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【SCP】カノン目録を作ってみました

こんなものを作ってみました

こんにちは、鎹 (かすがい) です。
SCP財団のトップバー、あそこを押すと出てくるリンクの中に『カノンハブ』ってあると思うんですが、見に行ったことはありますか?
『壊された虚構』とか『わるいざいだん』とか、色々載っていると思います。

実はあれ、現在英語版だけで44個、日本語版だけで18個あります。他支部のものや、構想中のものを合わせると、まあ余裕で100個を超えてしまいます。恐ろしい数ですね。

個人的にカノンが好きで前から色々調べていたのですが、これだけ種類があるといちいちどれがどんなカノンだったか覚えておくのが大変です。そこで、個人的に備忘録的なページを作ることにしました。

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カノン目録 - SCP-JP環境再現サイト

SCP-JP環境再現サイトというのは、SCP財団 日本語版 (SCP-JP) のスタッフである7happy7さんが設立された、非公式のサンドボックスサイトです。自由に参加が可能なので、ここをお借りさせていただきました。

カノン目録は、全支部のカノンについてなるべく情報を収集するためのページです。元々個人用途で作っていたページを流用したものですが、カノン目録の方は追記フリーになっていますので、各自備忘録代わりにでも使っていただけたらなと思います。

カノンとその分類

カノンというのは……実はハッキリした定義は無いのですが、概ね次のように説明できます。特定の「つながり」 (テーマや設定、プロット) で結ばれた作品群から成る、多人数合作企画。「何かがズレてしまった」財団世界についてお題的に自由に執筆していいものもあれば、あるストーリーを展開するために複数人でプロットや設定を練り込んでいく場合もあるなど、カノンの性質は多様です。

上のカノン目録では、2軸式でカノンが大体どんな性質なのかを分類しています。サイト上の運用面から分類する運用形態法と、世界観的な設定面から分類する作中形態法です。この2種の分類法を組み合わせることで、ある程度どんなカノンなのか掴みやすくなります (とはいえ、現実には複数要素を兼ね備えていることの方が多いので、あくまで「大体こっち」ぐらいの分類法です)。

運用形態法

運用形態法では、以下3つの分類があります。
■ テーマ型
中核的なテーマや基盤設定に基づき、各々で自由に創作するスタイルです。代表例としては『わるいざいだん』が挙げられます。

ワールド型
ある特定の世界観内で創作するスタイルです。基本的にはカノン内で設定が共有され、各作品が世界観のネットワークを構築する傾向にあります。代表例としては『第三法則』が挙げられます。

■ シリーズ型
中核的なシリーズが1つまたは複数あり、それを“連載”していくスタイルです。基本的にプロットやキャラクター、舞台の設定は強固に固まっており、創作上の自由度は下がりますが、同時に最もまとまりが出ます。代表例としては『ODSS』が挙げられます。

作中形態法

作中形態法では、以下3つの分類があります。
別世界型
一般的に共有されている財団世界像 (メジャーカノン) とは根本的に世界観を変えているスタイルです。いわゆる「Ifもの」ですね。カノンと言えば、こういうものをイメージされる方も多いんじゃないでしょうか。代表例としては『わるいざいだん』が挙げられます。

設定追加型
メジャーカノンと大きく乖離せず、そこに設定を追加するようなスタイルです。特定の財団部門や異常領域、要注意団体について掘り下げるものはこのタイプが多いですね。代表例としては『AIAD』が挙げられます。

なお、実は別世界型+滅亡型の合計数よりも、設定追加型の方が数が多かったりします。意外ですね。

滅亡型
世界が滅びていくまでの過程 (アポカリプス・フィクション) や、終焉後の世界 (ポストアポカリプス・フィクション) を描くスタイルです。いわゆる「終末もの」ですね。別世界型の派生とも言えます。代表例としては『共異廻歴』が挙げられます。

これらを組み合わせて、各カノンの位置づけを大体このぐらいかな?と分類しています。『壊された虚構』ならテーマ型/別世界型が近いかな?という風に。

この分類法は、割と使い勝手がいい気がするので、良かったらご使用ください。

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最後にもう一度リンクを貼っておきます。
カノン目録 - SCP-JP環境再現サイト

それでは。

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