子どものころ

「人が生きる意義は

何だろうか。」

と考えました。

だれも

納得できる

明確な答えを

与えては

くれませんでした。

それでも

何とか

生きてきました。

仏道修行を始めて、

改めて、

生きる意義について

問い直した時、

生きる意義などと

いうものは

なかったのだと

知りました。

人の生きる意義

に限らず、

意義というものに

考えをめぐらす

ことがありますが、

明確なものは

結局のところ

「分からない。」に

落ち着くのだ

と知ったのです。

人の思いや考えの

限界です。

明確なことは

分からない。

分かっているのは

今ここに

生きている

という事実だけです。

その事実の中に

安心して暮らす

これができれば

よいのだ

と知ったのです。