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わたしと猫

【 アウトプット 】

ずっと前から 猫ちゃんとの生活を夢見てたわけじゃないんだ


元々 一生ひとりでいいなって思ってた、今年の夏まで
男と暮らしたことあるけど、別れてひとりに戻ると すんごい楽
色々見聞きしすぎて結婚や家庭への憧れもないし
子供を産むことは 考えたこともない

動物との暮らしは、一度も考えたことがなかった
弟が動物アレルギー (最近 母と話してたら 誤 : 動物 → 正 : 猫アレルギー と訂正された  そこ結構重要なのに間違えて言わないで欲しかった 苦笑)で、幼少期から「絶対動物に触っちゃダメ!」って育てられたから
ずっと「可愛いなぁ」とは思ってたけど、なぜか母の教えを頑なに守り続けて、一人暮らししてからも実際ほぼ触れたことなかった


なぜ急に猫ちゃんをお迎えしたくなったのか


2023.6月  推しのLIVEで上京した
もう何年も、年に最低3回、ひどい時(笑)は2週に1回 を 3ヶ月連続とかで上京してる
毎回 1日目:LIVE 、2日目:TDL/S 、3日目:買い物かプラネタリウム が定番だった

でも今年の初めくらい? からBAKENEKO CAFEさんのSNSを観るようになって
キッカケは覚えてないけど
前々から各所 観る専の推し犬・猫ちゃんはいたけど、ご家庭の子だったり、他県の子だったりで 会いに行くという選択肢はなかった
けど、BAKENEKOさんは よく行く東京だし、会いに行けるCAFEだしで、6月の上京時は2日目をBAKENEKO CAFEさんにした

ずっと、X やインスタで こはだ君可愛いなーって思ってた
わーい、会える、うれしいなって
実際会ったら やっぱりめちゃくちゃ可愛くて、初めて意思を持って触れさせてもらって 幸せだった

でも、そこに SNSで見たことなかった子がいた
毎日BAKENEKOさんのポストやインスタ観てたのに、初見の子
店長さんに伺ったら、まだ名前募集もしてない 仮デビュー中の 後の とろろ君だった

わたし 猫カフェ初めてだし、というか 意思を持って動物に会いにきたのも初めてだから、とにかく皆んなのストレスにならないように、無理に触れたりせず、他のお客様が遊んでるところを 遠巻きに観るだけにした
寝顔観てるだけでも充分嬉しかった

なのに、とろろ君 ニャオニャオいいながら 寄ってきてくれて、グイグイ スリスリしてくれて
わー、この子 天使だなって

で、あー 幸せだったわー、癒されたわー って、ひとつの”イベント“が終わって、次の日はプラネタリウムを楽しんだりして帰宅
カメラロール見ながら、今回の旅も3日間楽しかったなーってそんな印象だけ


そしたら、その数日後に 後の めかぶ君の動画がupされて
そのキャプションが「お名前募集中新人猫(後の とろろ君)の兄弟猫で、この子も多頭崩壊からの入店となります!」だった

「も」?

Zさんのツイートで、多頭飼育崩壊の悲惨な現場状況見聞きして憤って泣いてたし、
「え? 『も』って あの子(とろろ君)も あの過酷な現場からレスキューされた子なの??  人間の身勝手で あんな辛い思いさせられてたのに、なんで あんなに人間信用してスリスリしてくれたの???」って 涙止まらなくなって

絶対 絶対 幸せになって欲しい!って


それでも「なって欲しい」って心で応援するだけだった
のに
その直後 めかぶ君に リンパ腫の疑いが出て、「なんでよ!この子達 もう散々辛酸舐めたのに、幸せになるべき子達なのに なんでよ!」って
段々 あの兄弟への思い入れが強くなっていった

絶対 絶対 幸せにしたい!って
わたしが幸せな環境を提供したい!って



わたしさ、子供の頃から 希死念慮があって
Zさんも以前 自殺念慮と混同してらしたし、精神疾患だと思ってる方が多そうだけど、わたしの中では 単なる個人の思考の話
自殺念慮と違って、自分を傷つけようとしたこともないし、親より先に死ぬなど 絶対にあってはならないと思ってるし、聞くと心配してくれちゃう優しい人もいるから絶対に誰にも悟られないように よく笑っている
誰も悲しませたくない
ただ、自殺以外なら 今死んでもいい、誰かの身代わりになれるなら尚よし ってだけ

だから 救急車通ると、この人が後遺症もなく今後の人生楽しめるように わたしの生命力わけますので 何卒よろしくって祈ったり
夢ある子が希望の道に進めますようにって 僅かながら支援したりする

負けず嫌いだから、勉強も仕事も 必死に努力する
楽しいこと好きだから、めっちゃはしゃぐ
至って普通
ただ、来月の旅行が楽しみだから今は死にたくなーい とか、なになにするまで長生きしたい!とかがないだけ

生きてくには 野菜だったり動物だったり 誰かの命を戴いていて
しかも それを得るために お金を稼ぎ続けなきゃならなくて

そうまでして 生きる意味がわからない
わたし死んだら 口減しになるよね?  他者を犠牲にしてわたしが生きる意味とは? みたいな自問自答が幼少期からずーーーーっと続いてる
でも 子供ながらに それが所謂 健全な思考でないことは理解していて
誰かや まして 必死に育ててくれてる母に言うわけなくて

だから 胸の中でお願いしてただけ
罪のない誰かの代わりに わたしをどうぞって



でも、とろろ君とめかぶ君のお迎えを考え始めてから、考えが変わった
生きる意味ができた
彼らを一生守るためには、わたしが健康で長生きしなきゃいけない

だから 久々に健康診断に行った
久々すぎて疾患あるかも……って思ったら、健康だった

猫2匹可物件を探した
ペット可のところは ほぼ 小型犬1匹のみ
猫1可はあったけど、賃料相場の1.3割り増しで、しかも意味不明に 礼金+2ヶ月 追加とか
猫2可 ほんとに見つからなかった

7月  とろろ君めかぶ君に会いたさが爆裂して翌朝 緊急上京した
「既にお話がきているんです」と言われて、号泣しながら帰った
でも その後も彼らのリールには #里親募集 がついていて、ご縁が流れてしまったんだな、わたしが幸せにしたいなと思った
引き続き物件を探した

8月  依然として #里親募集 のタグがついていた
見る度に泣いた
店長さんに連絡し、わたしが里親になれる可能性を伺った
「今まで遠方の方に譲渡したことはないんです」とやんわり断られた

9月  2ヶ月かかって、ようやく猫2可物件が見つかった
初期費用バカ高だったけど、頑張って払った
6年前から自炊せず 毎日外食かUber、アホみたいなエンゲル係数だったけど、今後はお金を猫ちゃんに全振りしたいのでoneをやめた

猫2可物件への引越しが決まったので里親申請をしたいと店長さんに連絡した
店長さんは丁寧に細かく、問題点を指摘してくださった
改善策を探した

引越しを敢行することについて、職場の人に「お迎えできない可能性が高いのに? え〜 せつなーい!」って笑われた
悲しかった

10月  引越
節約の為 6年ぶりに自炊を再開
意外と楽しい
男と暮らしてた時は副菜とか考えるのが面倒だっただけで、自分だけなら食べたい一品で良い
なにより自分好みの味だから美味しい
しかも毎夜使っていた金額の1/10程度で作れる  感動

以前は徒歩15分だった通勤
通常ここからだと公共交通機関利用
でも どれだけ節約できるかやってみよ とノリで徒歩通勤してみたら サクサク歩けた
体重も少し減った

あの子達お迎えしたいって気持ちで
引越して、自炊して、歩いて
怠惰な生活が どんどん整っている
ありがとうね

11月  再度店長さんに連絡した
日帰り上京し、お話しする時間を作って頂いた
結果、様々な 納得の理由で断られた
とても丁寧に説明してくださり感謝しています
店舗で号泣して申し訳なかったです
地下鉄でも 飛行機でも 帰宅後も号泣し続けた


彼らをお迎えすることだけを考えての引越しだったので、振り出しに戻った
一生ひとりでいい、遠方から できる支援だけしていこう

でも、保護活動をしている同僚に「東京の子達への想いを知っているから簡単に残念だったねとは言えないけど、その分 他に2匹救えるんだよ!」と言われて ハッとした

福岡にも保護猫ちゃんはいる
まだ 保護すらされていない子達もいる
みんな同じく尊い命
わたしが救える子達がいるかもしれない

12月  某センターに連絡した
わたし一人暮らしで……と言い終わる前に「あー、ダメダメダメ!一人暮らしの方には譲渡しないってHPにも書いてるでしょ! 保護活動してる同僚さんのお手伝いでもしたらどうですか?」って電話を切られた
救えなかった

以前 職場の人に「どんな猫ちゃんがいいんですか? 色と柄とか?」と聞かれたことがある
すごい違和感だった
わたしだって 北欧系美少女に生まれたかったよ
ブルーハーツの「青空」という曲が好きだ
“生まれた所や 皮膚や 目の色で
いったい この僕の 何が わかるというのだろう”

同僚が預かっている保護猫ちゃんや、そのまたお知り合いのボラさんの猫ちゃん達と触れ合った
みんニャ可愛かった



わたしと猫の物語は続いている
今日は遅いので また今度

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