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【ライブ】特別な感情を抱きまくってる龍宮城の1st TOURに行った話

龍宮城 FIRST LIVE TOUR - 2 MUCH -
2023/9/23 大阪
2023/9/24日 東京

特別な感情を抱きまくっている龍宮城の初めてのツアーに参加しました。

今までライブの感想はXに投げていましたが、Xの投稿は消えてしまう。
最高な龍宮城のことを後世に残したいと強く感じ、noteを始めました。

レポではなく、感想と溢れる思いをしたためる回です。

龍宮城の何が心を奪うのか

本編に入る前に、龍宮城の何が心を奪うのか、という前置きをさせてください。

わたしが龍宮城を知ったきっかけは、女王蜂のアヴちゃんでした。
オーディション番組に感じていた抵抗感(人の人生を娯楽として見るようで嫌だった)を、アヴちゃんへの信頼でいったん横へ置いて見始めた0年0組。

いつからか、深夜放送とHulu完全版の両方を観て、朝はアヴちゃんのインスタライブをオンタイムで観るゼロゼロ尽くしの日々。

その後、流れるようにお披露目イベント「龍宮城の龍宮場 - 0年0組 特別授業 -」に参加。
配信やCD発売を心待ちにし、MVのティザー発表に一喜一喜していました。

気付いた時には、メンバーひとりひとりの魅力に目を奪われ、人としてリスペクトする気持ちも強くなりました。

自分の限界を突破しながら、死に物狂いで舞台に立つ龍宮城。
グループそのものも魅力的ですが、龍宮城を観ていると、プロデューサーのアヴちゃんを始め、振り付け、音楽、衣装、美術、照明……表には出ない技術者たちの本気を感じるのも、すごく魅力的でした。

そんな特別な感情を抱きまくっている龍宮城の記念すべきFirst tourに参加することができたのが嬉しいので、気合を入れてここに残します。


セットリスト 構成がいい……

構成から龍宮城への愛を感じ、心鷲掴みにされました…龍宮城のいいところたくさん見せてもらえたな。

RONDO
2MUCH
Mr.FORTSUNE
校歌斉唱
★MC
JAPANESE PSYCHO
JAPANESE PSYCHO(Ray)
BL
ヴァイオレンス
★MC
平成歌謡試験
SENSUAL
SENSUAL(S.春空)
★MC
RONDO(KEIGO ソロ)
2MUCH
★MC
SHORYU (→↓↘+P)

この構成への個人的なときめきを言葉にするなら…

  • 全体を通したリプライズ

  • ソロ曲とデュオ曲を別のメンバーが歌うサプライズ

  • 選ばれし者が挑戦し続ける覚悟 

  • エンドレスヴァイオレンスの先のノンストップ平成歌謡試験

  • 作り込まれた作品の中で見せる率直な心情の吐露

  • 誰も知らない新曲発表

わたしにとって、ドラマが詰まりに詰まった1時間半……

ドラマは一曲目から始まっていました。
前公演『龍宮城の龍宮場』のラストナンバーがRONDOでした。ステージに立つ彼らは、自身の胸から前回のRONDOを引っ張り出して、ライブに挑むように見えました。
そんなふうにライブが始められる構成を、愛だなと感じました。


JAPANESE PSYCHO

ライブ序盤。
MCでメンバーの想いを受け会場に真面目な空気が流れる中、「みんな溜まってるんじゃないですかぁ?」と特殊な切り口で空気を作り変えていくKEIGOくん

気付けば、バックにはサングラスをかけた龍宮城のメンバーが待機(かわいい)

「みんなの代わりにィ……僕が吐いてあげます…JAPANESE PSYCHO!!!!!!!!」


龍宮城のリーダーはサイッッッッコウだ

キレッキレの曲にキレッキレのKEIGOくんバチバチだった。語彙も消える。

コール&レスポンスでマイクをシュッ!って差し出す振りが超soooo coooolでcuuuuuuuuteだっためちゃくちゃ楽しかった。天才だ……

しかし、乗りこなすKEIGOくんが天才だとして…
こんなヤバい曲がソロ曲だなんてアーティスト人生の難易度ヤバくない?と謎のテンションになってしまいました。

が、気付くとバックダンサーの列から、完全に煽った顔のRayくんがツカツカと前に出て来ていた。

「素晴らしいJAPANESE PSYCHOだったよ…」
「ボクも〜JAPANESE PSYCHO歌ってもいいかな?(バックダンサーの列へ収まることを促すようにサングラスを渡すRayくん)」

「人生初のソロ曲おめでとう😉★」

いやだ〜〜〜〜〜〜〜〜煽り方が達者すぎて嫌すぎる。Rayくん煽りまでハイスペックなのおもしろすぎる龍宮城

でも、まって?KEIGOくん人生初のソロ曲を………
ねぇ前座にされたの!????なんて地獄のセトリ!!絶対奪い返せよ!?という謎の感情を湧き上がらせつつ

Rayくんの「声出せるよね?……えっまって、みんな大丈夫?そんなもん???」に、盛り上がらないわけ無いフロア

KEIGOくんがワッ!!!と上げたその熱も、人生初のソロ曲も、ぜーーーーーーーーーーんぶ丸々掻っ攫ってさらにぶち上げるRayくん強すぎ丸

人のソロ曲だからって、手加減なしで持ってる引き出し全開で挑んでくれる
盛り上がりが約束された空気を嫌味なく掻っ攫えるRayくん。初披露で適任のライバルすぎた

でもRayくんがここまでやっちゃえるのは、曲を勝ち取ったKEIGOくんへのリスペクトもかなりあるように感じて、総じて最高だった。

KEIGOくんがぶち上げればぶち上げるほど、後のRayくんの登場はめちゃめちゃ盛り上がるし、その波を乗りこなせるのはRayくんしかいない。

双方が無茶苦茶にやればやるほど、龍宮城のライブが盛り上がるのをわかってる二人のやり合いが最高にかっこよかった。

後のMCで、春空くんが「JAPANESE PSYCHOはKEIGOが1番合ってたし、1番上手かったので、KEIGOに決まりました」って、まっすぐな心で言ってた。
本当にそれよな。 

そんな二人のソロ曲披露の後、そのままBLになだれ込んでいく展開はあまりに天才だった。
今この瞬間生まれた感情をそのまま利用するエグみ。きっとこれからまたBLをやることになっても、同じものは見られないんだと思わされた瞬間だった。


SENSUAL

JAPANESE PSYCHOとは全く違う雰囲気だった。
二人のJAPANESE PSYCHOからSENSUALの披露にいたるまで様々なことがあり(ソロの衝撃がBLで上書きされ、さらに平成歌謡試験で上書きされる)、ITARUくんとKENTくんの登場はサプライズ感満載。

なんたって、パフォーマンスめちゃくちゃ良かった…

アヴちゃんが龍宮城に用意した曲はどれも歌いこなすのがかなり難しいと思っているけど、SENSUALに関しては二人の中ですでに世界が完成されているんだと感じた。

振り付けの繊細さもパフォーマンスとしての完成度も、声色も思い描く情景も、ITARUくんとKENTくんの相性の良さが、同じ時間を過ごしてきた二人だって感じさせる。
パフォーマンスに求めるものが割と似ているような気がする二人。
振り付けの美しさ含めてライブ映像をいつか見返したいと願います。本当に美しかった。

そして、その美しい空気に満たされたまま登場したのがSくんと春空くんだった。
ドラマや舞台を差し置いても、あの二人はバンパネラのようだなと思う。エドガーみたい。青い血が流れるような二人のSENSUALだった。
ソロ組のライバル感と反して、デュオ組がお互いにふたりの空間を大切にしているのがすごく素敵だった。


RONDO

声量がすごい………めっちゃ大きかった……声量が前回聴いた比じゃなかった。声が太い。それでいて、どんどん伸びる。
ホールの壁や天井に向かって、ぐんぐん声が伸びていくみたいな感覚があった。

何より、この曲は彼らにとって1番古い自分たちの曲なのに、ひとつも流さず歌詞と音に真剣に向き合っているのが客席に伝わって感動した。
学級委員長が歌うパートが分割され、校歌としての役割にも一つ変化を感じました。

一挙手一投足に上がる黄色い声援を受けてもなお、真っ直ぐと前だけを見つめる彼らの目が素晴らしかった……。


龍宮城のライブは愛しかない

龍宮城が大切にされているのがすごく嬉しい。
ありとあらゆる全てのチャンスにトライして、高みに上り詰めて欲しいと望んでしまいます。

しかし……、どんなに準備が整っていても、フロアを巻き込んでぶち上がらせられるか否かは、舞台に立つ彼らにかかっている……
そんなワクワクするライブが観られるなんて、なぜか想像だにしていませんでした。


龍宮城というグループは最高(長尺)

全てのことに意味がある/意味を作り出すことができることを、龍宮城を見ているとすごく感じます。

プレお披露目公演『龍宮城の龍宮場』では、公演数を重ねるたび「エンドレスヴァイオレンス」の回数を増やしていく地獄がありました。

全ての人にとって、自分が見たステージが特別になる。
いつだってその人が見たその舞台こそ最高だってことを、真実にしてくれているように感じます。

舞台だろうがツアーだろうが、同じステージはないと観る側は思うけど、立つ側が「今は今しかない」と、一回一回に賭けてくれる。こんな嬉しいことはありません。

今回のツアー、道を突き進んで行く覚悟に痺れました。
龍宮城はパフォーマンスひとつで客席を絶対に楽しませるって勝負に出ている感じ。

媚びないところも素敵です。
客席にいると、ファンの黄色い歓声と彼らのパフォーマンスにギャップを感じるくらい。
龍宮城のメンバーが黄色い歓声の中、真っ直ぐただ前だけを見つめている姿の異様さが印象的です。

今回のツアーはそれが、前回よりもより鮮明だった。この空間を好きな人に早く見つかってほしいです。

ファンサービスがファンの心を繋ぎ止める役割をするものだとしたら、彼らはそれ無く………いや、パフォーマンスの全てをファンサにして夢中にさせてみせるヤバさがある。

歓声に個人的なウィンクや指差しじゃなく、パフォーマンスで返すなんてめちゃくちゃ最高じゃない???舞台に立つ全ての瞬間がファンサになる。
ファンがたまたまそこにいたことを、幸運と思うような世界を龍宮城が作るのかなお思うと楽しみでしかたないです。


メンバーの好きなところを話したい

ライブを観て、箱推しという気持ちより、はるかに強く一人一人へのリスペクトが爆上げしてしまいました。

人間こんなに自分の意思で変化することができる生き物なんだと、衝撃を受け続けています。

そういうわけで、みんなが最高だったから、みんなの最高なところを残しておきたい。

龍宮城はみんな最高です……

◯ITARUくん
語る言葉の誠実さを聴くと、空気を支配する柔らかい歌声はその心から地続きなんだと感じる。
ITARUくんの世界観が、龍宮城に大きな影響を与えているところもすごく良い。
そして、ただただひたすらに笑顔がかわいい。
ITARUくんのザ⭐︎ピース間奏で握手会してなかった?めちゃめちゃかかわいかったです。

◯Sくん
目も良いけど、声がいい。
Sくんの声から感じる主人公感はなんて得難いんだと思います。そしてとにかくかわいい。
ファンからの黄色い歓声を浴びたSくんが思わずはにかんで、その笑顔にファンがまた黄色い歓声を上げる。歓声にはにかむのを目撃したくてつい見てしまいます。

◯Rayくん
賢くて器用なRayくんが、全ての武器と引き出しを惜しみなく使ってメンバーに挑んでいる時の本領発揮っぷりヤバかったです。
リスペクトと龍宮城への愛が溢れているのが伝わるところ、なんてエンターテイナーなんだと思わされました。Rayくんがメンバーと一緒に歌ってる時に向ける、信頼に満ちた笑顔がめちゃくちゃかわいい。

◯春空くん
春空くんの声は口から出た途端、龍のように意思を持って自由に飛び回るように見える。人の声が見えたことはないのに、実態があるみたいで不思議でした。
その龍を自由にしてやる懐の大きさを感じる佇まいが春空くんの得難いところ。
あと、ダンスを踊る楽しさを知った喜びが伝わる表情が最高。今回の衣装も相まって、手足の長さが舞台映えが尋常じゃない。美。

◯KENTくん
Xにも思わず呟いたけれど、KENTくん本当にヤバかった。
彼の突き進む方向は、真っ直ぐ「洗練」に向かっているように見える。あの人本当にかっこいい……
個人的に、龍宮城のブチギレの鍵はKENTくんだと思う。龍宮城のライブのMCの最適解では?
正面に向き直った瞬間、こちらが怯むような緊張感を身に纏えるタイプの人間……魂がかっこいいタイプ…

◯冨田くん
彼が率直に心を言葉にする時、もがきながらも弱さを曝け出して舞台に立つ姿はかなり胸にくる。
リプライズで披露した2MUCHの冨田くんは会場のボルテージが爆上げでした。
冨田くんが自分の武器に気付くその瞬間に立ち会いたいけど、次回のライブではもう振りかざされている気がします。

◯KEIGOくん
Mr.FORTSUNEで片鱗を見せていたあの声色が頭角を表して、ソロ曲で大変なことになっていた。泣きのギターソロみたいな歌声が刺さりすぎて毎度やられています。
かと思えば、ザ⭐︎ピースでのアイドル歌唱も完全再現されていて、心臓が何個あっても足りないくらいでした。
でも、きっと一番しっくりくるのは弾き語りの歌声なのかな。
わたしはKEIGOくんが訥々と心情を伝えようと選ぶ言葉がかなり好きです。0年0組最終話、静かに燃えるような彼の言葉が突き刺さってファンになりました。
今も折に触れ、率直な彼の言葉が聞けてうれしいです。


龍宮城から受ける熱量は半端じゃないから、たくさん受け取ってしまって膨大な文量なってしまいます。
しかし、粗くてもこのnoteをできるだけ続けていきたいです。

もしここまで読んでくださった方がいたら、本当に本当にありがとうございます。
次回はもっともっと読みやすくします。

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