅行者からすれば「わかりにくい」問題はつきまとうだろうと。その後、パネルディスカッションでは、日本各地のレジャー・遊び・体験の予約サイト『アソビュー』代表の山野智久氏から、体験の情報は提供できても、そこに到達できていない・しにくい体験スポットがあることが話されました。

そんな話を聞きながら、ふと思い起こしたのが、WILLERのTwitterアカウントで投稿されているこちらの動画。

これは、電車の駅とは違って、ちょっとわかりにくい場所にあるバスターミナルやバス停への行き方を、早回し(タイムラプス)で紹介する動画です。

ただただ早回しで見せている動画ですが、出発地と到着地までの道順がカットされずに見えるので、これを見ていれば基本的に迷うことはありません。
こうした動画が、大阪梅田だけでなく、名古屋、東京、広島と、全国津々浦々のわかりにくバス停への行き方動画が投稿されています。

WILLERのTwitterアカウントではバス停への行き方動画が中心ですが、飲食店や各種観光スポットにも、こうした行き方動画があって、英語字幕(アジア諸国はツアー旅行が多いイメージなので、最低限英語があれば十分かと)を入れてあげると良いのではないでしょうか。

こうした動画はTwitterに英語で直接アップロードしつつ、YouTubeにも英語タイトルでアップしておくといいと思います。下記は私が2016年にゆりかもめのチケットの買い方として英語でアップロードした動画です。

この動画は、ゆりかもめの切符の買い方を検索するニーズを想定してつくってみたものですが、今もときどきGoogleやYouTube内で検索して視聴されています。今後も増えるであろう個人旅行と、彼・彼女らが行きたい場所に簡単に辿り着くことができるよう、「わかりにくい●●への行き方動画」の制作をお急ぎください――、と思ったのですが、こういう「わかりにくい●●への行き方動画」の外国語版をたくさん制作して、それらの動画のコンテンツ主・スポンサーとなるという手もあるのではないかと存じます。
ご興味のある方はご一報ください。

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