[archive20160813]隔年で三度目のヒロさんのライブ

[archive20160813]以下は、2016年の文章です。

松元ヒロさんを、今年も柏にお呼びすることになりました。

10数年前に一度、松元さんを柏にお招きしたことがあるそうですが、それ以来久しぶりに柏にお呼びしてライブを行なって頂いたのが、2012年の秋でした。会場は、アミュゼ柏のクリスタルホール。今回と同じです。
遡ること半年、その年の春から夏に向かう頃、ぼくはこどもすぺーすのHさんから何故かライブ開催に向けた実行委員会への参加を打診されました。結果的に実行委員長もお引き受けしたのが、ぼくとこどもすぺーすのご縁の始まりです。当日舞台の袖で、音響担当もこなしながら、舞台でひとり奮闘するヒロさんの勇姿を眩しく眺めていました。音楽や効果音の出入りのタイミングはライブ直前の短いリハーサルで身体に叩き込みましたが、本番は冷や汗ものでした。幸いにもライブは大入りで大成功。打ち上げでは美味しいお酒を飲みました。

2014年の秋、またヒロさんを柏にお呼びすることになり、再度実行委員長としてチラシの作成や、配布、委員会の開催など、こどもすぺーすさんとご一緒して秋のライブに備えました。
ヒロさんの芸の真骨頂は政治ネタによる鋭い笑いです。2011年の大震災から既に3年以上経ち、政権は民主党から自民党に代わっていました。経済的には上向いていましたが、政治的には様々な課題が積み上がっている状況でした。ヒロさんを再びお呼びすることについて、真剣な議論があったことを思い出します。ヒロさんの政治的な立場については、それぞれさまざまな意見があるはずです。ですが、ヒロさんのライブを観ることは、政治的な立場への賛否よりはまず、笑いと風刺の中に私たちの国の政治的な状況を浮かび上がらせるヒロさんの芸に感嘆すること。
状況への賛否は、その芸に触発されながら、しっかりと自分の判断として持つこと。そのきっかけを広く提供する。そういうことでよいのではないか。
そう話し合うことで、ヒロさんをお呼びすること自信を持つことが出来たのでした。

さて、それからまた2年が経ちました。
暑い夏がやってきて、ぼくはまた実行委員長として、こどもすぺーすさんの活動のお手伝いをしています。
今年の舞台では、ヒロさんはどんな語りを、どんなマイムを、披露してくれるのでしょう。
ぼくも楽しみに、ライブを準備しています。
みなさまも、是非お出で下さい。
(こどもすぺーす柏会報「サラダ」2016年掲載)

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