見出し画像

がんばりました

【 ステップ アップ トゥ アダルトズ 】

2024/1/20(土) 雅と尊の避妊去勢手術
推定月齢6ヶ月を迎え、保護主さんに「尊くんのスプレー行動が始まってしまう前に手術した方が良いですよ」とアドバイスを頂いた
自身が麻酔を要する手術をしたことがない為、ふたりにつらい思いをさせてしまうことに予約時点からナーバスになった
しかし、発情期のストレスや 病気リスクを考えると、すべきだと判断

これが初めての動物病院
毎日ごはんは ちょこちょこ食べの為 いつでも食べられるようにしてきたが、手術前日は絶食の為 寝る時に片付けるよう指示された
ふたりにそのことがわかるわけもなく、食べたい時にごはん皿がカラなのが申し訳なかった
しかも しょんぼりするだけで、わたしに訴えてこないんだよな…… 慎ましくて キューっとなる

キャリーに入ってくれるか心配だったが、3日前から出しておいたところ 意外にも興味津々で入って寛ぐように
当日も洗濯ネットなしでスムーズに入ってくれた
朝7:30 親切な同僚の車で出発
過去3ヶ月間 隔週の譲渡会移動で慣れていたのか、鳴くことも 暴れることもなかった

8:00 病院到着
「マイクロチップが義務化された」という同僚2人の誤報(※実際には生体販売業者は義務化、家猫は努力義務)により、同時にマイクロチップもお願いした
同意書にサインし、ふたりを預け、13分後のバスで一旦帰宅……するはずだった
バス停までの道でスーパーを発見
取り急ぎ必要なものがあったわけでもないが、ふらりと立ち寄ってからバス停に着いたら、1分前に発車していた
次は30分後…… 事前確認が足りなかった
小雨が降る寒空の下、ダウンではなくパーカーを着てきたことを後悔

9:00頃 ようやく次のバスに乗車
安堵してスマホを触り 暫く経ってから行き先をチェックすると…… なんと 逆向きのバスと判明
そもそもバス停を間違えていた
gg mapsさえあれば上京時にも困ったことがないのに、ふたりが気がかりで 冷静ではなかったようだ
慌てて最寄りバス停で下車し、道を渡って反対のバス停へ
次のバスは……25分後?! 嘘やん……

予定よりかなり早く、gg mapsで表示されたバスではないが 行き先が同じバスが来た
「まぁ目的地が一緒だし、何より寒すぎるし乗るか」と震えながら乗車したが……これも判断ミス
途中で乗り換えが必要らしい
混乱して 3つ目で下車
今度こそ gg maps様にご教示頂いたバスを待つ
この時点で10:20頃  優に1時間以上ロスしている

ふたりがうちに来てから脱走が怖くて窓を開けられず、ペットボトルや不燃ごみを ベランダのダストボックスに捨てられずにいた
手術中にその片付けや、窓全開での掃除、昼夜ご飯の支度をしようと思っていたのに

帰宅後 汗だくで上記完遂したのが13:00頃
夢中すぎて気づけなかったが、11:19に病院から着信が入っていた
慌てて折電すると、ふたりとも順調に手術が終わったとのこと
14:00までにお迎えに行くと伝え、再びバスで病院へ
(※埋没法の為、女の子も日帰り可能な病院)

バスの遅延で若干遅くなったが、14:15頃お迎え
その際「ちょうど雅ちゃんの乳歯が抜けたんですが持ち帰りますか?」と聞かれ 受け取った
乳歯は飲み込んでしまうことが多い為 見つけること自体がレアで、見つけるとラッキーとされている
が、先日記載した通り 1/1の初発見からこれで ふたりあわせて5本目
もはや わたしの中では珍しくないが、今まで波瀾万丈な人生だった分 一気にラッキーが押し寄せたのかもな
(ちなみに その日の夜 ソファでもう1本見つけた)

14:43 タクシーで帰宅
帰りも おとなしく、何ら問題なかった
「痛いことする所に連れてったママきらい!」って拗ねられたり 部屋の隅でうずくまってしまうのではと覚悟していたが、それもなし
キャリーから出ると いつも通り甘えてきた
ただ、尊は傷口を舐めるだけだが、雅は噛んで引っ張ってしまう
慌てて病院に連絡すると、要らない服の袖や レッグウォーマーを使って 術後服を自作するよう勧められた
急いで作ったが、結果 雅は頑なに首を通してくれなかった
(夜に保護主さんにも相談し、首輪をつけて注意を逸らすよう指示された
翌日買いに行こうと思ったが、翌日は噛むことがなくなった為 様子を見ている)

「麻酔の影響がある為 水は16:00から、チュール半分くらいなら23:00から、ごはんは翌朝から」と指示されていた
前夜から絶食していた為お水やごはんを欲していたが、心を鬼にして指示通りスルー
ブランチを食べたわたしですら空腹だから、ふたりは相当つらいはず
飲食できないストレスからか、ふたりとも 術後とは思えぬ程  闘志満々でニャンプロをし始めた
止めに入って それぞれ撫でて落ち着かせ 睡眠に誘導
23:00過ぎまで眠ってくれた

いつもは目覚めてすぐにお水を欲しがるが、先程と一転 ふたりとも 全く飲もうとしない
事前にggっておいたが、麻酔が切れた後に痛みやストレスで食欲が低下するのは あるあるのよう
ただ、せめて水分は摂って欲しい
保護主さんにも「空腹ストレス状態よりは 少なめにごはんを食べさせる方が良い」とアドバイス頂いたので、こんな時の為に買っておいたウェットフードを準備
うちに来て初めてのウェット
好みかな……という心配をよそに、ふたりとも開封直後の香りだけで目をキラキラさせ飛びついてきた
ガツガツ! ガツガツ!
そんな勢いよく食べて大丈夫?!(学習通り 分量は1/4にしておいたので多分問題ない)

食欲が満たされたら また睡眠
起きて傷口を舐めたり 甘えたりして また睡眠
何度目かで尊が先に目覚めた
ここで予期せぬ問題発生

開腹手術の為 剃毛されていた雅
今まで被毛で覆われていたおっぱいが露わになっており、それに気づいた尊が 赤ちゃんのようにチューチュー吸い始めた
傷口も近いので、組み手の要領で顔の前に手を挟み止めに入る
が……めちゃくちゃ おっぱいに執着している
15分程 静かなる攻防
その後 雅も目覚め、以降は吸おうとする度 雅の蹴り蹴り攻撃で返り討ちにあっていた
(以前 保護主さんの元にも同じことをした子がいたそうだ
赤ちゃん返りなのかな)

翌日曜と 念の為に事前有休を取っていた月曜は、ほぼ通常運転
というか、いつもより激しい運動会
毎日1時間 わたしと本気のじゃらし遊びをしていたのに、ここ2日間していないから フラストレーションが溜まっている模様
でもなぁ〜 じゃらしを出すと目の色変えてアクロバティックに追いかけ回すから、傷口が塞がると言われる5日間は我慢だよ

病院で「術後、段差とか大丈夫ですかね?」と尋ねていたが愚問だったな
手術当日から 普段通り ソファ → カウンターキッチン → レンジフード → 冷蔵庫 、キャットタワー → カーテンレール、ベッド などピョンピョン移動
尊も縫ってるけど、雅 あなた開腹手術したんだよ?
猫さんの身体能力たるや

とにかく ふたりとも よくがんばった!
これが ワクチン以外での最初で最後の病院でありますように


わたしと猫の物語は続いている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?